メキシコの世界遺産および自然遺産
「メキシコと聞いて何をイメージしますか?」
「マヤ文明ですか?」
「おそらく、唐辛子やタコスなどのスパイシーな料理や、マヤ文明などをイメージするのではないかと思われますね。」
「はい。」
「マヤ文明と言えば、メキシコ南東部、グアテマラ、ベリーズなどいわゆるマヤ地域を中心として栄えた文明である。メソアメリカ文明に数えられる。大規模な都市遺跡が築かれ始めたのは、形成期後期 (先古典期後期)からで、いわゆる「中部地域」で、現ベリーズのラマナイ、グアテマラのペテン低地に、ティカル、ワシャクトゥン、エル・ミラドール、ナクベなどの大都市遺跡が建設され、人口の集中が起こり繁栄した。エル・ミラドール、ナクベ、カラクムなど大都市では、古典期を凌ぐ大建造物が、紀元前400年以降に建てられたことが分かってきた。」
「タコスと言えば、タコスまたはタコは、メキシコ料理やテクス・メクス料理、ニューメキシコ料理の軽食である。メキシコを代表する料理のひとつで、メキシコ人の主食であるトウモロコシのトルティーヤで様々な具を包んで食べる、まさに国民食と言えるものである。」
「しかし、実際メキシコにどのような観光地や、世界遺産があるかということを即答できる人は、なかなかいないのではないでしょうか。」
「そうですね。」
「メキシコの主要な観光地と、世界遺産についてご紹介します。」
「お願いします。」
「まず、この国には「古代都市パレンケと国立公園」を始めとしたマヤ文明に拘わる世界遺産が多く残っていますよ。」
「そうなんですか。」
「古代都市パレンケと言えば、パレンケはメキシコにあるマヤ文明の古代都市遺跡で、メキシコの世界遺産の一つである。ユカタン半島の付根にあたるメキシコ南東部のチアパス州に位置し、7世紀に最盛期を迎えた都市の遺構としての宮殿を中心とする、『マヤ遺跡の典型』といわれる建物群を密林のなかに配置している。」
「他の国の世界遺産に比べても非常に価値の高い世界遺産が、豊富に保存されていますよ。」
「はい。」
「メキシコは、世界各国からたくさんの人が訪れる観光地になっていますよ。」
「はい。」
「最近は、極めて治安が悪くなってしまったとの噂もありますよ。」
「そうなんですか。」
「しかし、ツアーに参加したり、ベテランで腕の立つガイドさんをつけたりしておけば、まず犯罪の被害には遭いませんよ。」
「そうなんだ。」
「あらかじめ色々な点を網羅してから参加しましょう。」
「わかりました。」
「やはり、この国を初めて観光するなら、「カンクン」を観光するのがベストですよ。」
「はい。」
「カンクンと言えば、カンクンは、メキシコ合衆国の南東部、カリブ海沿岸のキンタナ・ロー州にある都市の名前である。マヤ語で"カン"は蛇、"クン"は巣という意味で蛇の巣という意味である。メキシコ南東部のカリブ海沿岸、ユカタン半島の先端に位置する観光都市で、1970年代にメキシコ政府の先導でリゾート地として開発された。現在は年間で300万人を超える観光客やセレブが訪れる、世界的に知名度が高いリゾート地となった。」
「カンクンは、メキシコを代表する観光地の一つですね。」
「はい。」
「リゾート地としても栄えており、他の地域よりずっと治安が良いので、女性同士の旅やお子さん連れの旅には向いている都市と思われますよ。」
「そうなんだ。」
「グアダラハ辺りも良いのですが、やはり最も治安が良いのはカンクンですよ。」
「そうなんですか。」
「グアダラハと言えば、グアダラハラはメキシコ第2の都市でありハリスコ州の州都である。中米屈指の世界都市。メキシコ人からはその美しさから「西部の真珠」と呼ばれる。グアダラハラ市の人口164万人、面積150 平方キロメートル。2010年の都市的地域の人口では421万人であり、世界第74位、同国ではメキシコシティに次ぐ第2位である。」
「世界遺産としては、パレンケを筆頭に、シエラ・デ・サン・フランシスコの岩絵群やケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群などがありますよ。」
「はい。」
「ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所と言えば、ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群は、メキシコの世界遺産のひとつである。シエラ・ゴルダ地方の伝道所群は、メキシコのキリスト教化の過程で、フランシスコ会士によって18世紀半ばに設立されたものである。この伝道所群は、伝道が余り行われてこなかったアリゾナ、テキサスなどへの伝道の拠点としても機能した。豪奢な造形のファサードを持つ聖堂なども評価され、5つの伝道所がユネスコの世界遺産に登録された。」
「ケレタロ州シエラ・ゴルダと言えば、ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群は、メキシコの世界遺産のひとつである。シエラ・ゴルダ地方の伝道所群は、メキシコのキリスト教化の過程で、フランシスコ会士によって18世紀半ばに設立されたものである。」
「ケレタロ州と言えば、ケレタロ州 (正式名称: ケレタロ・デ・アルテアガ:Queretaro de Arteaga)は、メキシコの中央部にある州。 州都はケレタロ。2010年センサスで州の人口は1,827,985人で、44%がケレタロ自治体に住んでいる。」
「シエラ・デ・サン・フランシスコの岩絵と言えば、シエラ・デ・サン・フランシスコの岩絵群は、メキシコのバハ・カリフォルニア・スル州のシエラ・デ・サン・フランシスコ(サンフランシスコ山地)地域に見られる先史時代の岩絵(ペトログリフ)群である。岩絵群は、シエラ・デ・サンフランシスコの岩壁や洞穴の天井などに描かれており、18世紀のイエズス会士フランシスコ・ハビエルによって最初に発見された。およそ250地点に描かれている岩絵群は、北メキシコのバハ・カリフォルニア・スル州のエル・ビスカイノ生物圏保護区の範囲内に位置している。」
「シエラ・デ・サン・フランシスコと言えば、メキシコのバハ・カリフォルニア・スル州のシエラ・デ・サン・フランシスコ(サンフランシスコ山地)地域である。」
「古代の面影が色濃く残るスポットがたくさんあるので、古代遺跡にロマンを感じる方は、是非観光しましょう。」
「わかりました。」
「これらの世界遺産を求めて多くの人々が訪れていますよ。」
「はい。」
「マヤ文明に関連する遺跡はジャングルの中にあるので、ある程度暑さ対策をしておかれることをおススメします。」
「わかりました。」
「マヤ文明の遺跡は、あらゆる場所に点在していますよ。」
「そうなんだ。」
「すべての世界遺産を周ろうとすると、必ず無理が生じますよ。」
「そうなんですか。」
「一日では、まず周り切れませんよ。」
「はい。」
「ツアーに参加したり、自分で考えながら綿密なスケジュールを組んだりして、なるべくたくさんの場所をじっくり観光できるように検討してください。」
「わかりました。」
「ツアーに参加するよりも、自分で交通機関をチェックして旅して周った方が、何かと経済的ですよ。」
「はい。」
「しかし、やはりこの国の場合は治安が悪いので、団体行動の中に居たほうが安全かも知れませんね。」
「そうなんだ。」
「マヤ文明のガイドさんにも、色々なタイプがありますよ。」
「はい。」
「まずは、頼れる人を探す所から始めるのが得策ですね。」
「はい。」
「マヤ文明の場合、その世界遺産にもよりますが、公開されている範囲がわずか数パーセントといった状況ですよ。」
「そうなんですか。」
「「えっ、これだけしか見れないの!?」と、ショックを受ける可能性もありますよ。」
「そうなんだ。」
「なるべく考古学に明るいガイドさんを選ぶと、一般人はなかなか見られない場所にも入れたりしますよ。」
「はい。」
「「とにかく一つでも多くマヤ文明の秘密に触れたい!」という方は、考古学に詳しく、実績があるガイドさんに申し込んでみましょう。」
「わかりました。」
「このような世界遺産と、前述のいくつかの観光地をうまく組み合わせて旅行すると、他の国でまず味わえない感動をじっくり得ることができますよ。」
「はい。」
「組み合わせにも注意ですよ。」
「どういうことですか?」
「「世界遺産と一緒にモントレーを観光したい!」と考えている方も、何かと注意する点がありますよ。」
「はい。」
「モントレーと言えば、モントレーは、アメリカ合衆国カリフォルニア州モントレー郡、太平洋岸のモントレー湾に位置する町である。石川県七尾市は姉妹都市。人口29,674人(2000年)。面積30.4km2。『歴史のゆりかご』と呼ばれている。映画『エデンの東』の舞台となった。『モントレー・ジャズ・フェスティバル』は2007年で開催50周年。1967年、モントレー・ポップ・フェスチバルを開催。」
「モントレーの辺りは非常に治安が悪くなっており、外国人をねらった詐欺や誘拐事件が多発していますよ。」
「そうなんだ。」
「安全に過ごす為に工夫すれば、問題なく観光できますよ。」
「はい。」
「しかし、もしものことがあるので、あらかじめ治安についての注意点を確認した上で観光しましょう。」
「わかりました。」
メキシコの世界遺産および自然遺産~ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群~
「メキシコにある世界遺産や観光地の中でも、一際異風を放っているものがありますよ。」
「はい。」
「それは、「ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群」ですよ。」
「そうなんですか。」
「ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所と言えば、ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群は、メキシコの世界遺産のひとつである。シエラ・ゴルダ地方の伝道所群は、メキシコのキリスト教化の過程で、フランシスコ会士によって18世紀半ばに設立されたものである。この伝道所群は、伝道が余り行われてこなかったアリゾナ、テキサスなどへの伝道の拠点としても機能した。豪奢な造形のファサードを持つ聖堂なども評価され、5つの伝道所がユネスコの世界遺産に登録された。」
「ケレタロ州シエラ・ゴルダと言えば、ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群は、メキシコの世界遺産のひとつである。シエラ・ゴルダ地方の伝道所群は、メキシコのキリスト教化の過程で、フランシスコ会士によって18世紀半ばに設立されたものである。」
「ケレタロ州と言えば、ケレタロ州 (正式名称: ケレタロ・デ・アルテアガ:Queretaro de Arteaga)は、メキシコの中央部にある州。州都はケレタロ。2010年センサスで州の人口は1,827,985人で、44%がケレタロ自治体に住んでいる。」
「この観光スポットは、キリスト教に深い関連のある観光地ですね。」
「はい。」
「世界各国から、キリスト教徒が訪れるスポットとなっていますよ。」
「はい。」
「メキシコの人々に、キリスト教を布教する名目で設置された伝道所ですよ。」
「そうなんだ。」
「世界各国に散らばってるキリスト関連の世界遺産のイメージとは、大きく異なった雰囲気の場所ですよ。」
「そうなんですか。」
「フランシスコ会士の着想によって、十八世紀半ばケレタロ州に設計された後に、この「ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群」は、宗教で染まってない土地であったアリゾナ・テキサスなどへの伝導活動を始めましたよ。」
「はい。」
「(アメリカの)テキサスと言えば、テキサス州は、アメリカ合衆国の州のひとつである。略称はTX。合衆国本土南部にあり、メキシコと国境を接している。人口はカリフォルニア州、面積はアラスカ州に次いで全米第2位の州である。先コロンブス期のこの地にはインディアンの諸部族が居住していたが、1492年にアメリカ大陸がクリストファー・コロンブスによって「発見」されると、テキサスもヨーロッパ人によって征服された。」
「(アメリカの)アリゾナと言えば、アリゾナ州は、アメリカ合衆国の南西部にある州である。地域区分としてはロッキー山脈西部およびアメリカ合衆国西部にも含められる。銅と綿花の生産がさかんで、1980年代に南部サンベルトの一角として発展したが、1990年代に入るまで、ハイテク産業の発展に追いつけなかった。今日ではハイテク産業の一大拠点となっており、カリフォルニア州からの企業流入が著しい。」
「フランシスコ会士と言えば、フランシスコ会またはフランチェスコ会は、13世紀のイタリアで、アッシジのフランチェスコによってはじめられたカトリック教会の修道会の総称であり、広義には第一会(男子修道会)、第二会(女子修道会)、第三会(在俗会)を含む。現在、その活動は全世界にわたっている。宣教もフランシスコ会士によって始められた。」
「この場所は、2003年に、ユネスコの世界遺産にも登録されていますよ。」
「そうなんだ。」
「五つの伝導所に分かれているので、そのすべてをまとめて「ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群」と呼ばれていますよ。」
「はい。」
「この世界遺産には、様々なチェックポイントがありますよ。」
「はい。」
「見所として最もおススメしたいのは、その仰々しい装飾ですよ。」
「そうなんですか。」
「メキシコの世界遺産のほとんどは、野性的な匂いのする場所ばかりですね。」
「そうなんですか。」
「メキシコにあるこのような教会的なスポットは、どれも精彩を欠いたような土の色合いをまとっていますよ。」
「はい。」
「各国の大聖堂などの雰囲気とは、全く異なった外壁が張り巡らされていますよ。」
「はい。」
「白亜の宮殿のようなイメージとは、相反する外見ですよ。」
「そうなんだ。」
「フランスあたりの大聖堂などを思い浮かべると、ギャップに驚くかと思われますよ。」
「はい。」
「メキシコの世界遺産は、それだけ個性が強いということですね。」
「はい。」
「宗教美術に興味のある方は、色々な意味で他の国ではできない勉強ができると思われますよ。」
「そうなんだ。」
「「イメージ通りでない場所へ行ってしまってガッカリするのは絶対イヤ!」という方は、あらかじめケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群の画像を探してみることをおススメします。」
「わかりました。」
「メキシコは、マヤ文明という他に類を見ない謎めいた世界遺産を保有している国ですね。」
「はい。」
「マヤ文明と言えば、メキシコ南東部、グアテマラ、ベリーズなどいわゆるマヤ地域を中心として栄えた文明である。メソアメリカ文明に数えられる。大規模な都市遺跡が築かれ始めたのは、形成期後期 (先古典期後期)からで、いわゆる「中部地域」で、現ベリーズのラマナイ、グアテマラのペテン低地に、ティカル、ワシャクトゥン、エル・ミラドール、ナクベなどの大都市遺跡が建設され、人口の集中が起こり繁栄した。エル・ミラドール、ナクベ、カラクムなど大都市では、古典期を凌ぐ大建造物が、紀元前400年以降に建てられたことが分かってきた。」
「もしかすると、世界で最も個性的な文化を携えている国かも知れませんよ。」
「はい。」
「さらに、スペインというギラギラした装飾を好む国によって、布教が推し進められましたよ。」
「そうなんだ。」
「そのため、メキシコの教会などは、余計に情熱的な装飾になっていますよ。」
「はい。」
「キリスト教のイメージをガラッと変えてくれる世界遺産ですね。」
「はい。」
「普通の教会には飽きてしまったという方は、是非この世界遺産の地を訪れましょう。」
「わかりました。」
メキシコの世界遺産および自然遺産~テキーラの古い産業施設群とリュウゼツランの景観~
「メキシコと聞いて、何を思い浮かべますか?」
「なんでしょう。」
「サボテンとソンブレロ帽ですか?」
「そうですね。」
「ソンブレロ帽と言えば、ソンブレロ(スペイン語:Sombrero)は、メキシコで広く用いられる、つばの広い帽子である。クラウン(頭頂部分)が高く、強烈な日差しを顔、首筋と肩からさえぎるようつばが広い。材質は麦藁製、高級品はフェルト製で、刺繍や飾り紐などさまざまな装飾が施される。」
「マリアッチ、ブラックビーンズとサルサ、ガガモレやタコスでしょうか。」
「それもありますね。」
「ガガモレと言えば、GUACMOLE(ガガモレ)は、メキシコ料理で使われる代表的なサンサソースのひとつで、アボガドを使ったソースのことです。ちなみに、アボガドを使ったサルサソースのことを【ガガモレ】の他に、『ワカモレ(スペイン語:guacamole)』とも『グワカモーレ』とも言います。」
「サルサと言えば、サルサ(スペイン語:salsa)とは、スペイン語では水分の多い調味料全般を指すが、その他の地域ではスペインおよびラテンアメリカで料理に使われる液状調味料の総称として用いられる。例えば醤油はスペイン語でサルサ・デ・ソヤ(salsa de soya)つまり「大豆のソース」という。語源は英語およびフランス語の「ソース」(sauce)同様、ラテン語で「塩」を意味するサル(塩)。」
「ブラックビーンズと言えば、ブラックビーンズ(黒いんげん豆)はよくメキシコ料理に登場します。」
「マリアッチと言えば、マリアッチは、メキシコを代表する楽団の様式である。しばしば「マリアッチス」と複数形で表現される事もある(王立スペイン語アカデミーなど)が、演奏者のグループをひとまとまりのものとして考えているため、単数形の「マリアッチ」と呼ぶのが正確な用法である。マリアッチによる音楽は、メキシコでは祭り、宴会、記念日、卒業記念などの時に親しまれている。また、母の日(5月10日)や聖グアダルーペの日(12月12日)などに、愛する人へ送るセレナータにも用いられる。2011年、ユネスコの無形文化遺産に登録された。」
「タコスと言えば、タコスまたはタコは、メキシコ料理やテクス・メクス料理、ニューメキシコ料理の軽食である。メキシコを代表する料理のひとつで、メキシコ人の主食であるトウモロコシのトルティーヤで様々な具を包んで食べる、まさに国民食と言えるものである。」
「あなたが少しでもお酒を飲む人なら、メキシコと言えばテキーラ、と答える筈ですよ。」
「なるほど。」
「テキーラと言えば、テキーラ(Tequila)とは、メキシコ国内のハリスコ州とその周辺で、アガベ・テキラーナ・ウェーバー・ブルー(Agave Tequilana Weber, Blue)と呼ばれる竜舌蘭(Agave, アガベ/アガヴェ)から造られる蒸留酒である。メキシコ産であることから、サボテンが原料と誤解されることがあるが、竜舌蘭とサボテンは異なる植物である。ウイスキーのようにそのまま飲まれるほか、カクテル等の材料にも使われる。」
「さて、今ではカクテルのマルガリータに入れられるお酒として、テキーラは有名ですね。」
「はい。」
「カクテルのマルガリータと言えば、マルガリータ(Margarita)とは、テキーラをベースとするカクテルである。マルガリータはスペイン語の女性人名である。元々の語源は、ギリシャ語の margarite(真珠)から。」
「その原料は何であるか、御存知の方は意外に少ないのではないでしょうか。」
「それは知りません。」
「実は、メキシコの特産品でもあるリュウゼツランという植物から作られていますよ。」
「はい。」
「メキシコの特産品でもあるリュウゼツランという植物と言えば、リュウゼツラン(竜舌蘭)は単子葉植物である。メキシコを中心に自生するリュウゼツランという植物を用いて作られる蒸留酒「テキーラ」はメキシコの特産品である。」
「メキシコのハリスコ州、テキーラ市の限られた原料、製法で作られたものをテキーラと呼んでいますよ。」
「そうなんですか。」
「メキシコのハリスコ州、テキーラ市と言えば、テキーラは、メキシコ中部ハリスコ州の地方自治体のひとつである。中心的な町はサンティアゴ・デ・テキーラ(Santiago de Tequila)だが、この町も単に「テキーラ」と呼ばれるのが一般的である(便宜上、以下で自治体全体を指すときは「テキーラ市」、サンティアゴ・デ・テキーラを指す場合は「テキーラ町」と表記する)。テキーラ町は、メキシコ第二の都市であるハリスコ州グアダラハラから50 kmの場所に位置している。リュウゼツランの蒸留酒であるメスカルの中でもよく知られるテキーラ酒は、この町の名前に由来している。」
「メキシコのハリスコ州と言えば、ハリスコ州(Estado de Jalisco)は、メキシコの中部にある州である。ミチョアカン州の北西、ナヤリット州の南東に位置する。州都はグアダラハラ。先古典期前期末のエル=オペーニョ文化から続く竪坑墓文化が繁栄し、アメカ、エツァトラン、トシュカクエスコなどの墓からは独特な様式の土偶が発見されている。2010年センサスで州の人口は7,350,355人。」
「その他は、メスカルと言って区別されているようですよ。」
「そうなんだ。」
「メスカルと言えば、メスカル(Mezcal)は、リュウゼツランを主原料とするメキシコ特産蒸留酒の総称である。 特定のリュウゼツラン品種から法定産地で製造されるテキーラは世界的に有名である。」
「テキーラの古い産業施設群とリュウゼツランの景観は、このリュウゼツランの栽培地や醸造所が世界遺産登録されたものですよ。」
「はい。」
「このリュウゼツランは、実はすでに3500年前にこの土地に自生していたものと考えられていますよ。」
「はい。」
「蒸留酒として製造し始めるようになったのは、スペイン人がこの地に入ってきてからのことですよ。」
「そうなんだ。」
「17世紀の初めになると、ハリスコ州内でも工場が作られるようになりましたよ。」
「はい。」
「18世紀になると、様々な周辺施設も続々と建設されましたよ。」
「はい。」
「19世紀になると、メキシコの特産品として全国的に知れ渡るようになりましたよ。」
「そうなんですか。」
「世界遺産、テキーラの古い産業施設群とリュウゼツランの景観は、テキーラ山からリオ・グランデ渓谷までの標高2000メートル以上の所に広がっていますよ。」
「はい。」
「リオ・グランデ渓谷と言えば、ニュー・メキシコ州タオスの西をリオ・グランデ川が流れています。鉄橋はリオ・グランデ峡谷に架けられています。鉄橋はサンタフェの北88マイルにあります。」
「テキーラ山と言えば、リュウゼツランのうち、テキーラの原料となるテキラリュウゼツランの野は、テキーラ山からリオ・グランデ渓谷までの標高 2,000 m 前後に広がっている。」
「登録されている醸造所は、テキーラ市や近隣師の醸造所が含まれていますよ。」
「はい。」
「日干しレンガや漆喰など、当時の新古典主義やバロック形式の装飾をまとった建造物も見られますよ。」
「そうなんだ。」
「バロック(形式の装飾)と言えば、バロック(仏: 英: baroque, 独: Barock)とは、16世紀末から17世紀初頭にかけイタリアのローマ、マントヴァ、ヴェネツィア、フィレンツェで誕生し、ヨーロッパの大部分へと急速に広まった美術・文化の様式である。バロック芸術は秩序と運動の矛盾を超越するための大胆な試みとしてルネサンスの芸術運動の後に始まった。」
「新古典主義と言えば、新古典主義(英:neoclassicism)は、18世紀中頃から19世紀初頭にかけて、西欧で建築・絵画・彫刻など美術分野で支配的となった芸術思潮を指す。それまでの装飾的・官能的なバロック、ロココの流行に対する反発を背景に、より確固とした荘重な様式をもとめて古典古代、とりわけギリシアの芸術が模範とされた。」
「テキーラ、エル・アレナル、アマティタンの街並も世界遺産登録されていますよ。」
「はい。」
「アマティタンと言えば、ハリスコ州の町です。テキーラとグアダラハラをつなぐ街道の途中にある町です。街道沿いにはアガベを収穫するヒマドールの銅像があります。」
「エル・アレナルと言えば、エル・アレナルはセビリアで7位の劇場・ホール・ショーです。 19世紀の雰囲気漂う店内でトップアーティスト達による本物のフラメンコがご覧頂けます。」
「醸造所だけではなく、街全体、教会堂なども興味深く眺めることができますよ。」
「はい。」
「リュウゼツランの茂る景観の素晴らしさと、原住民とスペイン人の文化の融合、またテキーラが世界的に有名になり、さまざまな文化的な影響をもたらしていることから、世界遺産に登録されたようですよ。」
「わかりました。」
メキシコの世界遺産および自然遺産~カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ~
「エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロという長い名前の世界遺産は、アメリカのニューメキシコ州のサン・ファン・プエブロから、メキシコの首都メキシコシティまでの2560キロの道路のことですよ。」
「長距離ですね。」
「メキシコの首都メキシコシティと言えば、メキシコシティ(西: Ciudad de Mexico)は、メキシコ合衆国の首都である。ラテンアメリカを代表する世界都市の一つ。国名と同一名称のため「市」に相当する単語を付けて呼ばれるのが通例となっており、メキシコ合衆国の公用語であるスペイン語ではシウダ・デ・メヒコ (Ciudad de Mexico) と呼ばれる。日本で主に用いられるメキシコシティ (Mexico City) は英語名で、メキシコ市と呼ばれる場合もある。」
「アメリカのニューメキシコ州のサン・ファン・プエブロと言えば、プエブロ(Pueblo)は、メキシコ北部とアメリカ合衆国南西部、特にニューメキシコ州やアリゾナ州に残るインディアンの伝統的な共同体、集落を指し、またそこに住むインディアン(Pueblo People, またはpueblos)を集合的に呼んだ言葉である。現在およそ35,000人のプエブロ・インディアンがいる。サン・ファン・プエブロは、ニューメキシコに住むプエブロ19部族の1つである。リオグランデ川とチャマリバーが合流する土地に集落を築いた。」
「アメリカのニューメキシコ州と言えば、ニューメキシコ州(英: state of New Mexico、西: Nuevo Mexico)は、アメリカ合衆国南西部にある州である。州の北はコロラド州に接し、東側にはオクラホマ州とテキサス州に、西側はアリゾナ州に、南側はテキサス州およびメキシコとの国境に接している。面積ではアメリカ合衆国で5番目に大きいが、人口では36番目であり、人口密度では45番目になっている。州都は1607年にスペイン人人が建設した歴史ある町サンタフェ市である。」
「エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロと言えば、エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ(スペイン語:El Camino Real de Tierra Adentro)は、アメリカ合衆国・ニューメキシコ州のサン・ファン・プエブロ(現在のオケ・オウィンゲ)からメキシコ合衆国の首都であるメキシコシティまでの約2,560キロメートルの道路である。1598年から1882年までの間、陸上交易の通路として使用された。アメリカ合衆国内の延長距離は404マイル(646キロメートル)であり、アメリカ合衆国内部分では、ナショナル・ヒストリック・トレイルに2004年に指定された。アメリカ国内の管理は、アメリカ合衆国国立公園局及び土地監督局が行っている。」
「16世紀から19世紀までの間、陸上交易の道路として重要な役割を果たしてきましたよ。」
「はい。」
「そして、このメキシコ領内の部分のみが世界遺産に登録されていますよ。」
「そうなんですか。」
「この道路で盛んに交易されていたのは、メキシコの重要な輸出物、銀でしたよ。」
「はい。」
「サカテカスやグアナフアトで採掘された銀が、この道を通って輸出されていましたよ。」
「はい。」
「グアナフアトと言えば、グアナフアト(スペイン語:Guanajuato)は、メキシコ・グアナフアト州の州都である。人口約78,000人(2003年現在)。メキシコでも豊かな銀山に恵まれ、スペイン植民地時代の美しいコロニアル建築で有名である。歴史的な市街地と近辺の銀山はユネスコの世界遺産に登録されている。」
「サカテカスと言えば、サカテカス (Zacatecas) は、メキシコの都市である。サカテカス州の州都。街の大聖堂をはじめとする歴史地区はユネスコの世界遺産に登録されている。標高約 2,250 m の高地に位置する。16世紀にコンキスタドレス(スペインの征服者)によって銀山の開発が行われ、メキシコ有数の鉱山都市として発展していった。19世紀前半、独立戦争中に鉱山が荒廃したため一時生産量が低下したが、まもなく生産力を回復させた。」
「歴史遺産であると共に、文化、経済を担う道でしたよ。」
「そうなんだ。」
「メキシコの世界遺産では、スペイン入植後のコロニアル都市や、古代都市の歴史遺産が多いですね。」
「はい。」
「しかし、自然遺産や、エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロのような道、こうした景観に関するものも多少はありますよ。」
「はい。」
「メキシコの経済に今も大きな影響をもたらしている歴史的「銀の道」は、きっと付近の街にもかなりの富と恩恵をもたらしたことが予想されますね。」
「そうなんだ。」
「エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロの道すがらに見られる、すこし中世的な建造物や、メキシコの赤い土と乾いた土地は、無味乾燥な感じもしますね。」
「はい。」
「その少し寂れた感じが、今の観光都市のように洗練されすぎてなく、観光ナイズされすぎることなく、程よい頃合いですよ。」
「そうなんだ。」
「もし時間があったら、アメリカのニューメキシコ州なども訪れてみて比較してもいいでしょう。」
「そうですね。」
「この道や街の雰囲気などもトータルに見て、少しノスタルジックな気分に浸ってみてはいかがでしょうか。」
「わかりました。」
「エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロは、そんなちょっと懐かしい気分にさせてくれる佇まいですよ。」
「はい。」
「ニューメキシコ州の方は、すっかり観光地として有名になり、その街の景観や観光地などもかなりソフィスティケートされているような感じもしますね。」
「はい。」
「こちらのメキシコ側では、まだまだ当時のままの中世を思わせる、ある意味ですこし古くさいまでの建築様式が見られますよ。」
「そうなんだ。」
「その分、自分のお気に入りの場所を探すこともできそうですね。」
「はい。」
「あまり観光地としては、有名ではないかも知れませんね。」
「はい。」
「しかし、歴史的意味と、すこし崩れた感じの観光地が好きな方、観光地ナイズされすぎない所が好きな方は、エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロの観光はおススメです。」
「わかりました。」
「昔のメキシコ経済を支えた、重要な道、そしてアメリカとメキシコの歴史を知る為には欠かせない道ですよ。」
「はい。」
メキシコの世界遺産および自然遺産~オアハカ中央盆地にあるヤグルとミトラの先史時代の洞窟群~
「メキシコには、歴史的建造物や古代都市の遺跡だけではなく、自然遺産もあることを御存知でしょうか?」
「いいえ、知りません。」
「そう、ミトラの先史時代の洞窟ですよ。」
「そうなんですか。」
「先史時代と言えば、先史時代は、「歴史時代(有史時代)」以前の歴史区分に当たり、文字を使用する前の人類の歴史である。1838年にスウェーデンのスヴェン・ニルソンが著した『Skandinaviska Nordens Urivanare,Lund (北欧スカンディナヴィアの原住民)』において用語「forhistoria (先史)」を用い、1851年にダニエル・ウィルソンが著作『The Archaeology and Prehistoric Annals of Scotland (スコットランドの考古学と先史時代の年代)』で英語圏に紹介し、1865年にジョン・ラボックが『Pre-historic Times (先史時代)』を発表して以来、英語の単語として「prehistoric」が広く使われるようになった。」
「ミトラと言えば、ミトラは、メキシコのオアハカ州、オアハカ市の南東40km、タラコルラ(Tlacolula)河谷にある後古典期のサポテカ文化の遺跡である。名称の由来は、ナワトル語の「ミクトラン」(死者の地)から来ている。モンテアルバンⅣ期(750年~1000年頃、あるいは後古典期前期900年~1200年頃)の遺跡とされてきたが、実際には、スペイン人が到着した後古典期後期にも機能していた。おぞましい儀式を目撃したとのスペイン人神父たちの記録も残っている。ミトラの廃墟は、リオ=グランデ=デ=ミトラ川をまたぐ岩場の斜面と丘陵の北側に位置している。ミトラの「市街地」および「祭祀センター」は、「円柱の建物群」と呼ばれるものをはじめとして5つの長方形の中庭を囲む細長い建物群で構成されている。」
「歴史の授業などで、少し耳にはさんだことがあるかも知れませんね。」
「はい。」
「オアハカの中部渓谷にあるヤグルは、メキシコ観光の中でも見逃せない世界遺産ですよ。」
「そうなんですか。」
「ヤグルと言えば、ヤグル(英語版)(ヤーグル)は、サポテカ文明期(紀元前500年 - 後750年)に成立した都市で、その時期のオアハカ盆地の中心都市モンテ・アルバンの衰退後に勢力を伸ばした都市のひとつである。その遺跡は都市オアハカの東方36キロメートルに残っている。とりわけ、その球戯場はオアハカ盆地で最大、メソアメリカ全体でもチチェン・イッツァの次に大きいとされる。山上都市のため、山頂付近の地域からはオアハカ盆地全域を見渡すことができる。」
「オアハカと言えば、オアハカ (Oaxaca) またはオアハカ・デ・フアレス(Oaxaca de Juarez)はメキシコの都市である。オアハカ州の州都であり、州名と同じ名前の都市としては、国内で最大の人口を持つ。南シエラマドレ山脈の中の標高1,550メートルの高地に位置している。人口は約519,660人(2005年)。市内歴史地区と共に世界遺産に登録されたモンテ=アルバンは市の郊外に位置している。」
「メキシコ南部の亜熱帯地方、オアハカ中央部、タラコルラ渓谷の北斜面にあるミトラの先史時代の洞窟は、2つの遺跡、洞窟、岩陰にある住居跡からなっていますよ。」
「はい。」
「オアハカ中央部のタラコルラ渓谷と言えば、メキシコ南部の亜熱帯地方、オアハカ中央部、タラコルラ渓谷の北斜面にあるミトラの先史時代の洞窟は、2つの遺跡、洞窟、岩陰にある住居跡からなっています。岩陰の岩絵はとくに有名で、遊牧や狩猟生活から農耕に至るまでの様子が描かれています。」
「岩陰の岩絵は、特に有名ですよ。」
「そうなんだ。」
「遊牧や狩猟生活から農耕に至るまでの様子が、描かれていますよ。」
「はい。」
「1万年前の瓜科の植物は、北米では最古の植物栽培の痕跡ですね。」
「はい。」
「今のメキシコの食卓を支えているトウモロコシも、すでに栽培されていたようですよ。」
「そうなんですか。」
「スペイン征服前でも、メキシコではかなり文明の進んだ、経済的に栄えていた都市がいくつも存在しましたよ。」
「そうなんだ。」
「このメソアメリカ文明にとっては、このオアハカの中部渓谷にあるヤグルとミトラの先史時代の洞窟は、重要な資料となっていますよ。」
「はい。」
「メソアメリカ文明と言えば、メソアメリカ(Mesoamerica)は、メキシコ及び中央アメリカ北西部とほぼ重複する地域において、共通的な特徴をもった農耕民文化ないし様々な高度文明(マヤ、テオティワカン、アステカなど)が繁栄した文化領域を指し、パウル・キルヒホフの文化要素の分布研究により定義された。地理的には、北は、メキシコのパヌコ川からシナロア川あたりまで、南はホンジュラスのモタグァ河口あたりからコスタリカのニコヤ湾あたりまでであるが、この境界線は歴史的に一定していたわけではない。」
「ただし、ミトラにくらべて、ヤグルの方が道中、観光客が少なめという報告もありますね。」
「はい。」
「ゆっくり観光できる穴場でしょう。」
「そうなんだ。」
「モンテアルバンとミトラと同時期に栄えたヤグルは、丁度その二つの文化が混ざったような印象を受けますよ。」
「はい。」
「モンテアルバンと言えば、モンテ=アルバン(Monte Alban)は、メキシコ、オアハカ州のオアハカ盆地中央、オアハカ市街の西方10km、盆地の「底面」からの比高差400mにある山の頂上を平らにして築かれたサポテカ文化の中心をなす祭祀センターである。紀元前500年頃から紀元800年頃まで繁栄した。後古典期には、ミシュテカ族に支配された。メソアメリカ文明を考える上で非常に重要な考古遺跡であって、1987年に世界遺産にも登録されている。遺跡全体のひろがりは42km2に及ぶが、中央広場をかこむ東西200m、南北300mの範囲に主な神殿や、天体観測所(建造物J)、球戯場などがある。」
「球戯場やミトラ同様の幾何学模様が施されたお墓などを見ることができますよ。」
「はい。」
「小高い丘の上の見張り台などもありますよ。」
「はい。」
「確かにここで、古代人が暮らしていた生活の痕跡を見ることはできそうですよ。」
「そうなんだ。」
「世界遺産のオアハカの中部渓谷にあるヤグルとミトラの先史時代の洞窟では、先史時代の古代の人々の暮らしが分かりますよ。」
「はい。」
「まだ観光用に整備されていない所もありますよ。」
「はい。」
「壁画なども、まだまだクリアになっていない部分もあるそうですよ。」
「そうなんですか。」
「世界遺産の登録もあり、今ではかなりアクセスはしやすくなっていますよ。」
「はい。」
「オアハカの中部渓谷にあるヤグルとミトラの先史時代の洞窟のように、壁画や古代の暮らし、有史以前、約1万年前の人々の暮らしを知りたい、興味がある人は、是非訪れてください。」
「わかりました。」
「オアハカの中部渓谷にあるヤグルとミトラの先史時代の洞窟は、訪れる価値がある世界遺産ですよ。」
「はい。」
「これらの壁画に残されているような暮らしが、すでに1万年前にはあったかと思うと、人間の進歩というものが、結構スローだということが分かりますね。」
「はい。」
「昔の生活を今に伝える、貴重な自然遺産だと思いますよ。」
「わかりました。」
メキシコの世界遺産および自然遺産~シアン・カアン~
「メキシコに行ったことがある人なら、メキシコの自然の豊かさは、口々に賛美するはずですよ。」
「はい。」
「それくらい青い空やキレイな海がありますよ。」
「はい。」
「メキシコは大自然の宝庫ですよ。」
「そうなんですか。」
「そうした自然に恵まれた国ですよ。」
「はい。」
「当然世界遺産の中にも、自然遺産の登録は多いはずですね。」
「はい。」
「そしてこの自然遺産、シアン・カアンも、メキシコの自然遺産を代表する美しい景色が広がっていますよ。」
「そうなんだ。」
「シアン・カアンと言えば、シアン・カアンは、1987年に登録されたメキシコの世界遺産(自然遺産)で、ユカタン半島のカリブ海沿岸に広がる自然保護区である。総面積は約5300km2で、珊瑚礁、潟湖(せきこ)、熱帯雨林などからなり、多様な自然環境と生態系が見られる。保護区内では、植物約1200種と哺乳類103種が確認されている。全体の約3割を占める熱帯雨林には、ネコ科のオセロット、イノシシに似たペッカリー、体長2m、体重300kgに及ぶ哺乳類ベアードバクなどが生息する。海域には、翼を広げると2m以上のアメリカグンカンドリをはじめカワウやペリカンなどが見られる。潟湖には、体重400kgを超えるアメリカマナティーやウミガメなどが暮らす。シアン・カアンは、マヤの言葉で「天空の生まれた場所」を意味する。かつてはこの地域一帯にマヤの人々の集落が存在したが、今は、その末裔約800人がヤシで造った家に暮らすだけである。このような多様な自然環境と貴重な生態系が評価され、世界遺産に登録された。」
「メキシコのユカタン半島に位置するシアン・カアンは、マヤの言葉で、「空の始まる場所」を意味するそうですよ。」
「はい。」
「メキシコのユカタン半島と言えば、ユカタン半島は、メキシコ、グアテマラ、ベリーズにまたがり、メキシコ湾とカリブ海との間に突き出ている半島である。石灰岩からなる非常に広大な台地であり、カルスト地形が発達している。」
「マヤ文明が栄えた頃も、その土地と自然の美しさはよく知られていたのでしょうか。」
「そうですね。」
「マヤ文明と言えば、メキシコ南東部、グアテマラ、ベリーズなどいわゆるマヤ地域を中心として栄えた文明である。メソアメリカ文明に数えられる。大規模な都市遺跡が築かれ始めたのは、形成期後期 (先古典期後期)からで、いわゆる「中部地域」で、現ベリーズのラマナイ、グアテマラのペテン低地に、ティカル、ワシャクトゥン、エル・ミラドール、ナクベなどの大都市遺跡が建設され、人口の集中が起こり繁栄した。エル・ミラドール、ナクベ、カラクムなど大都市では、古典期を凌ぐ大建造物が、紀元前400年以降に建てられたことが分かってきた。」
「美しい珊瑚礁、カリブ海に住む熱帯魚やかわいいマナティ、そして神秘の泉セノーテなど、見所は一杯ですよ。」
「はい。」
「神秘の泉セノーテと言えば、シアンカーンは、マヤの人びとが聖なる泉とあがめた神秘の泉・セノーテや森のなかのマヤ遺跡を含む自然保護地区です。カリブ界の世界的リゾート地、カンクンがあるユカタン半島には、石灰岩大地に開いた穴に数百年かけて地下水が溜まって出来る泉、 セノーテ(Cenote)が1000以上あります。神秘的な沼という感じです。」
「マナティと言えば、マナティー科は、動物界脊椎動物門哺乳網カイギュウ目(海牛目)に属する科である。最大種はアメリカマナティーで最大体長390cm。最大体重1500kgと本科のみならず現生のカイギュウ目最大種(アフリカマナティーの最大体長は335cmだが、この個体の頭骨が通常の成体より小型だったため体長400cmに達するとする説もある。しかし確実な記録はない)。最小種はアマゾンマナティーで体長250-300cm。体重350-500kgと本科のみならず現生のカイギュウ目最小種。」
「カリブ海と言えば、カリブ海は、メキシコ湾の南、大西洋に隣接する水域である。南はベネズエラ、コロンビア、パナマに、西はコスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、グアテマラ、ベリーズ、そしてメキシコのユカタン半島に、北はキューバ、イスパニョーラ島のハイチとドミニカ共和国、ジャマイカ、プエルトリコといった大アンティル諸島に、東は小アンティル諸島に接している。」
「世界遺産のシアン・カアンならではの大自然と一体化した観光を楽しむべきですよ。」
「はい。」
「マリンスポーツだけでなく、ジャングルトレッキングやマングローブ水路の探検、泳ぎなど、アクティビティは盛りだくさんですよ。」
「そうなんだ。」
「マングローブ水路と言えば、シアン・ カーンではマングローブの狭い水路を散策したり、ピラミッドの頂上に登ったり、セノーテの水に身を浮かべたり海岸でフィッシングをしたりすることが可能です。」
「夏のバケーションを過ごすにも、家族で訪れるのにも適している場所ですよ。」
「はい。」
「日本からもこのシアン・カアン観光は人気が高く、いくつかのツアーもありますよ。」
「はい。」
「メキシコは物価も安いですから、リゾートを楽しむなら、飛行機の長時間フライトさえ我慢すれば、かなりゴージャスな旅行が楽しめますよ。」
「そうなんだ。」
「もちろん、これだけ美しい自然環境を守るのは、それだけの努力も必要ですよ。」
「はい。」
「あまり観光客が訪れると、そうした景観や自然遺産を破壊してしまうのではないかという懸念も有りますよ。」
「はい。」
「しかし、世界遺産に登録されていることで、このシアン・カアンでは環境を守る取り組みも盛んにされていますよ。」
「そうなんですか。」
「したがって、モラルを守った行動をすれば、まったく問題はありませんよ。」
「はい。」
「この土地に住む生物を保護していくために、様々なプロジェクトもありますよ。」
「はい。」
「この素晴らしい自然を守っていく為に、観光客も一緒になって、このシアン・カアンの遺産を次世代まで守り、引き継ぐ義務があると思います。」
「そうですね。」
「日本からの観光を考える場合、近場のほうが移動が楽なので、どうしても東南アジア系のビーチの方に心がひかれるかも知れませんね。」
「はい。」
「しかし、時にはメキシコまで飛んで、カリブ海の雄大な自然とエメラルドブルーの海、尽きない空の青を体験してはいかがでしょうか。」
「わかりました。」
「一度行ったら、ずっとメキシコに滞在したくなりますよ。」
「はい。」
「シアン・カアンは訪れた人がまた是非もう一度、と言いたくなる、素晴らしい自然の宝物ですよ。」
「はい。」
「きっとその景色があなたの目に焼き付いて、離れないことでしょう。」
「そうなんだ。」
メキシコの世界遺産および自然遺産~エル・ビスカイノのクジラ保護区~
「メキシコで、クジラも見られるの?」
「どうでしょう。」
「クジラは、世界の海に生息していますよ。」
「そうなんだ。」
「この太平洋とカリフォルニア湾に挟まれたバハ・カリフォルニア半島部は、特に生物の宝庫で、メキシコの生物圏保護区になっていますよ。」
「はい。」
「バハ・カリフォルニア半島と言えば、バハ・カリフォルニア半島とはメキシコの西部にある半島である。北のティファナから南のサンルカス岬まで長さはおよそ1250 km である。この半島は太平洋とカリフォルニア湾(コルテス海)を隔てている。」
「カリフォルニア湾と言えば、カリフォルニア湾は、メキシコ北西部、北米大陸とバハ・カリフォルニア半島との間の南北方向に伸びる細長い湾である。コルテス海(米:Sea of Cortez)とも呼ばれる。2005年に、ユネスコの世界遺産に「カリフォルニア湾の島々と自然保護区」の名前で登録された。」
「そして、この土地の独自の砂漠気候の影響で、固有種も豊富ですよ。」
「そうなんですか。」
「例えば、クジラで言えば、コククジラの重要な繁殖地になっていますよ。」
「そうなんだ。」
「コククジラと言えば、コククジラは、ヒゲクジラ亜目コククジラ科に属する水棲哺乳類である。コククジラ科は、コククジラ1属1種のみで構成される。体長 12-14 m と、クジラのなかでは比較的小型で、和名においてもコクジラ、コク、チゴクジラなどと、小柄であることに由来する名称である。」
「この土地は、雨が少ない砂漠地帯ですね。」
「はい。」
「だからこそ、この厳しい気候条件にアジャストした独自の固有種が生まれましたよ。」
「はい。」
「このエル・ビスカイノのクジラ保護区では、特に水分不足に悩まされ続けたこの土地の生物が、独自の進化を遂げてきたことが分かり、興味深いですね。」
「はい。」
「エル・ビスカイノと言えば、エル・ビスカイノ生物圏保護区は、太平洋とカリフォルニア湾に挟まれたバハ・カリフォルニア半島中央部に設定されているメキシコの生物圏保護区である。1988年に設定された総面積2,546,790 haの生物圏保護区で、独特の砂漠の気候によって育まれた陸棲生物の固有種の豊富さや、コククジラの重要な繁殖地であることなどが特色である。コククジラの繁殖地になっている2つの潟湖が、ユネスコの世界遺産に登録されている。」
「世界遺産としてのエル・ビスカイノのクジラ保護区の意味としては、セバスティアン・ビスカイノ湾、オホ・デ・リエブレ湖、サン・イグナシオ湖が、コククジラの繁殖地になっていましたよ。」
「そうなんですか。」
「サン・イグナシオ湖と言えば、エル・ビスカイノ生物圏保護区のうち、バハ・カリフォルニア半島にあるセバスティアン・ビスカイノ湾、および湾と繋がっている2つの潟湖オホ・デ・リエブレ湖(Laguna de Ojo de Liebre)、サン・イグナシオ湖(Laguna San Ignacio )は、コククジラの繁殖地として知られている。世界中に棲息しているコククジラの半数は、この湾で生まれている。」
「オホ・デ・リエブレ湖と言えば、エル・ビスカイノ生物圏保護区のうち、バハ・カリフォルニア半島にあるセバスティアン・ビスカイノ湾、および湾と繋がっている2つの潟湖オホ・デ・リエブレ湖(Laguna de Ojo de Liebre)、サン・イグナシオ湖(Laguna San Ignacio )は、コククジラの繁殖地として知られている。世界中に棲息しているコククジラの半数は、この湾で生まれている。」
「セバスティアン・ビスカイノ湾と言えば、セバスティアン・ビスカイノ湾一帯は、コククジラが交尾と出産を行う世界有数の繁殖地である。」
「それを鑑賞するためのホエール・ウォッチングが盛んですよ。」
「そうなんだ。」
「環境が悪化したことで、今はホエール・ウォッチングは規制されていますよ。」
「はい。」
「ただし、生物圏が独自であるからこそ、世界遺産に登録して保護する必要がありますね。」
「そうですね。」
「観光的価値とはまた別のものですよ。」
「はい。」
「このエル・ビスカイノのクジラ保護区は、環境が厳しいからこそ、人間に開発されることがなく、とり残された貴重な動物達の生息地ですよ。」
「はい。」
「環境にダメージを与えない範囲で観光するのであれば、まったく問題ありませんよ。」
「そうなんだ。」
「それは、観光客一人一人のモラルが必要とされることでしょう。」
「そうですね。」
「まずは、エル・ビスカイノのクジラ保護区の情報を得て、この限られた自然遺産に敬意を持って、動物の住まう土地の訪問をさせてもらう謙虚な気持ちが必要でしょう。」
「はい。」
「ホエール・ウォッチングならば、もっと観光化されたスポットが沢山ありますよ。」
「はい。」
「自然遺産、世界遺産としては、このエル・ビスカイノのクジラ保護区は、やや玄人向きという感じでしょう。」
「そうなんですか。」
「もちろんこの土地の最大の魅力、人が介入できない自然の素晴らしさ、雄大さを知るには絶好のロケーションですよ。」
「はい。」
「観光地の候補として挙げておいても、損がないと思いますよ。」
「はい。」
「メキシコは、こんなに自然が豊かなのだということを再認識する旅になるでしょう。」
「そうなんだ。」
「毎年2000頭ものクジラが集うこのエル・ビスカイノのクジラ保護区は、それだけでも守り伝えていく意味があると思いますよ。」
「はい。」
「野生動物たちの自然の営み、そして自然の厳しさにただただ、畏敬の念を感じずにはいられませんね。」
「わかりました。」
メキシコの世界遺産および自然遺産~カリフォルニア湾の島々と自然保護区~
「メキシコの世界遺産、自然遺産として、カリフォルニア湾の島嶼および保護地区群がありますよ。」
「はい。」
「カリフォルニア湾と言えば、カリフォルニア湾は、メキシコ北西部、北米大陸とバハ・カリフォルニア半島との間の南北方向に伸びる細長い湾である。コルテス海(米:Sea of Cortez)とも呼ばれる。2005年に、ユネスコの世界遺産に「カリフォルニア湾の島々と自然保護区」の名前で登録された。」
「カリフォルニア湾と言うと、すべてアメリカのような気がしますね。」
「はい。」
「しかし、メキシコ領の部分もあるのですよ。」
「そうなんだ。」
「もちろんこれは自然遺産ですから、その豊かな自然を次世代に引き継ぎ、守っていく意味でも世界遺産に登録されること自体、重要な意味がありますね。」
「はい。」
「印象からすると、エメラルドブルーの海に、美しい自然、というビーチのイメージが浮かびますね。」
「はい。」
「しかし、そこはメキシコですよ。」
「はい。」
「赤土の土地が目立ち、白砂のビーチにサボテン、赤土という組み合わせは、なかなかシュールに目に写りますよ。」
「そうなんだ。」
「街も景色も、一昔前のアメリカ、ちょっとすすけた西部劇のイメージという感じですよ。」
「そうなんですか。」
「メキシコ独自のあか抜けなさと、そのままの自然を味わうにはぴったりの場所ですよ。」
「はい。」
「メキシコ全体としては、カンクンやアカプルコのような完全に観光化された都市以外は、地元の人が住んでいる生のメキシコを見ることができますよ。」
「そうなんだ。」
「アカプルコと言えば、アカプルコは、メキシコ合衆国の太平洋のゲレーロ州にあるリゾート都市である。正式名称はアカプルコ・デ・フアレス (Acapulco de Juarez)。首都メキシコシティから南西に約300キロの太平洋岸に位置する。人口は60万人強と中規模の街だが、海岸沿いに大規模なリゾートホテルや豪華な別荘が立ち並び、世界中から人口の10倍以上の年間数百万の観光客が訪れる、古くからのリゾートである。」
「カンクンと言えば、カンクンは、メキシコ合衆国の南東部、カリブ海沿岸のキンタナ・ロー州にある都市の名前である。マヤ語で"カン"は蛇、"クン"は巣という意味で蛇の巣という意味である。メキシコ南東部のカリブ海沿岸、ユカタン半島の先端に位置する観光都市で、1970年代にメキシコ政府の先導でリゾート地として開発された。現在は年間で300万人を超える観光客やセレブが訪れる、世界的に知名度が高いリゾート地となった。」
「このカリフォルニア湾の島嶼および保護地区群を尋ねても、あまりソフィスティケート都会の様に洗練されていない生のメキシコを堪能できますよ。」
「はい。」
「その部分では非常に興味深いですよ。」
「そうなんですか。」
「カリフォルニア湾の島嶼および保護地区群は、ダイビングでも有名な所ですよ。」
「はい。」
「本当に何もない自然と、ただダイビングを楽しむにはいい環境ですよ。」
「はい。」
「時間が相当ゆっくり過ぎていきますよ。」
「そうなんだ。」
「都会の忙しい暮らし、そしてバケーションには何もしないでのんびりするのが一番と思われる方は、このカリフォルニア湾の島嶼および保護地区群の観光はおススメです。」
「わかりました。」
「しかし、ちょっと辺鄙な場所ですよ。」
「そうなんですか。」
「メキシコののんびりした時間と、美味しいマルガリータ、ちょっと量が多めの食事に舌鼓を打ってまさにバケーションですね。」
「はい。」
「ビーチで寝て、またダイビングをして楽しむ、と思われる方にはいいでしょう。」
「わかりました。」
「ただし、交通の便がいまいちという情報もありますよ。」
「そうなんですか。」
「バスやタクシーなどの情報は、あらかじめ押さえておいた方がいいでしょう。」
「わかりました。」
「しかし、おそらくメキシコには時刻表はあってないようなものだと思いますよ。」
「そうなんだ。」
「尋ねるベストシーズンは、秋ということですね。」
「はい。」
「ダイビングでは、アシカやジンベイザメが見られるスポットがありますよ。」
「はい。」
「それらを狙ってダイビングの観光客が、沢山訪問するそうですよ。」
「そうなんだ。」
「カリフォルニア湾の島嶼および保護地区群は、その人によって目的地を定め、そこまでの交通手段を確保することが、時間を有効に、またカリフォルニア湾の島嶼および保護地区群で楽しく過ごすコツのようですよ。」
「わかりました。」
メキシコの世界遺産および自然遺産~オオカバマダラ生物圏保護区~
「メキシコの世界遺産に登録されている自然遺産も、結構ありますよ。」
「そうなんですか。」
「このオオカバマダラ生物圏保護区も、その一つですね。」
「はい。」
「オオカバマダラ生物圏保護区と言えば、オオカバマダラ生物圏保護区(マリポーサ・モナルカ生物圏保護区)は、大部分がミチョアカン州東部に位置しているメキシコの生物圏保護区で、残りはメキシコ高原中央部のメヒコ州西部に存在している。その名前が示すように蝶の一種であるオオカバマダラ(マリポーサ・モナルカ)が越冬する際に暮らす地域の保護を主目的としている。」
「メキシコには古代遺跡あり、街自体も歴史的建造物でそのまま残っている場所が多くありますよ。」
「はい。」
「訪問してみたい場所は沢山あるかも知れませんよ。」
「そうなんですか。」
「もし時間があったら、メキシコの雄大な自然と世界遺産を訪問するチャンスを見逃さないでください。」
「わかりました。」
「オオカバマダラ生物圏保護区は、メキシコのミチョアカン州東部の生物圏保護区になっていますよ。」
「はい。」
「メキシコのミチョアカン州と言えば、ミチョアカン州は、メキシコ中西部にある州である。名称は、ナワトル語で「猟師の地」を意味するミチャマクワンに由来する。ゲレーロ州の北西、コリマ州とハリスコ州の東南東に位置する。州都はモレリア。2010年センサスで州の人口は4,348,485人。」
「特に、蝶の一種であるオオカバマダラの保護を中心に守られている場所ですよ。」
「はい。」
「オオカバマダラと言えば、オオカバマダラは、チョウ目・タテハチョウ科・マダラチョウ亜科に分類されるチョウの一種である。北アメリカでは渡り鳥のように渡りをするチョウとして有名。」
「メキシコ全土で、この蝶の成育地が12カ所あるとされていますよ。」
「はい。」
「越冬地は、このオオカバマダラ生物圏保護区がメインになっていますよ。」
「そうなんだ。」
「一般公開されている所は、シエラ・チンクア、ラ・メサ、エル・カプリン、エル・ロサリオですよ。」
「はい。」
「エル・ロサリオと言えば、エル・ロサリオは、ミチョアカン州のオカンポ近くに位置している。」
「エル・カプリンと言えば、エル・カプリンは、メヒコ州のドナト・ゲラやサン・フアン・ソコヌスコ近くに位置している。」
「ラ・メサと言えば、ラ・メサは、メヒコ州のサン・ホセ・デル・リンコン近くに位置している。」
「シエラ・チンクアと言えば、シエラ・チンクアは、ミチョアカン州のトラルプハウアやアンガンゲオの街の近くに位置している。」
「それ以外の生息地は、蝶のコロニーを台無しにしてしまう可能性がありますので、公開されていませんよ。」
「はい。」
「蝶を保護する為に、世界遺産登録される土地があるのも驚きですね。」
「そうなんですか。」
「それくらい、世界の中の固有種はどんどん環境破壊によって減少していますよ。」
「はい。」
「保護区として守らないといけないレベルになっているのだと思いますよ。」
「はい。」
「地球上の全ての生物が保護されている訳ではない現状もありますね。」
「そうですね。」
「オオカバマダラ生物圏保護区のように、世界遺産として登録されることで、補助金を受け、その環境を守るための最小限のことはできるようになりますね。」
「はい。」
「歴史遺産、そして都市遺産、自然遺産など、守られるべき遺産は沢山ありますよ。」
「はい。」
「生物の場合は、一度絶滅してしまったら取り返しがききませんね。」
「そうですね。」
「それがまた新たな環境破壊、生態系のバランスを崩すことにもなりますよ。」
「はい。」
「こうした守られるべき生物が正しい方法で守られれば、危機に瀕している生態数を取り戻し、よりよい環境が守られるかも知れませんね。」
「そうですね。」
「メキシコのオオカバマダラ生物圏保護区は、多くの越冬する蝶たちの追跡にもこれから力をいれる予定ですよ。」
「そうなんだ。」
「アメリカやカナダへどのようなルートを通って北上するのかも、分かるようになると言いますね。」
「はい。」
「蝶や昆虫好き、生き物が好きな人は、訪れるべきメキシコの世界遺産が、オオカバマダラ生物圏保護区なのかも知れませんね。」
「はい。」
「博物館で見る蝶よりも、生きてそこに生活する蝶、そしてそれを育てる自然を間近に見ることは、それだけでもかなり面白い経験になると思いますよ。」
「そうですね。」
「メキシコ観光は、こうしたバラエティ溢れる世界遺産巡りができるところも、魅力の一つと思いますよ。」
「わかりました。」
メキシコの世界遺産および自然遺産~ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群・テキーラの古い産業施設群とリュウゼツランの景観・カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ・オアハカ中央盆地にあるヤグルとミトラの先史時代の洞窟群・シアン・カアン・エル・ビスカイノのクジラ保護区・カリフォルニア湾の島々と自然保護区・オオカバマダラ生物圏保護区~
「メキシコの世界遺産および自然遺産~ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群・テキーラの古い産業施設群とリュウゼツランの景観・カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ・オアハカ中央盆地にあるヤグルとミトラの先史時代の洞窟群・シアン・カアン・エル・ビスカイノのクジラ保護区・カリフォルニア湾の島々と自然保護区・オオカバマダラ生物圏保護区~」
⇒メキシコの世界遺産および自然遺産~ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群・テキーラの古い産業施設群とリュウゼツランの景観・カミノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ・オアハカ中央盆地にあるヤグルとミトラの先史時代の洞窟群・シアン・カアン・エル・ビスカイノのクジラ保護区・カリフォルニア湾の島々と自然保護区・オオカバマダラ生物圏保護区~
メキシコの世界遺産と歴史や文明都市~シエラ・デ・サン・フランシスコの岩絵群・サカテカス歴史地区・ショチカルコの考古遺跡地帯・ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群・古代都市ウシュマル・古代都市テオティワカン・歴史的城塞都市カンペチェ・カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林~
「メキシコの世界遺産と歴史や文明都市~シエラ・デ・サン・フランシスコの岩絵群・サカテカス歴史地区・ショチカルコの考古遺跡地帯・ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群・古代都市ウシュマル・古代都市テオティワカン・歴史的城塞都市カンペチェ・カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林~」
⇒メキシコの世界遺産と歴史や文明都市~シエラ・デ・サン・フランシスコの岩絵群・サカテカス歴史地区・ショチカルコの考古遺跡地帯・ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群・古代都市ウシュマル・古代都市テオティワカン・歴史的城塞都市カンペチェ・カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林~
メキシコの世界遺産とマヤ文明や古代都市遺跡~古代都市パレンケと国立公園・メキシコシティ歴史地区とソチミルコ・オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの考古遺跡・プエブラ歴史地区・グアナフアト歴史地区と鉱山・古代都市チチェン・イッツァ・モレリア歴史地区・古代都市エル・タヒン~
「メキシコの世界遺産とマヤ文明や古代都市遺跡~古代都市パレンケと国立公園・メキシコシティ歴史地区とソチミルコ・オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの考古遺跡・プエブラ歴史地区・グアナフアト歴史地区と鉱山・古代都市チチェン・イッツァ・モレリア歴史地区・古代都市エル・タヒン~」
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中米の世界遺産とコスタリカやパナマから中央アメリカ~コスタリカのココ島国立公園・グアナカステ保全地域・コスタリカとパナマのタラマンカ山脈=ラ・アミスター保護区群とラ・アミスター国立公園・ダリエン国立公園・パナマ・ビエホとパナマ歴史地区・カリブ海側の要塞群のポルトベロとサン・ロレンソ・コイバ国立公園とその海洋特別保護地域~
「中米の世界遺産とコスタリカやパナマから中央アメリカ~コスタリカのココ島国立公園・グアナカステ保全地域・コスタリカとパナマのタラマンカ山脈=ラ・アミスター保護区群とラ・アミスター国立公園・ダリエン国立公園・パナマ・ビエホとパナマ歴史地区・カリブ海側の要塞群のポルトベロとサン・ロレンソ・コイバ国立公園とその海洋特別保護地域~」
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中米の世界遺産とカリブ海諸国の島~ハイチのシタデル、サン=スーシ城、ラミエール国立歴史公園・ドミニカ共和国のサントドミンゴの植民都市・モルヌ・トロワ・ピトン国立公園・セントルシアのピトン管理地域・セントクリストファー・ネイビスのブリムストーン・ヒル要塞国立公園・バルバドスのブリッジタウン歴史地区とギャリソン・ベリーズのベリーズ珊瑚礁保護区~
「中米の世界遺産とカリブ海諸国の島~ハイチのシタデル、サン=スーシ城、ラミエール国立歴史公園・ドミニカ共和国のサントドミンゴの植民都市・モルヌ・トロワ・ピトン国立公園・セントルシアのピトン管理地域・セントクリストファー・ネイビスのブリムストーン・ヒル要塞国立公園・バルバドスのブリッジタウン歴史地区とギャリソン・ベリーズのベリーズ珊瑚礁保護区~」
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中米の世界遺産や歴史と世界文化遺産~エルサルバドルのホヤ・デ・セレンの考古遺跡・グアテマラのアンティグア・グアテマラ・キリグア遺跡公園・ティカル国立公園・ニカラグアのレオン・ビエホ遺跡群・レオン大聖堂・ホンジュラスのリオ・プラタノ生物圏保護区・コパンのマヤ遺跡~
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世界遺産のおすすめ~基礎・人気・日本・ユネスコ~
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