スペインの世界遺産とスペイン南部の旅～コルドバ歴史地区・グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン・セビリアの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館・ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群・カセレス旧市街・メリダの遺跡群・サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院・ドニャーナ国立公園～

スペイン世界遺産スペイン南部旅

スペインの世界遺産とスペイン南部の旅

「スペインは、ヨーロッパの中でも特に情熱的なイメージのある国ですね。」
「そうですね。」

「日本から観光へ行く人のほとんどは、「闘牛とフラメンコの街」というイメージを抱いて、スペインに旅立つのではないかと思われますね。」
「はい。」

「フラメンコと言えば、フラメンコ（flamenco）は、スペイン南部のアンダルシア地方に伝わる芸能で、歌、踊り、ギターの伴奏が主体となっている。フラメンコの歴史と発展にはヒターノ（スペインジプシー）が重要な役割を果たしている。さらにさかのぼると、ムーア人の影響もみられる。」

「闘牛と言えば、闘牛は、牛と牛、または牛と闘牛士、牛と犬が戦う競技、あるはその競技に用いる牛である。牛と闘牛士が戦う競技は、スペインやポルトガル、フランス、ラテンアメリカなどで行われており、特にスペインでは闘牛は国技とされ、盛んである。」

「しかし、実はこのステレオタイプのイメージを持つ地域というのは、スペインの中でも南部地域に限られていますよ。」
「そうなんですか。」

「北東地域はフランスに近い地域なので、北西部、南部スペインとは全く違う文化を繰り広げていますし、使う言語もかなり違いますよ。」
「そうなんだ。」

「中央部は海から離れているので、また違う文化が広がっていますよ。」
「はい。」

「北西部も、スペインらしくないイメージの場所が広がっていますよ。」
「はい。」

「「スペインらしい文化」と言うのは、南部スペインが発祥地であることが多いですね。」
「そうなんですか。」

「イメージを裏切らない街を探しているのであれば、南部へ行くのが賢明ですね。」
「はい。」

「スペインの南には、「アンダルシア」という地域がありますね。」
「はい。」

「テレビで見たことのある人も多いかと思われますが、この地域は前述した闘牛やフラメンコの発祥の地となっていますよ。」
「そうなんだ。」

「スペインの中で、最もスペインらしい雰囲気をたずさえている地域ですよ。」
「はい。」

「スペインならではの色濃い文化が楽しめますよ。」
「はい。」

「さらに、セビリア大聖堂やアルカサル、インディアス古文書館やコルドバ歴史地区など、世界遺産が多数点在していますよ。」
「そうなんですか。」

「インディアス古文書館と言えば、インディアス古文書館は、スペイン南西部、アンダルシア州の都市セビリアにある公文書館である。コンキスタドーレスによる中南米の植民地支配やフィリピン統治に関する文書資料を所蔵。もとは16世紀に商品取引所として建造されたスペインルネサンス様式の建物で、エル－エスコリアル修道院を設計したファン＝デ＝エレラが手掛けた。1987年、「セビリアの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館」の名称で世界遺産（文化遺産）に登録された。」

「アルカサルと言えば、アルカサル（Real Alcazar de Sevilla）は、スペインのセビリアにあるスペイン王室の宮殿である。14世紀、カスティーリャ王ペドロ1世の命により、イスラム時代の宮殿の跡地にムデハル様式で建設が始められた。グラナダのアルハンブラ宮殿を意識した構造になっている。15世紀から16世紀にも増築されたため、ゴシックやルネサンスなどの様式も混じっている。」

「セビリア大聖堂と言えば、セビリア大聖堂とは、スペインのセビリアにあるカテドラルである。スペイン最大の、世界では3位の大きさの大聖堂と紹介されている。ちなみに1位はローマのサン・ピエトロ大聖堂、2位はロンドンのセント・ポール大聖堂である。ギネス世界記録認定に限っていえば世界一ともいえる。」

「コルドバ歴史地区と言えば、コルドバ歴史地区は、後ウマイヤ朝の都であったコルドバにある世界遺産（文化遺産）地域である。メスキータやローマ橋などの建造物とユダヤ人街が登録されている。後ウマイヤ朝時代、メスキータはモスクとして建てられ、市の中心であった。その後レコンキスタによりキリスト勢力が失地を回復すると、メスキータの一部は壊され、キリスト教会に改築された。メスキータの窓などはイスラム装飾が残っている。」

「スペインの歴史を巡る旅がしたいなら、南スペインへ行くしかありませんね。」
「わかりました。」

「「知らない世界遺産ばかりだし、そもそもセビリア大聖堂って何？」というような方も、いらっしゃるかと思われますね。」
「はい。」

「なぜそんなに多くの世界遺産があるのか不思議だと言う方も、いらっしゃるでしょう。」
「そうですね。」

「しかし、答えは単純明快ですよ。」
「はい。」

「スペインは、キリスト教徒の巡礼地になっている場所や、キリスト教に深く関連する場所が多く存在する国ですね。」
「はい。」

「そのため、世界遺産にも必然的にキリスト関連のものが多く現存していますよ。」
「そうなんだ。」

「先ほどご紹介したセビリア大聖堂は、スペインで最も巨大であるとされていますよ。」
「そうなんですか。」

「カテドラル（大聖堂）なのですが、この大聖堂があった場所はかつてキリスト教徒によってレコンキスタ（国土回復運動）が行われた場所ですよ。」
「はい。」

「レコンキスタ（国土回復運動）と言えば、レコンキスタ（スペイン語：Reconquista）は、718年から1492年までに行われたキリスト教国によるイベリア半島の再征服活動の総称である。ウマイヤ朝による西ゴート王国の征服と、それに続くアストゥリアス王国の建国から始まり、1492年のグラナダ陥落で終わる。レコンキスタはスペイン語で「再征服」（re=再び、conquista=征服すること）を意味する。ポルトガル語では同綴でルコンキシュタという。日本語においては意訳で国土回復運動（こくどかいふくうんどう）や、直訳で再征服運動（さいせいふくうんどう）とされる。」

「15世紀までイスラムに支配されていたスペインならではの、貴重な文化財産が点在していますよ。」
「はい。」

「南部スペインに行った時は、是非そのような歴史の面影を感じてください。」
「わかりました。」

「世界遺産の多いことで知られるこの南スペインは、北アフリカに近い地域ですね。」
「はい。」

「そのようなポイントも、チェックしておくことをおススメします。」
「わかりました。」

「北東スペインがフランスに接近しているのに対し、北西スペインはポルトガルと接近していますね。」
「はい。」

「さらに、スペインの南部は北アフリカに接近しているので、本当にそれぞれのカルチャーがばらばらになっていますよ。」
「そうなんですか。」

「色々な地域を回ってみると、「同じスペインでもここまで違うのか」ということに驚かされる筈ですよ。」
「そうなんだ。」

「世界遺産を見に南スペインに行かれる時は、暑さ対策をしておくのが得策ですよ。」
「はい。」

「40度を超す気温に達するので、熱射病にはくれぐれも注意してください。」
「そうなんだ。」

「地中海沿岸らしいカラッとした陽気が続く筈ですよ。」
「はい。」

「日本のジメッとした夏が苦手な方には、心地良い気候と思われますよ。」
「はい。」

「しかし、日陰の少ない世界遺産も多いですよ。」
「そうなんですか。」

「なるべく帽子を持って行った方が良いかも知れませんね。」
「はい。」

「見たい世界遺産への移動時間を工夫すれば、アンダルシア州の世界遺産をいくつも見学することができますよ。」
「そうなんだ。」

「フラメンコ発祥の地のアンダルシア州と言えば、アンダルシア州（Andalucia）は、スペインを構成する自治州の一つである。スペイン南部に位置し、北はエストレマドゥーラ州とカスティーリャ＝ラ・マンチャ州、東はムルシア州、そして西はポルトガルと接し、南は地中海・ジブラルタル海峡・大西洋がある。州都は、セビリア。自治州政府はフンタ・デ・アンダルシーア。近年はアンダルシーアという表記も見られる。」

「時間配分をしっかり考えるのも重要ですね。」
「はい。」

「事前にしっかり計画を立てて、スペインの世界遺産をじっくり堪能しましょう。」
「わかりました。」

スペインの世界遺産とスペイン南部の旅～コルドバ歴史地区～

「スペインの世界遺産の中でも、南スペインにある「コルドバ歴史地区」は、非常に重要な意味を握っているスポットですよ。」
「そうなんですか。」

「「コルドバってどこ？」という疑問が湧く方のために、簡単に説明しておきます。」
「お願いします。」

「コルドバと言えば、コルドバ（Cordoba）は、スペインの都市である。アンダルシア州、コルドバ県の県都。グアダルキビール川に面する。かつての後ウマイヤ朝の首都で、イスラム時代の文化を伝える建築物や街路が遺されている。メスキータやユダヤ人街を含む「コルドバ歴史地区」は世界遺産に登録されている。」

「コルドバは、スペインのど真ん中にある首都マドリーを少し下った所にある街ですよ。」
「はい。」

「グワダルキビル川の中流にある街であり、かつて後ウマイヤ朝の都となっていた場所として広く認知されていますよ。」
「そうなんだ。」

「後ウマイヤ朝と言えば、後ウマイヤ朝（こうウマイヤちょう、756年－ 1031年）は、イベリア半島に興ったウマイヤ朝の再興王朝である。西カリフ帝国とも呼ぶ。日本での通称は後ウマイヤ朝であるが、史料や外国の研究者はアンダルスの（またはコルドバの）ウマイヤ朝とよぶ。」

「グワダルキビル川と言えば、グアダルキビール川（Guadalquivir）は、スペインを流れる川である。全長657kmはスペインで5番目に長く、アンダルシア地方では最長である。名前はアラビア語で大いなる川を意味するWadi al-Kabirに由来している。カソルラ山地に源を発し、コルドバ、セビリアを南西に流れ、カディス湾のサンルーカル・デ・バラメーダ付近で大西洋に注ぐ。」

「コルドバ歴史地区は、このコルドバの街にありますよ。」
「はい。」

「その世界遺産の様子は、とても異様ですよ。」
「そうなんですか。」

「まず、コルドバ歴史地区という世界遺産は、ローマ橋やユダヤ人の住んでいた地域などを保存している場所ですよ。」
「はい。」

「ローマ橋と言えば、ローマ橋は、グアダルキビール川にかかる橋の1つでローマ時代に築かれました。2000年もの間コルドバの歴史を見守り続けてきましたが、その間の戦争や暴動の度に壊され、また改修されるというパターンを繰り返してきたところです。」

「しかし、巨大神殿のような場所ではないので、一見すると「普通の世界遺産」として目に映るかも知れませんね。」
「はい。」

「よく見ると、少し違和感があることにお気づきになると思われますよ。」
「そうなんですか。」

「なぜなら、この世界遺産はかつてレコンキスタ（国土回復運動）などが行われた経緯がありますよ。」
「はい。」

「そのため、イスラム教とキリスト教とユダヤ教の三つの文化が見事にミクスチャーとなっていますよ。」
「そうなんだ。」

「よく見ると、中身はキリスト教なのに、窓枠はイスラム風であったりしますよ。」
「そうなんですか。」

「もし、コルドバの世界遺産を見に行くのであれば、このような文化の交わりをしっかり目に焼き付けておきましょう。」
「わかりました。」

「コルドバの世界遺産は、スペインが辿ってきた歴史を色濃く投影している街ですよ。」
「はい。」

「簡単に言えば、キリスト教が敷かれる筈であった所がイスラム教になり、元のスペインを取り返す為にレコンキスタ（国土回復運動）が行われましたよ。」
「はい。」

「しかし、コルドバの世界遺産を見ると、このレコンキスタというのが当時の人々にとってどれだけ鮮明な出来事だったかが、よく理解できると思われますよ。」
「そうなんですか。」

「知っている人は、より深い興味を持つようになりますよ。」
「はい。」

「知らない人は、強く惹かれるようになってしまう魔力のある場所ですよ。」
「はい。」

「他の世界遺産には中々心を揺さぶられなかった人も、この世界遺産ならお気に召すかも知れませんよ。」
「そうなんだ。」

「イスラムの古都でもあり、キリストの古都でもあるこの街は、日本では想像もつかないような異様な熱気と明るい気候に恵まれた地域ですよ。」
「はい。」

「「これぞスペイン」と言った雰囲気が充満していますよ。」
「はい。」

「異文化を求める人には、堪らない旅行になると思われますよ。」
「そうなんですか。」

「世界遺産を眺めるだけではなく現地の人と交流すると、より新しい見識が得られるのでおススメですよ。」
「わかりました。」

「眠っていた好奇心が、思わず飛び起きるような町並みが広がっていますよ。」
「はい。」

「コルドバへ向かう際は、カメラを忘れないよう気をつけてください。」
「わかりました。」

スペインの世界遺産とスペイン南部の旅～グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン～

「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシンとは、スペイン南部のグラナダに位置する世界遺産で、それぞれ宮殿・庭園・地区の事を指していますよ。」
「そうなんですか。」

「グラナダのアルバイシンと言えば、アルバイシン(スペイン語:Albaicin)とは、スペイン・グラナダにある丘陵の地区である。中世ムーア人の統治時代の建築様式を残す一角である。1984年に、アルハンブラ宮殿、ヘネラリフェと合わせて、グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシンの登録名で、ユネスコの世界遺産に登録された。アルバイシンは、ダーロ川を挟んで、アルハンブラ宮殿の西側に位置する。アルバイシンは白壁の家と石畳で構成されており、この地区には、アラブ式の浴場（ハンマーム）、グラナダ考古学博物館、モスクのあとに建設されたサン・サルバドール教会が残る。」

「グラナダのヘネラリーフェと言えば、ヘネラリーフェ（El Generalife）は、王族のための夏用の離宮である。イスラームの天国をイメージしたとされる庭園があり、詩人に好んで歌い上げられた。」

「グラナダのアルハンブラと言えば、グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシンは、スペインにあるユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されたグラナダの世界遺産としての名称である。アルハンブラ宮殿（Palacio de la Alhambra）は、グラナダのイスラーム建築の最高傑作とされる。その美しさから「イスラーム建築の華」とよばれることもある。特に「二姉妹の間」の天井の鍾乳石はその緻密さから、「蜂の巣」と呼ばれ世界最高の建築とたたえられることもある。」

「ハンブラ宮殿は、イスラム王朝時代のイスラム建築における最高傑作とも言われる宮殿ですよ。」
「はい。」

「その中は王宮の他、カルロス5世宮殿、アルカサバ、ヘネラリーフェ庭園の4部分から構成されていますよ。」
「はい。」

「アルカサバと言えば、丘の西側に立つアルカサバは、勢力を増してきたレコンキスタに備えて13世紀中ごろに建てられた城塞で、「赤い城」といわれる所以となった。9世紀後半に造られた要塞をもとに建築されたもので、アルハンブラ宮殿のなかでは最も古い建物となる。兵士たちの住居や馬小屋だった基礎部分を見学できる。」

「カルロス5世宮殿と言えば、カルロス5世宮殿は、スペイン南部の都市グラナダにあるアルハンブラ宮殿の敷地内にある宮殿である。スペイン王カルロス1世（神聖ローマ皇帝カール5世）がルネサンス様式の宮殿として建造を開始したが、資金不足により未完。」

「ヘネラリーフェ庭園と言えば、ヘネラリーフェ庭園は、スペイン南部のアンダルシア地方、グラナダのアルハンブラ宮殿の中、カサレアルの東につくられた離宮の庭園である。イベリア半島最後のムーア人の王朝（ナスル朝）の、王の夏の別荘として14世紀に小規模の離宮とともに整備された広大な庭園である。シエラネバダ山脈の雪解け水を利用して、たくさんの池と噴水がつくられ、全長50mの水路があるパティオには、噴水とバラの花園が絶妙のバランスをつくり出している。庭園内の展望台からは、白壁と茶色の屋根の家が立ち並ぶアルバイシンの丘を一望できる。」

「中でも、王宮内に造られた「ライオンの中庭」は、あまりにも有名ですよ。」
「そうなんですか。」

「ライオンの中庭と言えば、アルハンブラ宮殿が大きく拡張されたのは、この時期に建国したイベリア半島最後のイスラム王国であり、グラナダを首都としたナスル朝（1238年－ 1492年）の時代に入ってからである。大きな変貌を遂げるのは、ナスル朝の黄金時代を築いたユースフ1世とその息子のムハンマド5世の時代である。ムハンマド5世の時代には、城廊では、ぶどう酒の門（城廊のなかでは唯一アラベスク模様の装飾がある）、宮殿ではライオンの中庭を中心とする建物が造られた。ライオンの中庭は、長さ28メートル、幅16メートルで、庭を囲む4つの建物には124本の大理石円柱が立ち並んでいる。」

「噴水を支える12頭のライオンの口からは、1時間ごとに1頭ずつが水を噴き、時刻を知らせていたとも言われていますよ。」
「はい。」

「ヘネラリーフェは、王族のために用意された夏季用の離宮ですよ。」
「はい。」

「王族のために用意された夏季用のヘネラリーフェ離宮と言えば、ヘネラリーフェ離宮は、スペイン南部、アンダルシア州グラナダにあるナスル朝の離宮である。アルハンブラ宮殿の一部として 13世紀から14世紀にかけて建てられた。「建築師の庭」と呼ばれる美しい庭園が有名。なかでもバラ、カーネーション、ストックが咲き乱れ、緑と水のコントラストに映える「用水路の中庭」は、多くのイスラムの詩人たちによってたたえられてきた。」

「澄んだ水や多くの花々に囲まれ、「地上の楽園」とも言われるほどの美しい庭園に仕上げられていますよ。」
「そうなんだ。」

「後にこのヘネラリーフェは、多くの詩人たちによって歌われたとも言われていますよ。」
「はい。」

「そして、アルバイシン地区は、グラナダ最古の地区と言われていますよ。」
「はい。」

「特徴あるカルメンと呼ばれる「白壁」や「細い路地」が世界的に有名となりましたよ。」
「そうなんですか。」

「カルメンと言えば、アルバイシンの丘をアランブラ宮殿の方から眺めると、クリスマスツリーを細長く伸ばしたような大木が突き出ているのをいくつも見ることができます。糸杉です。周りの家々の２倍はあろうかという背の高さ。見上げるとまるで天空に向かってぐんぐん伸びているように見えます。そんな糸杉を配し、噴水や果樹園をもつ大きな庭をグラナダでは｢カルメン｣と呼んでいます。カルメンという言葉はアラビア語で「ぶどう棚」を意味する「カルム」から来ているそうです。夏の暑い日差しのもと、涼しく快適に過ごすために噴水などで水を多く使い、日陰になるようにぶどう棚や糸杉など緑を多く配置しているそうです。グラナダの町を歩くと｢Ｃａｒｍｅｎ(カルメン)｣と書かれた表札をあちらこちらで見ることができます。」

「ここアルバイシンは、当時はアラブ人たちの居住区として栄えていたようですよ。」
「はい。」

「アラブ人と言えば、アラブ人は、主にアラビア半島や西アジア、北アフリカなどのアラブ諸国に居住し、アラビア語を話し、アラブ文化を受容している人々。「アラビア人」の呼称が過去には一般的であったが、アラビア人を意味する英語のarabにさらに「人」をつけ足した「アラブ人」という言い方が、本来の意味からすればおかしいものの、オイルショックの頃から使われだし、やがて定着したもの。」

「今もその景観を壊す開発等は、禁じられていると言いますよ。」
「はい。」

「イベリア半島の最後の砦として残されたイスラム領土のグラナダは、その歴史に幕を下ろすまでの260年間の間に、現代に世界遺産として残す事ができるほどの美しいアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、そしてアルバイシン地区を造り上げましたよ。」
「そうなんだ。」

「最後の砦として残されたイスラム領土のグラナダと言えば、グラナダ（Granada）は、スペイン南部の都市である。アンダルシア州グラナダ県の県都である。かつてはイベリア半島最後のイスラム王朝ナスル朝グラナダ王国の都であり、壮麗なアルハンブラ宮殿が有名である。シエラネバダ山脈が抱える「ベガ」と呼ばれる肥沃な平野を基盤にして栄えた。」

「イベリア半島と言えば、イベリア半島は、ヨーロッパの南西に位置する半島である。イベリアの名は、古代ギリシア人人が半島先住民をイベレスと呼んだことに由来する。しかし、もともとは漠然とピレネー山脈の南側に広がる地域を指した言葉である。一方、イベリア半島を属州としたローマ人たちは、この地をヒスパニアと呼称したが、このラテン語に由来して現在の「スペイン」（英語名）は「イスパニア」とも「エスパーニャ」とも呼ばれるようになった。」

「「赤い城」を意味すると言うアルハンブラ、その宮殿は一見質素な外観からは想像もできないほどの豪華絢爛ぶりを見せていますよ。」
「はい。」

「内部には、数々の彫刻や装飾がありますよ。」
「はい。」

「13世紀中頃からおよそ2世紀半もの長い年月をかけて築き上げられた、このアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシンの世界遺産には、最後の砦として君臨し続けたグラナダ王国の、その壮絶な歴史と、国王たちの思いが刻み込まれていますよ。」
「そうなんだ。」

「最後の砦として君臨し続けたグラナダ王国と言えば、グラナダ王国は、グラナダを首都とした王国である。ナスル朝グラナダ王国を指すことが多い。後ウマイヤ朝が衰えた11世紀初めにズィール朝の一族がこの地を征服し、1013年にタイファ諸国の1つであるグラナダ王国として独立した。しかし、11世紀にムラービト朝に、12世紀にムワッヒド朝に征服された。1232年、ムハンマド1世がナスル朝グラナダ王国を建国した。ナスル朝グラナダ王国は、イベリア半島における最後のイスラム王朝として約250年間存続し繁栄した。カスティーリャ王国とアラゴン王国の連合王国によって1492年1月2日にグラナダ王国は滅亡した。」

ナダ考古学博物館、モスクのあとに建設されたサン・サルバドール教会が残る。」

「訪れる人たちを、今も圧倒し続けていますよ。」
「はい。」

「見るものの目を奪うことをやめないその遺産は、今後もいろいろな歴史を刻み、残していくことになるのは間違いありませんね。」
「はい。」

「そんな遺産に注目ですよ。」
「わかりました。」

スペインの世界遺産とスペイン南部の旅～セビリアの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館～

「スペインの世界遺産があるセビリャの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館への旅行を考えている人は多いのではないでしょうか。」
「そうですね。」

「情熱の街とも言われているスペインは、セビリャの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館のような世界遺産も多く、見所満載の都市でもありますよ。」
「そうなんですか。」

「そのため、セビリャの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館を含めて観光客も多い国ですよ。」
「はい。」

「スペインは様々な地方に分類されていますので、一口に「スペイン」と言っても実は様々ですよ。」
「そうなんですか。」

「ポルトガルに近いスペインもあれば、フランスに近いスペインもありますよ。」
「そうですね。」

「いずれもスペインではありますが、地方によって全く特徴が異なる事もありますよ。」
「はい。」

「その点を楽しめるのも、スペイン旅行の醍醐味ではありますね。」
「そうなんだ。」

「セビリャの大聖堂やアルカサル、インディアス古文書館に足を運んでみたいと思っている方もおられるようですね。」
「はい。」

「今挙げた三つ、セビリャの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館は全て世界遺産に登録されている事もあり、観光客からの人気もとても高いものとなっていますよ。」
「はい。」

「やはり、観光客からすると有名なものに目が行きやすいですね。」
「そうですね。」

「世界遺産に登録されているからという点は抜きにしても、セビリャの大聖堂は見所満載ですよ。」
「そうなんですか。」

「中世ヨーロッパらしさを随所に感じる事が出来る建物は、誰もが感動を覚えるのではないでしょうか。」
「はい。」

「見ているだけで飽きないのが、セビリャ大聖堂ですよ。」
「そうなんだ。」

「セビリャ大聖堂が大迫力なら、アルカサルは洗練された歴史建造物といったところでしょうか。」
「はい。」

「スラっとそびえ立つ建物は、とても素晴らしい雰囲気ですよ。」
「はい。」

「セビリャ地域を訪れた際には、是非とも足を運んで頂きたい場所の一つですね。」
「わかりました。」

「そして、インディアス古文書館は、歴史情緒を感じさせる建物となっていますよ。」
「はい。」

「是非とも見て頂きたい場所の一つですね。」
「はい。」

「インディアス古文書館はライトアップされますので、夜に足を運んでみるのも良いでしょう。」
「わかりました。」

「歴史ある建造物がライトアップされますよ。」
「はい。」

「それだけで、とても幻想的な雰囲気に包まれますよ。」
「そうなんだ。」

「スペイン語が読めないから古文書館に行っても、意味が無いと思っている人もいるかも知れませんね。」
「はい。」

「建造物を見るだけでも、楽しめる事請け合いですよ。」
「はい。」

「セビリャを訪れた際には、それらの地域は是非とも訪れて欲しいものですね。」
「わかりました。」

「きっと満足のいく旅行ができるということが、保障されていると言えますよ。」
「そうなんだ。」

「スペイン旅行を検討してみてはいかがでしょうか。」
「わかりました。」

スペインの世界遺産とスペイン南部の旅～ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群～

「世界遺産でもあるウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群は、スペインのカスティーリャとアンダルシア地域の境に位置するハエン県にある記念碑的建造物ですよ。」
「はい。」

「ハエン県と言えば、ハエン県（Provincia de Jaen）は、スペイン南部アンダルシア州の東部に位置する県である。同州のコルドバ県とグラナダ県、カスティーリャ＝ラ・マンチャ州のシウダ・レアル県とアルバセーテ県に境を接する。県都はハエン。」

「スペインのカスティーリャと言えば、カスティーリャ（スペイン語：Castilla）は、スペインの歴史的な地域名である。中世にカスティーリャ王国に属していた地域の中心部を指す。現在では、地方行政区分としての「カスティーリャ」は存在しないが、2つの自治州カスティーリャ・イ・レオン州とカスティーリャ＝ラ・マンチャ州に「カスティーリャ」の名称が使われている。「カスティージャ」と表記されることもある。」

「ルネサンス様式と言えば、ルネサンス様式は、15～17世紀初頭に、イタリアを中心に広くヨーロッパに普及した建築・美術様式である。古代ギリシャ・ローマ様式を復興させ、建築ではシンメトリー（左右対称）とバランス（調和）を重視した。大理石の床、円柱やアーチ、絵画や彫刻で飾った壁、コーニスを施した外壁などが特徴。家具も彫刻や象嵌 (ぞうがん)などで豪華に飾られた。イタリアのフィレンツェ大聖堂、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂、フランスのルーブル宮（現ルーブル美術館）、シャンボール城などが代表例。」

「バエサと言えば、バエサ（Baeza）はアンダルシーア州ハエン県の人口15000人ほどの都市である。南をグアダルキビール川、北をその支流のグアダリマル川に挟まれた山地であるバエサ丘陵（Loma de Baeza）の崖に位置している。バエサの歴史は古代ローマ帝国時代の都市ベアティア（Beatia）にまで遡るが、現在ではスペインの諸都市の中でも、イタリア・ルネサンス様式の建築物が良好な保存状態で多く残る都市として知られている。」

「ウベダと言えば、ウベダ（Ubeda）は、スペインのアンダルシア州ハエン県の町である。人口は33,993人（2005年）で、この地域の行政、経済の中心地である。2003年、西隣の町バエサの建造物とともに、ルネサンス様式の建造物群が「ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群」として世界遺産に登録された。」

「世界遺産としても、名高いものがありますよ。」
「はい。」

「この地域の古都として知られるウベダは、これらの地域の影響が混ざり合っているので、独特の雰囲気がありますよ。」
「そうなんですか。」

「ウベダは、ローマ人によって築きあげられたキリスト教の都でしたよ。」
「はい。」

「ローマ人と言えば、ローマ人は、（1）古代ローマにおける国籍（ローマ市民権）を得た者である。その背景は時代や状況によって大きく異なる。①古代のイタリア半島中部に居住していたインド・ヨーロッパ語族系民族であるラテン人。②①が建設したローマ共和国およびローマ帝国（セウェルス朝まで）で、ローマ市民権を付与されたもの。③帝政中期に行われたカラカラ帝による「アントニヌス勅令」後にローマ市民権を取得したもの。
（2）現代のイタリアにおいて地方自治体としてのローマ市に住居を持つ人。
（3）ルーマニア人の自称。」

「後にアラブ人たちによってイスラム教が持ち込まれ、2つの宗教が共存する街として栄えましたよ。」
「はい。」

「ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群は、現在この地域の古都と知られるウベダからバエサまでは、約9ｋｍほどですよ。」
「近いですね。」

「当時ウベダとバエサは、双子の街と呼ばれていましたよ。」
「はい。」
ア・ルネサンス様式の建築物が良好な保存状態で多く残る都市として知られている。」

「ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群に住む主にアラブ人たちは、バエサを住居地としていましたよ。」
「はい。」

「イスラム教の支配が続いた時代はバエサは首都として栄え、ルネッサンス時代に最盛期を迎えてたと言われていますよ。」
「そうなんですか。」

「バエサは、13世紀にキリスト教国によって支配されていた時代のイベリア半島の再征服活動として知られるレコンキスタの最初の占領地となりましたよ。」
「はい。」

「ウベダとバエサに建造された記念碑的建造物群は、イタリアのルネサンス様式の建築物ですよ。」
「はい。」

「現在でも両都市に残されている宮殿や教会、市庁舎や広場などを始めとする多くの建造物は良好な状態で残っていますよ。」
「そうなんだ。」

「これらの様式は、新大陸のラテンアメリカで使われている都市の設計プランにも大きな影響を与えていますよ。」
「そうなんですか。」

「新大陸のラテンアメリカと言えば、「新大陸」という名称は一般的には、ユーラシア、アフリカの旧大陸に対して、新しく発見された南北アメリカ、オーストラリアの大陸をいう。ラテンアメリカという名称は、19世紀にメキシコに進出したフランス人によって付けられた名前である。」

「ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群は、2003年にユネスコの世界遺産の文化遺産に登録されていますよ。」
「はい。」

「現在、ウベダとバエサに建造された記念碑的建造物群についてのガイドツアーなどはありませんよ。」
「そうなんですか。」

「しかし、マドリードからバスで行くことができますよ。」
「はい。」

「首都マドリードと言えば、マドリード（Madrid）は、スペインの行政の中心地（首都）である。また、マドリード州の州都でもあり、マドリード県（マドリード州の唯一の県）の県都でもある。イベリア半島における経済の中心地の1つともなっている。人口は約325万人。2011年の近郊を含む都市圏人口は541万人であり、世界第57位、欧州では第5位である。」

「ウベダとバエサは小さな街並みですよ。」
「はい。」

「街の散策やレストラン・カフェなどのお店を歩いて、見て周ることができますよ。」
「そうなんだ。」

「バスターミナルで清掃の仕事をしている母親の仕事を手伝う子供がいたり、警察官が歩いていたりなど、この地域で生活する人たちの様子を身近に感じることもできますよ。」
「はい。」

「ウベダからバエサ、バエサからウベダへもバスがありますよ。」
「はい。」

「バスからこれらの建造物を見ることもできますよ。」
「わかりました。」

スペインの世界遺産とスペイン南部の旅～カセレス旧市街～

「世界遺産にも登録されているカセレス旧市街は、人口およそ10万人にも満たない小さな都市ですよ。」
「はい。」

「カセレス旧市街と言えば、スペインの都市の一つ、カセレス。世界遺産にも登録されているカセレス旧市街は人口およそ10万人にも満たない小さな都市ですが、世界的にとても有名な都市として知られています。古い壁に囲まれたスペインの「カセレス旧市街」は1986年、世界遺産に登録されました。」

「しかし、世界的にとても有名な都市として知られていますよ。」
「そうなんですか。」

「古い壁に囲まれたスペインの「カセレス旧市街」は、1986年に世界遺産に登録されましたよ。」
「はい。」

「カセレス旧市街には、現代化とは無縁の世界が広がっていますよ。」
「そうなんですか。」

「観光地としてとても高い人気で知られている一方、映画撮影も頻繁に行われていますよ。」
「そうなんだ。」

「カセレス旧市街は、紀元前25年にローマ人によって建設されたとも言われていますよ。」
「はい。」

「市街には教会が多く、さらには趣のある街並みが多い事でも知られていますよ。」
「はい。」

「スペインには、カセレス旧市街の他にも世界遺産に登録されている所が多数ありますよ。」
「そうなんですか。」

「しかし、かつての雰囲気をここまで色濃く残している街は、カセレス旧市街が一番と言えるでしょう。」
「そうなんだ。」

「中世の街並みを「完璧に残している」とまで言われているほどですよ。」
「はい。」

「スペイン南西部の都市として、とても大きな存在感を示している街並みと言えますね。」
「そうなんだ。」

「観光地区として知られていますよ。」
「はい。」

「静かな雰囲気を楽しむ事も出来ますので、一人旅にも向いている地域と言われていますよ。」
「そうなんだ。」

「マドリードから数時間はかかる場所にありますよ。」
「はい。」

「近代文化に晒されていない素晴らしい地域が展開されていますよ。」
「はい。」

「ヨーロッパの歴史を思う存分堪能する事が出来る地域と言えますね。」
「そうなんだ。」

「ポルトガルが遠くは無い距離にありますね。」
「はい。」

「マドリードとカセレスを周るよりも、ポルトガルとカセレスを周るコースの方が良いかも知れませんよ。」
「そうなんですか。」

「スペインの都市カセレスと言えば、カセレス（Caceres）は、スペインの都市である。エストレマドゥーラ州カセレス県の県都である。人口は90,750人（2006年）。カセレスの近くには先史時代から人間が住んでおり、マルトラビエソとエル・コネハルの洞窟からその証拠が見つかる。都市は紀元前25年にローマ人によって建設された。古い市壁に囲まれた旧市街は「カセレスの旧市街」として1986年に世界遺産に登録された。」

「マドリードからは、さすがに距離がありますよ。」
「はい。」

「マドリードのツアーにカセレス観光を組み合わせるとなると中々大変ですよ。」
「はい。」

「一日バスに揺られて終わってしまう事になりかねませんよ。」
「そうなんだ。」

「姉妹都市でもあるポルトガルのカステロ・ブランコからのアクセスの方が、距離も近いですよ。」
「はい。」

「姉妹都市でもあるポルトガルのカステロ・ブランコと言えば、カステロ・ブランコ（Castelo Branco）は、ポルトガル、セントロ地方、カステロ・ブランコ県の都市及び基礎自治体である。カステロ・ブランコ市は人口30,649人の教区1つから成っている。基礎自治体としては25の教区があり、約55,000人の人口を持つ。」

「カセレスへのアクセスは、ポルトガル側からのものも良いかも知れませんね。」
「はい。」

「歴史あるヨーロッパの地域の中でも、ここまで完璧に歴史を「体感」出来る場所はないとも言われているのが、カセレス旧市街ですよ。」
「そうなんですか。」

「その保存状態の良さはとても好評で、質の高いものになっていますよ。」
「はい。」

「そのため、見る価値があるというのは言うまでもありませんね。」
「はい。」

「観光客の姿も多く、とても活気にあふれていますよ。」
「そうなんだ。」

「訪れるのであれば、長期の滞在がおススメですよ。」
「わかりました。」

「ゆっくりと眺めることができますので、とても楽しめますよ。」
「そうなんだ。」

スペインの世界遺産とスペイン南部の旅～メリダの遺跡群～

「スペインのイメージと言えば、いろいろありますね。」
「そうですね。」

「スペインと言えば、闘牛と色はレッドでしょう。」
「はい。」

「首都はマドリードで、サッカークラブのマドリードそしてフラメンコ、トマト祭りですね。」
「はい。」

「トマト祭りと言えば、トマト祭りは、スペインのバレンシアの西にある小さな町ブニョール（Bunol）で開催される、トマトを投げ合う祭りである。11時頃に花火が打ち上げられるとトマトの投げ合いが始まり、観光客も含め、町中が真っ赤にそまる。1時間後に花火が鳴ると、投げ合いが終了する。トマトを用意するのは主催者のブニョ－ル市役所で、百数十トンをトラックで運び込む。会場はプエブロ広場が中心。開催時期は8月下旬。スペイン国内のみならず世界中から観光客が集まる大きなイベントである。」

「サッカークラブのマドリードと言えば、レアル・マドリード・クルブ・デ・フトボル（西: Real Madrid Club de Futbol）は、スペインの首都マドリードに本拠地を置くサッカークラブチームである。また、クルブ・アトレティコ・デ・マドリード（Club Atletico de Madrid SAD）は、スペインのマドリードを本拠地とするサッカークラブチームである。アトレティコ・マドリードあるいはアトレティコとして一般的に知られている。」

「まだ建設中ですが、建物が楽器のようなサグラダファミリアのイメージなどでしょうか。」
「はい。」

「サグラダファミリアと言えば、サグラダ・ファミリア（日本語: 聖家族）は聖家族贖罪教会という正式名称を持つバルセロナにあるカトリック教会のバシリカである。日本語では聖家族教会と呼ばれることも多い。サグラダ・ファミリアは、カタロニア・モダニズム建築の最も良く知られた作品例であり、カタロニアの建築家アントニ・ガウディの未完作品である。」

「スペイン語は、英語と違って、文法の動詞・人称などの考え方が慣れるまで複雑で大変だと思いますよ。」
「そうなんですか。」

「スペインは、ポルトガルとフランスの間にある国ですね。」
「はい。」

「地中海性気候なので、太陽がなかなか沈まずに日がとても長いですよ。」
「はい。」

「地中海性気候と言えば、地中海性気候とは、ケッペンの気候区分における気候区のひとつで温帯に属する。記号はCsa,Csb,CscでCは温帯、sは夏季乾燥（sommertrocken）を示す。フローンの気候区分における亜熱帯冬雨帯（記号：PW）に相当する。」

「イタリアの遺跡を彷彿させる様な世界遺産が、メリダの遺跡群ですよ。」
「そうなんですか。」

「メリダの遺跡群と言えば、メリダの遺跡群は、1993年に登録されたスペインの世界遺産（文化遺産）である。メリダは、同国中西部、グアディアナ川の北岸に市街が広がるエストレマドゥーラ自治州の州都で、古代ローマ帝国時代の紀元前25年に、ローマ皇帝アウグストゥスにより「エメリタ・アウグスタ」という名前の植民都市として築かれたことを、町の起源としている。スペインを代表するローマ帝国時代の遺構が今日まで数多く残されています。トラヤヌス帝時代の凱旋門や紀元前15年頃にアグリッパ（ローマ帝国執政官）によって建てられたローマ劇場をはじめ、円形闘技場、ローマ橋、ミラグラス水道橋などがある。また、市内の国立ローマ博物館には、メリダから発掘されたローマ時代の遺物が数多く展示されている。」

「メリダと言えば、メリダ（Merida）はスペインの都市である。エストレマドゥーラ州バダホス県に位置する。エストレマドゥーラ州の州都である。人口は58,164人（2005年）。メリダは紀元前25年に「エメリタ・アウグスタ」の名前で建てられた。アウグストゥス帝の命により、グアディアナ川を渡る橋を守るためであった。」

「メリダの遺跡群が楽しめる理由としては、ゆっくりアート性の高い遺跡を眺めることができることですね。」
「はい。」

「メリダの遺跡群は、女性が行っても楽しめるおしゃれな遺跡がありますよ。」
「そうなんですか。」

「そこにあるローマ時代の遺跡にはいろいろありますよ。」
「はい。」

「ローマ時代と言えば、古代ローマは、イタリア半島中部に位置した多部族からなる都市国家から始まり、領土を拡大して地中海世界の全域を支配する世界帝国までになった国家の総称である。当時の正式な国号は元老院ならびにローマ市民（Senatus Populusque Romanus）であり、共和制成立から使用されて以来滅亡まで体制が変わっても維持された。ローマ市は、帝国の滅亡後も一都市として存続し、世界帝国ローマの記憶は以後の思想や制度にさまざまな形で残り、今日まで影響を与えている。」

「その数の多さにまず驚かされますよ。」
「はい。」

「ローマ劇場は、はるか昔の紀元前24年にアグリッパという人によって建てられましたよ。」
「そうなんだ。」

「ローマ劇場を建てた紀元前24年のアグリッパという人と言えば、ローマ劇場は紀元前２４年にローマ皇帝アウグストゥス帝の娘婿アグリッパが建てたものである。」

「ローマ劇場と言えば、ローマ劇場は古代ローマ時代に建設された半円形の劇場で、グナエウス・ポンペイウスが古代ギリシアの劇場の特徴の大部分を取り入れてポンペイウス劇場を建設したことが始まりである。ローマはギリシアから建築上の影響の多くを受けており、劇場の設計もそういう面では他の建築物と全く変わらない。しかしローマ劇場は独立した基礎の上に築かれているのが特徴であり、土を掘ったり斜面を利用したりするギリシアの劇場とは異なる。ローマ劇場は最初の恒久的ローマ劇場であるポンペイウス劇場の基本設計を受け継いで派生していった。」

「円形劇場が建てられたのは、しばらくしてからになりますよ。」
「はい。」

「円形競技場やローマ橋については、グアディアナ川にかかる橋のことを指しますよ。」
「はい。」

「グアディアナ川と言えば、グアディアナ川（Guadiana）は、スペインとポルトガルを流れる主要な河川の一つである。その一部は両国の国境となっている。ローマ時代には属州ヒスパニア・バエティカとルシタニアの境であった。」

「現在でも、歩行者に親しまれていますよ。」
「そうなんだ。」

「橋を守るという重要な役目を持っている砦もありますよ。」
「はい。」

「そのため、写真を撮って楽しんだり、メリダの遺跡群をながめたりと、有意義な時間を過ごすことができますよ。」
「はい。」

「どちらかといえば、世界遺産になっている遺跡は男性が好むという印象がありましたね。」
「そうですね。」

「しかし、メリダの遺跡群は女性向けと言ってもいいほど、おしゃれさが感じられますよ。」
「そうなんですか。」

「つまり、それだけ芸術性を重視して作られた背景があり、とても質の高いものになっていますよ。」
「はい。」

「そのため、お子さんがいらっしゃるご家庭での旅行であっても、楽しむことができる場所であると言えますよ。」
「それはいいですね。」

「近くには博物館も設置されており、より遺跡について知ることができますよ。」
「はい。」

「小さなお子さんとの旅行は、子供があきない工夫をする必要がありますね。」
「はい。」

「その点で問題はありませんよ。」
「そうなんだ。」

「スペインと遺跡、それを楽しむ環境は十分備わっていますよ。」
「はい。」

「情熱的な国ですので、そのお国がらを味わうだけでも、とても幸せな気持ちにさせてくれますよ。」
「はい。」

「現地への旅行を検討されるのであれば、是非楽しんできてもらいたいものですね。」
「わかりました。」

スペインの世界遺産とスペイン南部の旅～サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院～

「サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院は、スペインの世界遺産であり、エストレマドゥーラ州グアダルーペにある修道院ですよ。」
「はい。」

「エストレマドゥーラ州と言えば、エストレマドゥーラ州は、スペインを構成する自治州の1つである。北はカスティーリャ・イ・レオン州、東はカスティーリャ＝ラ・マンチャ州、南はアンダルシア州、西はポルトガルと接している。州都はメリダ。北部にはタホ川、南部にはグアディアーナ川が流れる。モンフラグエ自然公園があり、野生動物が保護されている。」

「エストレマドゥーラ州グアダルーペと言えば、グアダルーペは、スペイン西部、エストレマドゥーラ州の町である。1300年頃、羊飼いが木彫りの聖母像を発見し小さな礼拝堂が建てられたことに起源する。世界遺産（文化遺産）に登録されたサンタマリア・デ・グアダルーペ王立修道院があることで知られる。」

「サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院と言えば、サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院は、スペイン・エストレマドゥーラ州カセレス県グアダルーペにある修道院である。4世紀以上に渡って、国で最も重要な修道院とされてきた。ユネスコの世界遺産に登録されている。修道院の始まりは13世紀後半である。カセレス県の羊飼いヒル・コルデロが、グアダルーペ河岸で聖母像を発見したのである。この像は、ムーア人侵攻のあった714年に明らかに地元住民が隠した物だった。この発見の場所に、礼拝堂が建てられた。」

「このスペインのサンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院は、1993年に世界遺産に指定されましたよ。」
「そうなんだ。」

「今日では、観光名所のひとつとして観光やガイドツアーなどによって、その歴史を世界に広めていますよ。」
「はい。」

「サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院で語り継がれている説として、スペインのGUADALUPE聖母の逸話がありますね。」
「そうなんですか。」

「スペインのGUADALUPE聖母と言えば、グアダルーペの聖母は、スペインによるメキシコ征服後まもなく、メキシコ市の北西テペジャクの丘に出現したといわれる聖母である。その信仰は初め原住民の間で広まり、その後クリオーリョ (クレオール)層にも浸透して1737年にはメキシコ市の、次いで46年にはヌエバ･エスパニャの守護聖人に宣言された。特に独立戦争の口火を切ったイダルゴ神父がこの聖母像を軍旗にして以来、メキシコ国内の政情と思潮の変転を超えて今もそのナショナリズムと不可分に結びついている。」

「これは13世紀後半頃に、グアダルーペに住む牛飼いが、放牧していた自分の牛の１頭が突然見当たらなくなったのに気がつきましたよ。」
「はい。」

「牛飼いは至る所を探しまわり、3日目にしてようやく川辺で死んでいる牛を見つけましたよ。」
「はい。」

「そして、牛飼いがその牛に近づくと、聖母が現れて「多くの人を呼び、この場所を掘り起こしなさい。あなたは私の像を見つけるでしょう。そしてこの場所に人の集まれる教会を建てなさい。」と言いましたよ。」
「それから？」

「この聖母がすぅっと消えると、倒れていた牛は生き返りましたよ。」
「はい。」

「牛飼いが聖母の言葉を信じて、人に手伝ってもらいその場所を掘り起こすと、木製のイエス像を抱えた聖母像を見つけましたよ。」
「はい。」

「牛飼いは、聖母に言われた話を人に話し、他の人と共に教会を建てましたよ。」
「そうなんだ。」

「サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院の聖母信仰は、その後どんどん深まり、カトリック女王イサベルもグアダルーペに足を運んだほどですよ。」
「はい。」

「カトリック女王イサベルと言えば、イサベル1世（Isabel I de Castilla, Isabel la Catolica, 1451年4月22日 -1504年11月26日）は、トラスタマラ朝のカスティーリャ女王（在位：1474年- 1504年）。夫フェルナンド2世と共にカトリック両王と称される。」

「サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院の歴史として、新大陸から帰ってきたコロンブスも旅の成功を感謝するためにグアダルーペに来て、連れて来たインディオにここで洗礼を受けさせましたよ。」
「そうなんだ。」

「新大陸から帰ってきたコロンブスと言えば、クリストファー・コロンブス（1451年頃－ 1506年5月20日）は探検家・航海者・コンキスタドール、奴隷商人である。定説ではイタリアのジェノヴァ出身。大航海時代においてキリスト教世界の白人としては最初にアメリカ海域へ到達したひとりである。」

「スペインの小さな町グアダルーペは、この修道院にある「全スペイン世界」と呼ばれる守護聖母によって、今では国内だけでなく、世界の多くの人に知られるようになりましたよ。」
「はい。」

「修道院にある「全スペイン世界」と呼ばれる守護聖母と言えば、サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院で語り継がれている説として、スペインのGUADALUPE聖母の逸話があります。スペインの小さな町グアダルーペは、この修道院にある「全スペイン世界」と呼ばれる守護聖母よって、今では国内だけでなく、世界の多くの人に知られるようになりました。」

「だからこそ、世界中の人々に愛されることになっていますよ。」
「そうなんだ。」

「守護聖母はとても人気が高く、高い評価を受けていますよ。」
「はい。」

「コロンブスが未来を明るいものにしようとこの町を訪れたことも、神秘の力を期待してのことであり、とても格式の高い場所でもありますよ。」
「はい。」

「未知なる力というのは、昔から言い伝えらていますよ。」
「そうなんですか。」

「聖母というのは、そのような意味で不思議な力を持っているものですよ。」
「はい。」

「神が信じられているのも、宗教の一つとしてですね。」
「はい。」

「この地に来ると、人間のものとは思えないような神秘的な力を感じられますよ。」
「そうなんだ。」

「不思議な気持ちになれる旅を希望するのであれば、ぴったりの場所であると言えますね。」
「わかりました。」

スペインの世界遺産とスペイン南部の旅～ドニャーナ国立公園～

「スペインの世界遺産であるドニャーナ国立公園は、非常に自然が豊かで壮大な公園ですよ。」
「はい。」

「ドニャーナ国立公園と言えば、ドニャーナ国立公園は、ウエルバ県、セビリャ県、カディス県にまたがるスペインの国立公園で、ヨーロッパでも最大級の自然保護区である。ユネスコの世界遺産に登録されているほか、生物圏保護区、ラムサール条約登録地にもなっている。」

「世界遺産に登録されるほどのドニャーナ国立公園ですよ。」
「はい。」

「公園と言うと、日本の人であると遊べる手軽な場所というイメージがありますね。」
「そうですね。」

「このドニャーナ国立公園は、そのようなイメージとは大きくかけ離れたものですよ。」
「そうなんですか。」

「見ることができた場合、公園というイメージはあまり持てないかも知れませんね。」
「そうなんだ。」

「それくらいドニャーナ国立公園は、大きくて立派な風景ということですよ。」
「はい。」

「実際に目で見ることができれば、世界遺産に登録されている事も納得できるでしょう。」
「そうなんだ。」

「ヨーロッパの中でも有名な観光地になっており、足を運ぶ人も多いですよ。」
「はい。」

「広大な土地は、そこにいるだけで大きな開放感を与えてくれるでしょう。」
「はい。」

「ドニャーナ国立公園の魅力は、その広大な自然ですよ。」
「そうなんだ。」

「その他にも見過ごすことができないのが、その土地に生息している動物たち、そして渡り鳥と言えますね。」
「はい。」

「渡り鳥のいる風景は、とても日本では見ることができない、ここだけの風景ですよ。」
「そうなんですか。」

「この渡り鳥を見にくるだけでも、十分楽しむことができるでしょう。」
「そうなんだ。」

「ここの自然に馴染んでいる動物達も多いですよ。」
「はい。」

「動物が好きな人にとっては、広大なそして偉大な動物園として楽しむこともできるかも知れませんね。」
「そうなんだ。」

「自然の中で生きる力強い動物たちは見て、元気が出てきますよ。」
「はい。」

「写真を取るタイミングも非常に多くありますよ。」
「はい。」

「カメラは、必須と言えるかも知れませんね。」
「そうなんだ。」

「そして、ドニャーナ国立公園の隠れた特徴としては、季節によって姿を変えることですよ。」
「はい。」

「夏に来る人もいれば、春に来る人もいますよ。」
「そうでしょうね。」

「季節によってその姿を大きく変えて行くので、何回訪れても楽しめることになりますよ。」
「そうなんだ。」

「ただ、注意としては、足を運ぶ際にツアーに参加することが必要になりますよ。」
「そうなんですか。」

「そのため、旅行の中で見学をしていきたい場合には、しっかりと事前に計画を立てておく必要がありますよ。」
「はい。」

「ツアーといっても、すぐに終わるものではありませんよ。」
「はい。」

「広い大地を存分に楽しんでいくことができるツアーとなるでしょう。」
「そうなんだ。」

「その自然豊かな空気はとてもおいしく、癒されること間違いありませんよ。」
「はい。」

「計画を立てるだけの価値がありますよ。」
「はい。」

「ツアーであれば、ある程度安く行くことも可能ですよ。」
「そうなんだ。」

「そのような意味では、とてもお得な方法であると言えますね。」
「わかりました。」

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