中米の世界遺産とカリブ海諸国の島
「カリブ海諸国にどのようなスポットがあるかご存じでしょうか?」
「よく知りません。」
「カリブ海と言えば、カリブ海は、メキシコ湾の南、大西洋に隣接する水域である。南はベネズエラ、コロンビア、パナマに、西はコスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、グアテマラ、ベリーズ、そしてメキシコのユカタン半島に、北はキューバ、イスパニョーラ島のハイチとドミニカ共和国、ジャマイカ、プエルトリコといった大アンティル諸島に、東は小アンティル諸島に接している。」
「「それってどこの海?」、「カリブの海の周辺ってどういう国があつたっけ?」と思ってしまう方が多いかも知れませんね。」
「そうですね。」
「カリブ海域は、メキシコ湾から南下した大西洋上に位置していますよ。」
「はい。」
「メキシコ湾と言えば、メキシコ湾は、北アメリカ大陸南東部とメキシコ北東部に挟まれた湾である。広くは大西洋、カリブ海(アメリカ地中海)の一部として分類される。メキシコ湾は東西の幅が約1,500km、総面積は約160万 平方kmで、南の3分の1は熱帯に入る。」
「ハイチ、ドミニカ、ベリーズなどの国があるカリブ海は、リゾートスポットとして利用されていますよ。」
「そうなんですか。」
「ベリーズと言えば、ベリーズは、中央アメリカ北東部、ユカタン半島の付け根の部分に位置する英連邦王国の一国たる立憲君主制国家である。北にメキシコと、西にグアテマラと国境を接し、南東にはホンジュラス湾を挟んでホンジュラスがあり、東はカリブ海に面する。首都はベルモパン。美しい海と珊瑚礁に恵まれ、「カリブ海の宝石」と呼ばれている。」
「ドミニカと言えば、ドミニカ共和国は、西インド諸島の大アンティル諸島のイスパニョーラ島東部に位置する共和制国家である。大アンティル諸島で二番目に大きな島であり、同島西部にあるハイチと国境を接する。モナ海峡を隔てて東にプエルトリコが、ウィンワード海峡を隔てて西にキューバと、ジャマイカ海峡を隔ててジャマイカが存在する。首都はサントドミンゴ。」
「ハイチと言えば、ハイチ共和国、通称ハイチは、中央アメリカの西インド諸島の大アンティル諸島内のイスパニョーラ島西部に位置する共和制国家である。東にドミニカ共和国と国境を接し、カリブ海のウィンドワード海峡を隔てて北西にキューバが、ジャマイカ海峡を隔てて西にジャマイカが存在する。首都はポルトープランス。」
「実にバリエーション豊かな世界遺産を保有していますよ。」
「はい。」
「たとえば、上記の三カ国の場合は、「シタデル、サン=スーシ城、ラミエール国立歴史公園」、「モーン・トロワ・ピトン(ズ)国立公園」、「ベリーズのバリアリーフ保護区」などの世界遺産を保有していますよ。」
「はい。」
「モーン・トロワ・ピトン(ズ)国立公園と言えば、モルヌ・トロワ・ピトン国立公園は、カリブ海・小アンティル諸島に浮かぶ島国、ドミニカ国の首都ロゾーにある国立公園である。1997年にドミニカ国で最初に世界遺産リストに登録された。かつてはモゥーン・トワ・ピトン国立公園と表記する文献もあった。モルヌ・トロワ・ピトン国立公園はドミニカ島の南部にあるトロワ・ピトン山を中心とした熱帯雨林の火山地帯からなり、総面積は約70平方kmにも及ぶ。この国立公園内には、標高1,342mのトロワ・ピトン山を含めた5つの火山がある。火山特有の荒涼地の中に、約50近くの噴気孔と温泉湖があり、熱帯雨林や透明度が高く神秘的な湖など、豊かな自然が残っている。」
「ベリーズのバリアリーフ保護区と言えば、ベリーズのバリアリーフ保護区は、1996年に登録されたベリーズの世界遺産(自然遺産)で、同国本土から約20km沖に位置する、世界第2位の規模の珊瑚礁がある。珊瑚礁でできた小島の数は450といわれ、マングローブがびっしりと生えている。また、絶滅の危機にあるタイマイ、アメリカマナティなど稀少動物が生息している。」
「ラミエール国立歴史公園と言えば、ラミエールの丘には、ラテンアメリカで初の独立国となったハイチの、独立当初の建造物群が多く残っている。シタデルやサン=スーシ城はその代表的なものである。ラミエールの丘とその周辺は1978年に国立歴史公園に指定された。この地区は同時にIUCNの分類では景観保護区とされている。」
「サン=スーシ城と言えば、サン=スーシ城はハイチのアンリ・クリストフが居城とした建物である。現在の北県のミローにある。建設は1807年に始まり、1813年に完成した。サン=スーシはフランス語で「憂いなし」を意味する。サン=スーシ城のモデルになったのはヴェルサイユ宮殿であり、建造にあたってバロック様式がとり入れられた。内装も高級木材や大理石などを使った豪奢なもので、フランスやイタリアから取り寄せられた建材や装飾品も用いられた。」
「シタデルという要塞と言えば、シタデル・ラフェリエールは、ハイチ北部のラ・フェリエール山の頂に築かれた巨大な要塞である。シタデル・アンリ・クリストフ、あるいは単にシタデルとも呼ばれる。この巨大石造建築物は、独立してまもないハイチを旧宗主国であるフランスの侵攻から守るための要塞化の一環として、20万人もの奴隷労働者を使い、1805年から1817年に建てられた。」
「ハイチ共和国の「シタデル、サン=スーシ城、ラミエール国立歴史公園」は、現在ハイチ唯一の世界遺産として登録されていますよ。」
「そうなんだ。」
「このサイトでは、上記三カ国以外に、セントルシア、セントクリストファー・ネイビス、バルバドスの世界遺産をご紹介します。」
「お願いします。」
「バルバドスと言えば、バルバドスは、カリブ海、西インド諸島内の小アンティル諸島東端に位置する、英連邦王国の一国たる立憲君主制国家である。 島国であり、島全体が珊瑚礁で出来ている。 海を隔てて約200kmの北西にセントルシア、西にセントビンセント・グレナディーン、南西にグレナダとトリニダード・トバコが存在する。首都はブリッジタウン。」
「セントクリストファー・ネイビスと言えば、セントクリストファー・ネイビス連邦、またはセントキッツ・ネイビス連邦は、西インド諸島の小アンティル諸島内のリーワード諸島に位置するセントクリストファー島(セントキッツ島)とネイビス島の2つの島からなる英連邦王国の一国たる立憲君主国家である。島国であり、海を隔てて北西にイギリス領アンギラ、東にアンティグア・バーブーダ、南西にイギリス領モントセラトが存在する。首都はバセテール。イギリス連邦加盟国。ミニ国家の一つである。面積と人口は共に南北中アメリカにおいて一番小さく、独立年も一番新しい。」
「セントルシアと言えば、セントルシアは、西インド諸島のウィンドワード諸島中央部に位置する英連邦王国の一国たる立憲君主国家で、イギリス連邦加盟国である。島国であり、海を隔てて北にフランス領マルチニーク、南にセントビンセント・グレナディーン、南東にバルバドスが存在する。首都はカストリーズ。」
「皆それぞれ1つしか世界遺産を保有していませんよ。」
「はい。」
「ドミニカ共和国という島国には、「モーン・トロワ・ピトン(ズ)国立公園」という世界遺産がありますよ。」
「はい。」
「1997年にユネスコの世界遺産に指定されて以来、観光客が途切れることなく訪れるスポットとしてお馴染みですよ。」
「はい。」
「フランスの言葉で「三つの先端」を意味するこの世界遺産は、首都であるロゾーの街から北東へ約13キロメートルですよ。」
「そうなんだ。」
「首都ロゾーと言えば、ロゾーは、ドミニカ国の首都であり、最大の都市である。カリブ海に面したドミニカ島の西海岸に位置し、人口は16,582人(2007年)。主な輸出品はライム、ライムジュース、エッセンシャルオイル、香辛料、バナナ、グレープフルーツ、ココアなどである。ロゾーは元々カリブ族の集落サイリ村に創設され、ドミニカ島最古の集落とされる。現在、市街にはフレンチ・コロニアル様式の建築が立ち並ぶ。」
「豊かに広がる高原の上に位置しており、五カ所もの火山を含む山岳地帯として公開されていますよ。」
「はい。」
「火山を観光することは、中々ないかも知れませんよ。」
「そうなんだ。」
「「そんなところを見てどうするの?」と、首を傾げてしまう方もいらっしゃるかと思われますね。」
「はい。」
「世界遺産に登録されている火山地帯はスケールが大きく、目にしただけで感動できるスポットになっていますよ。」
「はい。」
「お子さんを連れて行っても、かなり喜ばれるスポットですよ。」
「そうなんだ。」
「多様な生態系が広がっていますよ。」
「はい。」
「ハチドリなどの小さな鳥(全長3センチ程度)やアマツバメ、オウムなどを含む175種類以上の鳥類が棲息していますよ。」
「はい。」
「アマツバメと言えば、アマツバメは、動物界脊椎動物門鳥網アマツバメ目アマツバメ科アマツバメ属に分類される鳥である。全長19-20cm。翼開張43cm。尾羽はアルファベットの「V」字状。全身は黒や黒褐色の羽毛で覆われる。」
「ハチドリと言えば、ハチドリ (蜂鳥)は鳥類アマツバメ目ハチドリ科の総称である。鳥類の中で最も体が小さいグループであり、体重は2~20g程度である。」
「生き物が好きな方などは、特に楽しく探検できるでしょう。」
「そうですね。」
「カリブ海諸国の中には、もう一カ所チェックしておきたいスポットがありますよ。」
「そうなんですか。」
「それは、ベリーズに位置する「ベリーズのバリアリーフ保護区」ですよ。」
「はい。」
「この世界遺産は、世界最大のサンゴ礁の群である「グレートバリアリーフ」に次いで、世界で二番目に大きいサンゴ礁と言われていますよ。」
「はい。」
「世界最大のサンゴ礁の群である「グレートバリアリーフ」と言えば、グレート・バリア・リーフは、オーストラリア北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯である。南緯10度から24度にかけて広がり、2600km(1,600マイル)を超える長さに2,900以上の暗礁群と約900の島を持ち、総面積は344,400km2以上となる。地理的な位置は、クイーンズランド州沿岸の珊瑚海に存在する。」
「この場所は、1996年にユネスコの世界遺産に指定されましたよ。」
「そうなんだ。」
「イルカと一緒に泳ぐことができる海としても、お馴染みのスポットですよ。」
「はい。」
「リゾート向けの観光地として、幅広い人気を集めている世界遺産ですよ。」
「はい。」
「ベリーズは、カリブ海諸国の中でも、とりわけリゾート色が濃いですよ。」
「そうなんだ。」
「ベリーズでは、この「ベリーズのバリアリーフ保護区」が、最も有名な観光地として栄えていますよ。」
「はい。」
「バカンスの季節を迎えると、世界中から多くのセレブが訪れますよ。」
「はい。」
「これらの世界遺産を持つカリブの海には、他にも魅力的な世界遺産が眠っていますよ。」
「そうなんですか。」
「忘れられない思い出ができる世界遺産ばかりですよ。」
「はい。」
「興味のある方は、是非バカンスも楽しめる世界遺産の旅へ出掛けてください。」
「わかりました。」
中米の世界遺産とカリブ海諸国の島~ハイチのシタデル、サン=スーシ城、ラミエール国立歴史公園~
「カリブ海諸国の中に「シタデル、サン=スーシ城、ラミエール国立歴史公園」という世界遺産を保有している国がありますよ。」
「はい。」
「ラミエール国立歴史公園と言えば、ラミエールの丘には、ラテンアメリカで初の独立国となったハイチの、独立当初の建造物群が多く残っている。シタデルやサン=スーシ城はその代表的なものである。ラミエールの丘とその周辺は1978年に国立歴史公園に指定された。この地区は同時にIUCNの分類では景観保護区とされている。」
「サン=スーシ城と言えば、サン=スーシ城はハイチのアンリ・クリストフが居城とした建物である。現在の北県のミローにある。建設は1807年に始まり、1813年に完成した。サン=スーシはフランス語で「憂いなし」を意味する。サン=スーシ城のモデルになったのはヴェルサイユ宮殿であり、建造にあたってバロック様式がとり入れられた。内装も高級木材や大理石などを使った豪奢なもので、フランスやイタリアから取り寄せられた建材や装飾品も用いられた。」
「シタデルという要塞と言えば、シタデル・ラフェリエールは、ハイチ北部のラ・フェリエール山の頂に築かれた巨大な要塞である。シタデル・アンリ・クリストフ、あるいは単にシタデルとも呼ばれる。この巨大石造建築物は、独立してまもないハイチを旧宗主国であるフランスの侵攻から守るための要塞化の一環として、20万人もの奴隷労働者を使い、1805年から1817年に建てられた。」
「この世界遺産は、1982年にユネスコの世界遺産に指定されましたよ。」
「そうなんだ。」
「ハイチで唯一の文化遺産ですよ。」
「はい。」
「ハイチと言えば、ハイチ共和国、通称ハイチは、中央アメリカの西インド諸島の大アンティル諸島内のイスパニョーラ島西部に位置する共和制国家である。東にドミニカ共和国と国境を接し、カリブ海のウィンドワード海峡を隔てて北西にキューバが、ジャマイカ海峡を隔てて西にジャマイカが存在する。首都はポルトープランス。」
「ハイチでは、非常に有名な世界遺産ですよ。」
「そうなんだ。」
「この世界遺産の内部には「シタデル」という要塞と、フランスの言葉で「憂いがないこと」を意味する「サン=スーシ城」、そしてハイチを代表する国立公園である「ラミエール国立歴史公園」が包括されていますよ。」
「はい。」
「「シタデル、サン=スーシ城、ラミエール国立歴史公園」の見所は、上記の三カ所ですよ。」
「そうなんですか。」
「中でも必見なのは、「サン=スーシ城」ですよ。」
「はい。」
「サン=スーシ城は、ヴェルサイユ宮殿をモデルに創り上げたお城ですよ。」
「そうなんですか。」
「ヴェルサイユ宮殿と言えば、ヴェルサイユ宮殿は、1682年にフランス王ルイ14世(1638年- 1715年、在位1643年 - 1715年)が建てたフランスの宮殿(建設当初は離宮)である。ベルサイユ宮殿とも表記される。パリの南西22キロに位置する、イヴリーヌ県ヴェルサイユにある。主な部分の設計はマンサールとル・ブランによっておこなわれ、庭園はアンドレ・ル・ノートルによって造営された。バロック建築の代表作で、豪華な建物と広大な美しい庭園で有名である。」
「かつて、アンリ・クリストフという国王が居城としていたスポットですよ。」
「はい。」
「アンリ・クリストフという国王と言えば、アンリ・クリストフ(1767年10月6日- 1820年10月8日)はハイチの軍人である。1807年2月17日ハイチ国(北ハイチ)の大統領となり、1811年3月26日ハイチ王国国王即位を宣言した。1820年10月8日に自殺した。ハイチの100グールド紙幣に肖像が使用されている。」
「フランス、イタリアなどの豪奢な建築物の先駆けであった国から、わざわざ高級資材を輸入し、なるべく豪奢に創り上げたそうですよ。」
「はい。」
「外観は、非常に豪華ですよ。」
「そうなんですか。」
「ハイチという国をよく知らない方は、どのような世界遺産があるかまったく想像がつかないスポットかも知れませんね。」
「はい。」
「かつて、ハイチの国王アンリ1世が住んでいた場所ですよ。」
「はい。」
「ハイチ国王アンリ1世と言えば、ハイチ国王アンリ1世は、アンリ・クリストフのことである。アンリ・クリストフ(1767年10月6日- 1820年10月8日)はハイチの軍人である。1807年2月17日ハイチ国(北ハイチ)の大統領となり、1811年3月26日ハイチ王国国王即位を宣言した。1820年10月8日に自殺した。ハイチの100グールド紙幣に肖像が使用されている。」
「非常に広大でゴージャスな世界遺産になっていますよ。」
「そうなんだ。」
「シタデル、サン=スーシ城、ラミエール国立歴史公園に包括されているもう一つのスポット、「ラミエール国立歴史公園」も非常に綺麗な観光名所で必見ですよ。」
「はい。」
「「ラミエール国立歴史公園」の内部には、ラテンアメリカの中で初めて独立国となったハイチの、その独立を記念して建てられたものが数多く点在していますよ。」
「はい。」
「ラテンアメリカと言えば、ラテンアメリカは、アングロアメリカに対する概念で、アメリカ大陸の北半球中緯度から南半球にかけて存在する独立国及び非独立地域を指す総称である。ここでの「アングロ」という接頭語は「イギリス(系)の」という意味で使われる言葉であり、「ラテン」という接頭語は「イベリア(系)の」、すなわちスペインとポルトガルに限定された意味で使われている(ラテンとは「古代ローマ(系)の」と言う意味)。ラテンアメリカは、イギリスの旧領だったアングロアメリカ(アメリカ合衆国とカナダ)との対義語で使われる。」
「歴史上の大きな分岐点を勉強することができる貴重な世界遺産ですよ。」
「そうなんだ。」
「ハイチの歴史を学んでる方は、是非ラミエール国立歴史公園を訪問しましょう。」
「わかりました。」
「そして、「シタデル、サン=スーシ城、ラミエール国立歴史公園」のハイライトとも言えるスポット「シタデル」も、忘れてはいけませんね。」
「そうなんだ。」
「シタデルは、要塞の姿をした世界遺産ですよ。」
「はい。」
「サン=スーシ城に近接している世界遺産ですよ。」
「はい。」
「スムーズに移動できる距離にありますよ。」
「そうなんだ。」
「フランス軍が進撃してくることを予想し、二十万もの民を用いて創り上げた要塞でしたよ。」
「はい。」
「その後ハイチにフランス軍が攻め入ることはなく、シタデルは無意味な要塞となってしまいましたよ。」
「そうなんだ。」
「その結果、追い込まれたハイチ国王・アンリ1世は、サン=スーシ城で自殺するに至りましたよ。」
「そうなんですか。」
「今もその要塞は、その当時の面影を残したままハイチの街に屹立していますよ。」
「はい。」
「他にも様々な伝説が残る世界遺産ですよ。」
「そうなんだ。」
「気になる方は、是非観光しましょう。」
「わかりました。」
中米の世界遺産とカリブ海諸国の島~ドミニカ共和国のサントドミンゴの植民都市~
「ドミニカ共和国にある世界遺産のサントドミンゴの植民都市は、アメリカ大陸を発見した有名なコロンブスが築いた街として知られていますよ。」
「そうなんですか。」
「アメリカ大陸を発見した有名なコロンブスと言えば、クリストファー・コロンブス(1451年頃 - 1506年5月20日)は探検家・航海者・コンキスタドール、奴隷商人である。定説ではイタリアのジェノヴァ出身。大航海時代においてキリスト教世界の白人としては最初にアメリカ海域へ到達したひとりである。」
「サントドミンゴと言えば、サント・ドミンゴは、ドミニカ共和国の首都である。カリブ海有数の世界都市。人口2,061,200人(2003年)。サント・ドミンゴの植民都市はアンティル諸島で一番古い市である。」
「ドミニカと言えば、ドミニカ共和国は、西インド諸島の大アンティル諸島のイスパニョーラ島東部に位置する共和制国家である。大アンティル諸島で二番目に大きな島であり、同島西部にあるハイチと国境を接する。モナ海峡を隔てて東にプエルトリコが、ウィンワード海峡を隔てて西にキューバと、ジャマイカ海峡を隔ててジャマイカが存在する。首都はサントドミンゴ。」
「この街の歴史は1492年、コロンブスが現在のドミニカの南端の河口に砦を築いたことから始まりましたよ。」
「はい。」
「コロンブスは、アメリカ大陸発見後にサントドミンゴの総督として就任しましたよ。」
「はい。」
「しかし、植民地の統治が苦手だった彼は、部下に反乱を起こされてしまいましたよ。」
「そうなんだ。」
「結局、スペイン本国の役人に逮捕されて、本国に送還されてしまいましたよ。」
「はい。」
「その後、サントドミンゴの総督は、ニコラス・デ・オバンドに変わりましたよ。」
「はい。」
「サントドミンゴの総督ニコラス・デ・オバンドと言えば、サントドミンゴは、ドミニカ共和国最大の都市で、2010年現在の人口は約96万人である。イスパニョーラ島の北海岸の植民地化に失敗したクリストファー・コロンブスの弟バルトロメが1496年にオサマ川の東に居住区を造り、スペイン女王のイザベル1世にちなんでイザベラと名付けられた。その後、イスパニョーラ島の第3代総督として1502年にこの地に来たニコラス・デ・オバンドが、ハリケーンで破壊された居住区をオサマ川の東に移し、聖ドミニコに敬意を表してサント・ドミンゴと改名された。」
「ニコラスは、スペイン式の都市の作り方を新大陸にそのまま持ち込みましたよ。」
「そうなんだ。」
「大聖堂や病院、裁判所などの建造物を次々とこの街に建てましたよ。」
「はい。」
「やがて、ニコラスの後にコロンブスの息子がサントドミンゴの総督となりましたよ。」
「はい。」
「サントドミンゴの総督となったコロンブスの息子と言えば、コロンブスはサント・ドミンゴを統治する最初の総督となりました。第3代総督としてここに住んだのはコロンブスの息子ディエゴ。彼は失意のうちに死んだコロンブスの名誉回復をローマ法王に訴えました。法王はスペイン国王へ働きかけディエゴは総督となりました。」
「この頃、コロンブスは亡くなっていましたよ。」
「そうなんだ。」
「彼は遺言に従って、父親の遺体をこの街に埋葬しましたよ。」
「はい。」
「ニコラスが建てたスペイン式の大聖堂や病院、裁判所などの建物は、地震やハリケーンによって倒されないように、高さを控え目にした石造りのゴシック建築となっていますよ。」
「そうなんだ。」
「ゴシック建築と言えば、ゴシック建築は、12世紀後半から花開いたフランスを発祥とする建築様式である。最も初期の建築は、パリ近くのサン=ドニ(聖ドニ)大修道院教会堂の一部に現存する。イギリス、北部および中部イタリア、ドイツのライン川流域、ポーランドのバルト海沿岸およびヴィスワ川などの大河川流域にわたる広範囲に伝播した。」
「これらの建物のいくつかは、まだサントドミンゴの植民都市に残っていますよ。」
「はい。」
「現在のサントドミンゴの住民の人種構成は、ヨーロッパ系が10%で、アフリカ系が11%、黒人と白人の混血のムラートが73%となっていますよ。」
「そうなんだ。」
「黒人と白人の混血のムラートと言えば、ムラートは、ラテンアメリカおよび北アメリカでヨーロッパ系白人と、アフリカ系の特に黒人との混血を指す言葉である。ムラットともいう。なお、女性だけを指していう場合はムラータという。」
「この世界遺産のあるドミニカ共和国に日本から行くには、アメリカを経由しますよ。」
「はい。」
「ドミニカへの最短のルートは、ニューヨークを経由して空路で行くコースですよ。」
「はい。」
「ニューヨークには、3社の航空会社がドミニカ行きの飛行機を出していますよ。」
「そうなんだ。」
「日本からニューヨークまでは、約13時間のフライトとなりますね。」
「はい。」
「ニューヨークからサントドミンゴまでは、4時間のフライトとなりますよ。」
「はい。」
「サントドミンゴの見所の一つは、サントドミンゴ教会ですね。」
「そうなんですか。」
「サントドミンゴ教会と言えば、ドミニカ共和国の世界遺産「植民都市サント・ドミンゴ」には、太陽の神殿の上に建てられたサントドミンゴ教会があります。サント・ドミンゴ教会は、、元はインカ時代のコリカンチャ=太陽神殿でした。スペイン人はインカ人が造ったコリカンチャの土台の石組を利用し、その上に教会を建てたのです。」
「この教会は、新世界に初めて建てられた教会という歴史的な価値の高さから、世界遺産に登録されていますよ。」
「そうなんだ。」
「ドミニカ共和国の世界遺産サントドミンゴの植民都市にある教会は、インカ帝国の時代には太陽の神殿と呼ばれていたそうですよ。」
「はい。」
「インカ帝国の時代の太陽の神殿と言えば、コリカンチャはインカ帝国時代の呼び方でQoriは黄金、Kanchaは場所という意味で「 太陽の神殿」だったそうです。 インカといえば黄金というイメージが頭に浮かぶけど、 そういう意味ではこのコリカンチャはインカ帝国の象徴とも言うべき場所です。」
「インカ帝国と言えば、インカ帝国は、南アメリカのペルー、ボリビア(チチカカ湖周辺)、エクアドルを中心にケチュア族が作った国である。前身となるクスコ王国は13世紀に成立し、1438年のパチャクテク即位による国家としての再編を経て、1533年にスペイン人のコンキスタドールに滅ぼされるまで続いた。最盛期には、80の民族と1,600万人の人口をかかえ、現在のチリ北部から中部、アルゼンチン北西部、コロンビア南部にまで広がっていた。首都はクスコ。」
「現在の教会は、太陽の神殿の土台の上に立っていますよ。」
「はい。」
「インカ帝国の時代の太陽の神殿と言えば、コリカンチャはインカ帝国時代の呼び方でQoriは黄金、Kanchaは場所という意味で「 太陽の神殿」だったそうです。 インカといえば黄金というイメージが頭に浮かぶけど、 そういう意味ではこのコリカンチャはインカ帝国の象徴とも言うべき場所です。」
「コロニアル都市と呼ばれている都市の構造も、サントドミンゴの見所の一つですね。」
「そうなんですか。」
「コロニアル都市(植民都市)と言えば、 「コロニアル」というのは、英語で「植民地の」という意味である。西暦1519年、エルナン・コルテス率いるスペイン軍が大西洋を渡ってやって来て、当時栄えていたアステカ帝国を滅ぼした。現在のメキシコの地を征服したスペインはあちこちにスペイン風の街を建設し、約300年の間この地域を支配した。」
「この都市は、広場を中心に、きっちりと碁盤の目に区画整理されていますよ。」
「はい。」
「そこにコロニアル様式の高さの低い建物が建築されていますよ。」
「はい。」
「コロニアル様式と言えば、コロニアル様式は、建築・工芸様式の一つである。17~18世紀のイギリス・スペイン・オランダの植民地に見られ、特に植民地時代のアメリカで発達した。建物は正面にポーチがつき、大きな窓やベランダがある。アメリカなどでは主に木造で、板を横に張った壁が特徴的。日本でも明治期以降、長崎や神戸などの外国人居留地の住宅で用いられ、のちの住宅建築に大きな影響を与えた。」
「カトリック教会も多くありますよ。」
「そうなんだ。」
中米の世界遺産とカリブ海諸国の島~ドミニカ国のモルヌ・トロワ・ピトン国立公園~
「皆さんは、ドミニカ国にどのようなイメージを持たれますか?」
「よくわかりません。」
「ドミニカ国のイメージのひとつに、野球のうまい人が沢山いるということがありますね。」
「はい。」
「実は、そのドミニカは共和国と国がありますよ。」
「そうなんですか。」
「ドミニカと言えば、ドミニカ共和国は、西インド諸島の大アンティル諸島のイスパニョーラ島東部に位置する共和制国家である。大アンティル諸島で二番目に大きな島であり、同島西部にあるハイチと国境を接する。モナ海峡を隔てて東にプエルトリコが、ウィンワード海峡を隔てて西にキューバと、ジャマイカ海峡を隔ててジャマイカが存在する。首都はサントドミンゴ。」
「ドミニカ共和国は、アメリカの周辺にある国ですよ。」
「はい。」
「今回紹介するドミニカ国は、西インド諸島のウィンドワード諸島の北部にあるドミニカ島全域の領土ですよ。」
「どういうことですか。」
「ドミニカ島と言えば、ドミニカ島とは、正式名称=ドミニカ(ドミニカ国)、面積=750km2人口(1996)=7万3800人、首都=ロゾーRoseau(日本との時差=-13時間)、主要言語=英語、通貨=東カリブ・ドルEast Caribbean Dollar、カリブ海の小アンティル諸島に位置する島国である。北隣にはフランス領のグアドループ島が,また南隣には同じくフランス領のマルティニク島がある。」
「西インド諸島のウィンドワード諸島と言えば、ウィンドワード諸島は、カリブ海の小アンティル諸島南部に連なる小規模な島々を指す。北はリーワード諸島につながり、南には南アメリカ大陸がある。英語のウィンドワード(windward)は「風上」を意味し、「ウィンドワード諸島」は「風上の島々」にあたる。対義語は「風下」を意味するリーワード(leeward)であり、これに対応したリーワード諸島と対になっている。ウィンドワード諸島は、この海域で東から西へと吹く貿易風の風上側にあたることから命名された。」
「西インド諸島と言えば、西インド諸島は、南北アメリカ大陸に挟まれたカリブ海域にある群島である。アメリカ合衆国のフロリダ半島南端、および、メキシコのユカタン半島東端から、ベネズエラの北西部沿岸にかけて、少なくとも7000の島、小島、岩礁、珊瑚礁がカーブを描くようにして連なる。これらの島々が、大西洋と、メキシコ湾、カリブ海の境界線を形成している。」
「人口はドミニカ共和国が1000万、ドミニカ国は10万程度ですね。」
「そうなんだ。」
「地理的にみても近いので、紛らわしいかも知れませんね。」
「ややこしいですね。」
「しかしながら、ドミニカ国には魅力的なものが多数ありますよ。」
「そうなんですか。」
「一番の魅力は自然が豊かで、建物もしゃれたものが結構多いですよ。」
「はい。」
「観光には、うってつけの場所ですよ。」
「そうなんだ。」
「特に生物を考える上で重要な世界遺産がありますよ。」
「はい。」
「モゥーン・トワ・ピトン国立公園は、ドミニカの南中部の首都から13キロ先の高原に位置しますよ。」
「はい。」
「名前の由来は、「トワ・ピトン」が三つの尖端という意味ですよ。」
「そうなんだ。」
「面積は、約70キロ平方メートルもあり雄大なのが魅力的ですね。」
「はい。」
「様々な噴気孔、温泉、湖、滝などが存在して、我々を楽しませてくれますよ。」
「はい。」
「世界遺産に選ばれた根拠は、ここでしかいない生物がかなり存在することですよ。」
「そうなんですか。」
「アマツバメや、オウム目等の約170種類の鳥類を見ることが出来ますよ。」
「はい。」
「アマツバメと言えば、アマツバメは、動物界脊椎動物門鳥網アマツバメ目アマツバメ科アマツバメ属に分類される鳥である。全長19-20cm。翼開張43cm。尾羽はアルファベットの「V」字状。全身は黒や黒褐色の羽毛で覆われる。」
「インドからの独立より早く、世界遺産に指定されましたよ。」
「はい。」
「他にも、ヘラクレスオオカブトムシや、ハチドリなどが生息していますよ。」
「そうなんですか。」
「ヘラクレスオオカブトムシと言えば、ヘラクレスオオカブトは、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科・カブトムシ亜科・真性カブトムシ族に分類される昆虫の一種である。世界最大のカブトムシとして有名である。種小名はギリシャ神話の英雄ヘラクレスに由来する。」
「ハチドリと言えば、ハチドリ (蜂鳥)は鳥類アマツバメ目ハチドリ科の総称である。鳥類の中で最も体が小さいグループであり、体重は2~20g程度である。」
「動物ウオッチングには、おススメと言えるでしょう。」
「そうですね。」
「魅力的なのは動物でだけではなく、植物も実に多種多様なものがありますよ。」
「はい。」
「「カリブの植物園」と言われるほどであり、自然も動物も豊かなまさに地上の楽園と言えますよ。」
「はい。」
「この地域の気温は平均が25℃で、最高値でも30℃前後と言われていますよ。」
「ちょうどいいですね。」
「大変過ごしやすく、バカンスには最適と言えますね。」
「はい。」
「雨期が結構ありますよ。」
「はい。」
「一番いいと言われているのは、乾燥しやすい季節の1~3月くらいですね。」
「そうなんだ。」
「快適な気候の中で、豊かな自然と動植物に囲まれれば、心も豊かになることでしょう。」
「はい。」
「まだまだ、それほど多くの方が行かれていませんよ。」
「そうなんだ。」
「混雑することもなくて、私はおススメだと思いますね。」
「はい。」
「モゥーン・トワ・ピトン国立公園に興味を持たれた方は、今すぐチェックしましょう。」
「わかりました。」
中米の世界遺産とカリブ海諸国の島~セントルシアのピトン管理地域~
「セントルシアにあるピトン管理地域は、ピトンと呼ばれる二つの火山のある地域を含んでいる自然保護区で、世界遺産に指定されていますよ。」
「はい。」
「ピトンと言えば、ピトンは、カリブ海に浮かぶ小アンティル諸島の一部であるウィンドワード諸島に位置する島国セントルシアにある2つの小さな火山である。セントルシア南西部の海岸部に位置し、スフリエールから南のジャルジにあり、ショワーズルの町の北に位置する海岸にある。高さ743mのプチ・ピトン山と隣の高さ798mのグロ・ピトン山の2つの山からなり、双子の山と呼ばれている。豊かで驚くほど美しい自然を残しており、2004年にピトン管理地域として世界遺産になった。」
「セントルシアと言えば、セントルシアは、西インド諸島のウィンドワード諸島中央部に位置する英連邦王国の一国たる立憲君主国家で、イギリス連邦加盟国である。島国であり、海を隔てて北にフランス領マルチニーク、南にセントビンセント・グレナディーン、南東にバルバドスが存在する。首都はカストリーズ。」
「このセントルシアのピトン管理地域の面積は、約2000ヘクタールに及びますよ。」
「そうなんですか。」
「その中には、海抜777mの大ピトン火山と743mの小ピトン火山が含まれていますよ。」
「はい。」
「743mの小ピトン火山と言えば、カリブ海に浮かぶ小アンティル諸島に位置するセントルシア。その南西部にあるピトンズ・マネジメント・エリアは、標高777mの大ピトン、標高743mの小ピトンという二つの火山と周辺海域からなる自然保護区である。陸上では亜熱帯湿潤林と亜熱帯乾燥林が広がり、大ピトンには148種、小ピトンには97種の植物が繁殖しているほか、8種の希少な樹木が自生する。」
「海抜777mの大ピトン火山と言えば、カリブ海に浮かぶ小アンティル諸島に位置するセントルシア。その南西部にあるピトンズ・マネジメント・エリアは、標高777mの大ピトン、標高743mの小ピトンという二つの火山と周辺海域からなる自然保護区である。陸上では亜熱帯湿潤林と亜熱帯乾燥林が広がり、大ピトンには148種、小ピトンには97種の植物が繁殖しているほか、8種の希少な樹木が自生する。」
「この地域は、豊かで美しい自然が多く残されていることで知られていますよ。」
「はい。」
「ピトン管理地域には、硫黄の噴気孔や温泉が多くある地熱に恵まれた地帯ですよ。」
「そうなんだ。」
「その海の中には、サンゴ礁がありますよ。」
「はい。」
「ここには、168種類もの魚類を中心とした多くの海洋生物がいますよ。」
「はい。」
「さらに、セントルシアのピトン管理地域の海岸付近には、タイマイが確認することができますよ。」
「そうなんだ。」
「タイマイと言えば、カリブ海に浮かぶ小アンティル諸島に位置するセントルシア。海域は温暖で、約60%がサンゴ礁に覆われている。168種類の魚類や、タイマイやゴンドウクジラなど、多種多様な生物が確認されている。」
「沖合には、鯨の仲間も確認することができますよ。」
「はい。」
「ここの陸地部分の湿潤林は、熱帯雨林から亜熱帯雨林へと徐々に変化を見せていますよ。」
「はい。」
「ここには、ピトンでしか見ることができない貴重な樹木が8種類生息していますよ。」
「そうなんだ。」
「この森林には、この地域固有の鳥類や哺乳類も生息していますよ。」
「はい。」
「ユネスコは、ピトン管理地域を世界遺産に登録した理由として、ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性を持つ最高の自然現象又は地域を含むものであることを挙げていますよ。」
「はい。」
「地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であることも挙げていますよ。」
「そうなんですか。」
「ユネスコは、ピトンを地球の地形や生物の発達の歴史が刻まれていることを評価したわけですね。」
「はい。」
「ピトンのあるセントルシアに行くには、トロント、NY、マイアミ、イギリス、プエルトリコなどを経由しての空路になりますよ。」
「はい。」
「マイアミと言えば、マイアミは、アメリカ合衆国フロリダ州の主要都市で、州の南端に位置する。マイアミとその都市圏はマイアミ川・ビスケーン湾・エバーグレーズ・大西洋に囲まれた地域に位置している。同市はフロリダ州最大の人口を持つ郡であるマイアミ・デイド郡の郡庁所在地、かつ最大都市。」
「プエルトリコと言えば、プエルトリコは、カリブ海北東に位置するアメリカ合衆国の自治的・未編入領域であり、コモンウェルスという政治的地位にある。プエルトリコ本島、ビエケス島、クレブラ島、ドミニカ共和国との間のモナ海峡にあるモナ島などから構成される。ヴァージン海峡を隔てて東にヴァージン諸島が、モナ海峡を隔てて西にドミニカ共和国が存在する。主都はサン・ファン。」
「経由地で必ず一泊しなければならないことも、注意しなければなりませんね。」
「どういうことですか。」
「この世界遺産の見所は、大ピトン火山と小ピトン火山ですね。」
「はい。」
「これらの火山に船で近づくと、切り立った崖のように見えますよ。」
「はい。」
「ピトンの周辺には、壁画のように見える崖の模様があるのにも注目したいですね。」
「はい。」
「この周辺の崖では、、建物を描いたような不思議な模様が見えることもありますよ。」
「そうなんですか。」
「ここの周辺では、大きな山の切れ目なども確認できますよ。」
「はい。」
「ピトンには、ヨットのクルージングで向かうことができますよ。」
「はい。」
「この旅では、世界遺産を見るついでにお酒や食事を楽しむことができますよ。」
「そうなんですか。」
「このクルージングでは、ヨットのクルーがピトンの周辺の海の魚をその場でつり上げて調理し、客に振る舞うという光景も時々見られるそうですよ。」
「はい。」
「クルージングでは、いろいろなお土産をカヌーで売りに来る人もいるそうですよ。」
「はい。」
「但し、帽子だけはコレラ菌を媒介するダニがついていることもありますよ。」
「そうなんですか。」
「コレラ菌と言えば、コレラ菌は、ビブリオ属に属するグラム陰性のコンマ型をした桿菌の一種である。好アルカリ性で比較的好塩性の細菌である。1854年、イタリア人医師フィリッポ・パチーニ(1812年 - 1883年)によって発見された後、1884年にロベルト・コッホがこれとは独立にコレラの病原体として発見した。」
「日本に持ち帰れませんので、注意しましょう。」
「わかりました。」
中米の世界遺産とカリブ海諸国の島~セントクリストファー・ネイビスのブリムストーン・ヒル要塞国立公園~
「セントクリストファー・ネイビスのブリムストーン・ヒル要塞国立公園は、かつてイギリスの植民地だった時代に、イギリス軍によって作られた要塞がある所ですよ。」
「はい。」
「ブリムストーン・ヒル要塞国立公園と言えば、ブリムストーン・ヒル要塞国立公園は、カリブ海の島国セントクリストファー・ネイビスのセントクリストファー島(セントキッツ島)にある、17世紀から18世紀にかけてイギリスが建てた、約38エーカー以上もの広さを持つ、西インド諸島最大の要塞の史跡である。この要塞は、セントクリストファー島の首都バセテールから北の海岸線に沿ったブリムストーン・ヒル(硫黄の丘)の海抜約250mの高さのところにある。イギリス人の設計により、ほぼ90年間の歳月を費やして、1782年に完成させた要塞である。」
「セントクリストファー・ネイビスと言えば、セントクリストファー・ネイビス連邦、またはセントキッツ・ネイビス連邦は、西インド諸島の小アンティル諸島内のリーワード諸島に位置するセントクリストファー島(セントキッツ島)とネイビス島の2つの島からなる英連邦王国の一国たる立憲君主国家である。島国であり、海を隔てて北西にイギリス領アンギラ、東にアンティグア・バーブーダ、南西にイギリス領モントセラトが存在する。首都はバセテール。イギリス連邦加盟国。ミニ国家の一つである。面積と人口は共に南北中アメリカにおいて一番小さく、独立年も一番新しい。」
「この国立公園がある、小アンティル諸島のセント・キッツ島は、1493年にコロンブスによって発見され、その後イギリスの植民地となりましたよ。」
「そうなんだ。」
「セント・キッツ島と言えば、セントクリストファー島(別名セントキッツ島)はカリブ海の小アンティル諸島のリーワード諸島にある島である。火山島で、深さ227mのクレーターがあるミゼリー山(リアムイガ山)(1,156m)がこの島の最も高い場所である。セントクリストファー・ネイビスの中心地の島。面積:168平方km、人口:約3万2000人、中心地:バセテール。」
「小アンティル諸島と言えば、小アンティル諸島は、カリブ海の東端から東南端にかけて分布する諸島である。西インド諸島に属するアンティル諸島の一部である。カリブ海と大西洋の境界となっている。東部のリーワード諸島と南部のウィンドワード諸島、南西部のリーワード・アンティル諸島に分けられる。」
「アメリカ大陸を発見した有名なコロンブスと言えば、クリストファー・コロンブス(1451年頃 - 1506年5月20日)は探検家・航海者・コンキスタドール、奴隷商人である。定説ではイタリアのジェノヴァ出身。大航海時代においてキリスト教世界の白人としては最初にアメリカ海域へ到達したひとりである。」
「世界遺産となっているブリムストーン・ヒル要塞は、17世紀の終わりに建設されましたよ。」
「はい。」
「その後も100年以上にわたってアフリカ人奴隷による拡張工事が続けられましたよ。」
「はい。」
「このセントクリストファー・ネイビスの世界遺産のブリムストーン・ヒル要塞国立公園は、カリブ海にある要塞としては、最大級の規模とされていますよ。」
「そうなんですか。」
「カリブ海と言えば、カリブ海は、メキシコ湾の南、大西洋に隣接する水域である。南はベネズエラ、コロンビア、パナマに、西はコスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、グアテマラ、ベリーズ、そしてメキシコのユカタン半島に、北はキューバ、イスパニョーラ島のハイチとドミニカ共和国、ジャマイカ、プエルトリコといった大アンティル諸島に、東は小アンティル諸島に接している。」
「カリブ海のジブラルタルと呼ばれましたよ。」
「そうなんだ。」
「ジブラルタルと言えば、ジブラルタルは、イベリア半島の南東端に突き出した小半島を占める、イギリスの海外領土である。ジブラルタル海峡を望む良港を持つため、地中海の出入口を抑える戦略的要衝の地、すなわち「地中海の鍵」として軍事上・海上交通上、重要視されてきた。現在もイギリス軍が駐屯する。半島の大半を占める特徴的な岩山(ザ・ロック)は、古代より西への航海の果てにある「ヘラクレスの柱」の一つとして知られてきた。」
「この要塞が作られた目的は、サトウキビを生産していたセント・キッツ島を他国から守ることでしたよ。」
「はい。」
「現にこの島には、大航海時代にイギリスとフランスが激しく奪いあったという歴史がありますよ。」
「はい。」
「大航海時代と言えば、大航海時代は、15世紀中ばから17世紀中ばまで続いた、ヨーロッパ人によるインド・アジア大陸・アメリカ大陸などへの植民地主義的な海外進出をいう。主に西南ヨーロッパ人によって開始された。」
「この島では、1782年にブリムストーン・ヒルの戦いが勃発しましたよ。」
「そうなんだ。」
「1782年のブリムストーン・ヒルの戦いと言えば、とても美しい自然を誇る南の島と、古い要塞の廃墟。こんな不思議な二面性を持つ島が、カリブ海の群島の中にあります。イギリス連邦所属のセントクリストファー・ネイビスと言う国の世界遺産、ブリムストーン・ヒル要塞です。大航海時代、17世紀から18世紀にかけ、イギリスとフランスで奪い合いを演じた島で、これはイギリス軍が作った要塞です。フランスとイギリスの争いの中でも有名なのが、1782年のブリムストーン・ヒルの戦いです。隣接する島々が、次々にフランス艦隊の手によって陥落し、最終的にはブリムストーン・ヒルのみを残すことになります。」
「この戦いでは、圧倒的にフランスが有利となりましたよ。」
「はい。」
「セント・キッツ島周辺の島々が、フランスの艦隊によって陥落させられましたよ。」
「はい。」
「イギリスは、ブリムストーン・ヒルを残すのみとなりましたよ。」
「そうなんだ。」
「要塞があったおかげで、イギリスは1ヶ月も抵抗することができましたよ。」
「はい。」
「当時のフランス軍は、アメリカやスペインとオランダを同盟国に加えていましたよ。」
「はい。」
「強大だったため、結局この戦いでイギリスは降伏せざるをえなくなりますよ。」
「そうなんだ。」
「ブリムストーン・ヒルの戦いは、フランスからも称賛を受けたということですよ。」
「はい。」
「この1年後に、セント・キッツ島は、条約によってイギリスに返還されますよ。」
「はい。」
「しかし、その後も、この島をめぐってフランスとイギリスの攻防は続きましたよ。」
「そうなんですか。」
「この世界遺産に行くには、セント・キッツ島の首都バセテールにマイアミなどを経由した空路で入りますよ。」
「はい。」
「マイアミと言えば、マイアミは、アメリカ合衆国フロリダ州の主要都市で、州の南端に位置する。マイアミとその都市圏はマイアミ川・ビスケーン湾・エバーグレーズ・大西洋に囲まれた地域に位置している。同市はフロリダ州最大の人口を持つ郡であるマイアミ・デイド郡の郡庁所在地、かつ最大都市。」
「セント・キッツ島の首都バセテールと言えば、バセテールは、西インド諸島のセントクリストファー・ネイビスの首都である。人口15,500人(2005年)。セントクリストファー島の南西部沿岸に位置する。主な産業は砂糖、漁業である。町の名であるバセテールとはフランス語の「低地 (Basse terre)」に由来する。」
「90日間の滞在であれば、ビザは要らないことになっていますよ。」
「そうなんですか。」
「なお、アメリカ経由で渡航をする場合は、事前にESTAの申請をしておく必要がありますよ。」
「はい。」
「ESTAの申請と言えば、ESTA(Electronic System for Travel Authorization)とは、ビザ免除プログラムを利用する際、事前にオンラインで申請し、認証を得るシステムのことです。」
「ブリムストーン・ヒル要塞の見所は、カリブ海最大の要塞にふさわしい外観と装備ですね。」
「そうなんだ。」
「この要塞は小高い丘の上にあり、当時のままの大砲も多く残されていますよ。」
「はい。」
「この世界遺産の要塞は、全体的に海に向かって高くなっていくように作られていますよ。」
「はい。」
「海からやってくる外国の艦隊を少しでも効率的に大砲でとらえるための工夫もされていますよ。」
「そうなんだ。」
「このことからも、このブリムストーン・ヒル要塞国立公園が、実際の戦いでよく使われていたということがわかりますね。」
「わかりました。」
中米の世界遺産とカリブ海諸国の島~バルバドスのブリッジタウン歴史地区とギャリソン~
「バルバドスは、カリブ海、西インド諸島内の小アンティル諸島東端に位置していますね。」
「はい。」
「小アンティル諸島と言えば、小アンティル諸島は、カリブ海の東端から東南端にかけて分布する諸島である。西インド諸島に属するアンティル諸島の一部である。カリブ海と大西洋の境界となっている。東部のリーワード諸島と南部のウィンドワード諸島、南西部のリーワード・アンティル諸島に分けられる。」
「西インド諸島と言えば、西インド諸島は、南北アメリカ大陸に挟まれたカリブ海域にある群島である。アメリカ合衆国のフロリダ半島南端、および、メキシコのユカタン半島東端から、ベネズエラの北西部沿岸にかけて、少なくとも7000の島、小島、岩礁、珊瑚礁がカーブを描くようにして連なる。これらの島々が、大西洋と、メキシコ湾、カリブ海の境界線を形成している。」
「バルバドスと言えば、バルバドスは、カリブ海、西インド諸島内の小アンティル諸島東端に位置する、英連邦王国の一国たる立憲君主制国家である。 島国であり、島全体が珊瑚礁で出来ている。 海を隔てて約200kmの北西にセントルシア、西にセントビンセント・グレナディーン、南西にグレナダとトリニダード・トバコが存在する。首都はブリッジタウン。」
「カリブ海と言えば、カリブ海は、メキシコ湾の南、大西洋に隣接する水域である。南はベネズエラ、コロンビア、パナマに、西はコスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、グアテマラ、ベリーズ、そしてメキシコのユカタン半島に、北はキューバ、イスパニョーラ島のハイチとドミニカ共和国、ジャマイカ、プエルトリコといった大アンティル諸島に、東は小アンティル諸島に接している。」
「英連邦に所属していますよ。」
「そうなんだ。」
「英連邦と言えば、イギリス連邦(英:Commonwealth of Nations、旧名 British Commonwealth)は、かつてのイギリス帝国(大英帝国)がその前身となって発足し、イギリスとその植民地であった独立の主権国家から成る、緩やかな国家連合(集合体)である。英連邦(えいれんぽう)、コモンウェルス(the Commonwealth)ともいう。」
「名前の由来は、ポルトガル語でひげの生えたものと言う意味ですよ。」
「はい。」
「木の根がひげに見えたのか、木から垂れ下がった草がひげに見えたのか定かではありませんが、このような名前がつけられましたよ。」
「そうなんだ。」
「バルバドスは、サンゴ礁でできた島国ですね。」
「はい。」
「それを想像するだけでも、綺麗な島ということがわかりますね。」
「そうですね。」
「首都はブリッジタウンですね。」
「はい。」
「首都ブリッジタウンと言えば、ブリッジタウン(Bridgetown)は、バルバドスの首都である。よく都市とされるが、厳密に言えば名称通り町である。なお、都市圏は所属教区とされる場合が多い。北緯13度7分 西経59度37分。カリブ海に浮かぶ島にある。1628年にイギリスにより建設され、現在は観光地となっている。町並みはイギリス植民地時代を強く残し、ナショナル・ヒーローズ・スクウェアがあり、英連邦で3番目に古い議事堂や、イギリス本国にあるネルソン提督の像、ネルソン記念柱よりも早く建てられたネルソン提督の像がある。町の名のとおり、橋の多い町でもある。」
「このブリッジタウンは、イギリスの植民地時代、17世紀~19世紀にかけて作られた植民地の都市ですよ。」
「はい。」
「ブリッジタウン歴史地区とその守備要塞という、その頃のイギリス風の建物も状態良く保存されていますよ。」
「そうなんだ。」
「その時代に、南米への取引や奴隷移送の中間地点となる貿易センターとして建設された物もありますよ。」
「はい。」
「ブリッジタウン歴史地区とその守備要塞は、曲がりくねった道で構成されているのがメインですよ。」
「はい。」
「他のスペインやオランダは、碁盤の目のように綺麗に構成されているのに対して、逆なのがイギリス風ですよ。」
「そうなんですか。」
「そして、このブリッジタウンに隣接する守備要塞には、沢山の歴史的建造物があり、世界遺産として登録されていますよ。」
「はい。」
「この世界遺産に登録されている守備要塞は、バルバドスで初めての世界遺産であり大切に保存されていますよ。」
「はい。」
「この守備要塞を見ると、昔の雰囲気、どのような生活をしていたのかなど色々と伝わるものがありますね。」
「はい。」
「景色も綺麗なバルバドスで歴史的なものを拝見し、心も体もリフレッシュできそうですね。」
「そうなんだ。」
「バルバドスは、GDPも高くカリブ海地域では最も裕福な国の一つとされていますよ。」
「そうなんですか。」
「治安も安定していると思われますよ。」
「はい。」
「これはイギリスの植民地時代から続く物で、その頃から安定した政治と高い教育水準によって保たれた、経済的にも豊かな国とされていますよ。」
「はい。」
「その経済は、サトウキビによって作られていましたよ。」
「そうなんだ。」
「最近では観光業の方が盛んですね。」
「はい。」
「今では、観光業の方がバルバドスの経済を支える手段の一つとなっていますよ。」
「はい。」
「グレープフルーツなどの原産国としても有名ですね。」
「そうなんですか。」
「美味しい食べ物、美味しい空気、美しい景色を見ながら旅行を楽しめることは素敵ですよ。」
「はい。」
「一度は行ってみたいカリブ海ですね。」
「そうですね。」
「もし行くなら、このバルバドスをおススメします。」
「わかりました。」
「世界遺産も堪能して、遊びだけではなく、文化・歴史を学ぶいい旅になるのではないでしょうか。」
「そうなんだ。」
「きっとこんなに美しい所を見たことがないと、驚くくらい素敵な場所ですよ。」
「わかりました。」
中米の世界遺産とカリブ海諸国の島~ベリーズのベリーズ珊瑚礁保護区~
「皆さん、ベリーズという国をご存知でしょうか。」
「名前だけ知っているレベルです。」
「ベリーズと言えば、ベリーズは、中央アメリカ北東部、ユカタン半島の付け根の部分に位置する英連邦王国の一国たる立憲君主制国家である。北にメキシコと、西にグアテマラと国境を接し、南東にはホンジュラス湾を挟んでホンジュラスがあり、東はカリブ海に面する。首都はベルモパン。美しい海と珊瑚礁に恵まれ、「カリブ海の宝石」と呼ばれている。」
「ベリーズのベリーズ珊瑚礁保護区は、1996年に世界遺産の指定を受けましたよ。」
「はい。」
「オーストラリアのグレートバリアリーフに次ぐ世界第2位のバリアリーフや、現地ではキーと呼ばれているまるで真珠をちりばめたような200からなる小さな島々が、年間を通じて世界から集まってくる観光客を魅了していますよ。」
「そうなんですか。」
「世界最大のサンゴ礁の群である「グレートバリアリーフ」と言えば、グレート・バリア・リーフは、オーストラリア北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯である。南緯10度から24度にかけて広がり、2600km(1,600マイル)を超える長さに2,900以上の暗礁群と約900の島を持ち、総面積は344,400km2以上となる。地理的な位置は、クイーンズランド州沿岸の珊瑚海に存在する。」
「その全長は、240kmにも及ぶサンゴ礁ですよ。」
「スケールが大きいですね。」
「ベリーズは、1981年に英国から独立したアメリカ大陸の中では一番新しい国ですね。」
「はい。」
「ユカタン半島の付け根に位置するカリブ海に面した、中米の小さな国ですよ。」
「はい。」
「ユカタン半島と言えば、ユカタン半島は、メキシコ、グアテマラ、ベリーズにまたがり、メキシコ湾とカリブ海との間に突き出ている半島である。石灰岩からなる非常に広大な台地であり、カルスト地形が発達している。雨は、土に染み込んで地下水脈を流れ、その一部はセノーテとして湧き出している。地上に川はない。」
「カリブ海と言えば、カリブ海は、メキシコ湾の南、大西洋に隣接する水域である。南はベネズエラ、コロンビア、パナマに、西はコスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、グアテマラ、ベリーズ、そしてメキシコのユカタン半島に、北はキューバ、イスパニョーラ島のハイチとドミニカ共和国、ジャマイカ、プエルトリコといった大アンティル諸島に、東は小アンティル諸島に接している。」
「ベリーズのすぐ北にはメキシコがあり、西と南はグアマテラに接していて、東にはカリブ海が広がっていますよ。」
「そうなんだ。」
「グアマテラと言えば、グアテマラ共和国、通称グアテマラは、中央アメリカ北部に位置する共和制国家である。北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しており、北東はカリブ海に、南は太平洋に面する。首都はグアテマラ市。」
「メキシコと言えば、メキシコ合衆国、通称メキシコは、北アメリカ南部に位置する連邦共和制国家である。北にアメリカ合衆国と、南東にグアテマラ、ベリーズと国境を接し、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面する。首都はメキシコシティ。公用語はスペイン語。総人口は約1億2千万人だが、今後は減少すると予測されている。スペイン語圏においては最も人口の多い国である。」
「ベリーズは旧英国領であったため、他の中米諸国とは異なった雰囲気を持っていますよ。」
「はい。」
「英語圏で言葉も通じやすく治安も良いため、観光に来られてもあまり不便には感じないでしょう。」
「それはいいですね。」
「ベリーズの国土の65%を覆う熱帯雨林に生息する生き物を見学するツアーがあるますよ。」
「はい。」
「ベリーズに点在するマヤ遺跡の見学ツアーがありますよ。」
「はい。」
「マヤ遺跡と言えば、マヤ遺跡は、アメリカ大陸の文明「アステカ文明」「マヤ文明」「インカ文明」の中のマヤ文明の遺跡になる。このマヤ文明最大の遺跡が、メキシコ東部、ユカタン半島北部に位置するチチェン・イツァーの遺跡である。遺跡北部の区域内に、西側入り口から1歩足踏み入れると、正面前方にカステージョと呼ばれるピラミッド型の神殿が現れる。このカステージョは、全体が暦として設計されており、91段の階段の四面を合計すると364段となり、これに頂上神殿の1段を加え、1年の日数と同じ365段となっている。また、カステージョには、春分・秋分の日に、ククルカン(神格:羽毛のある蛇)が降臨するといわれ、影が北面に映し出された景色は神秘的だ。」
「世界遺産のベリーズ珊瑚礁保護区でのダイビングや釣りもできますよ。」
「そうなんだ。」
「ダイビングと言えば、スクーバダイビング、スキューバダイビングとは、空気を詰めたタンクを使ってのダイビング(潜水)である。これに対して息をこらえて行う潜水をフリーダイビング、地上からホースで空気を供給する潜水を送気式潜水(フーカー潜水)と呼ぶ。日本にはアメリカのアクアラング社が紹介し、一時期は社名「アクアラング」がスクーバダイビングの意味で使われることも多かった。ここでは、「ダイビング」を「スクーバダイビング」の意味で使用する。ベリーズのダイビングはなんと言ってもブルーホールははずせません。」
「これらを楽しむために、アメリカ本土から毎年たくさんの観光客が年間を通じてこのカリブ海のリゾート地を訪れていますよ。」
「はい。」
「カリブ海と言えば、カリブ海は、メキシコ湾の南、大西洋に隣接する水域である。南はベネズエラ、コロンビア、パナマに、西はコスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、グアテマラ、ベリーズ、そしてメキシコのユカタン半島に、北はキューバ、イスパニョーラ島のハイチとドミニカ共和国、ジャマイカ、プエルトリコといった大アンティル諸島に、東は小アンティル諸島に接している。」
「リゾート地でもあるため、ベリーズ最大の都市であるベリーズシティー等を中心に、ゲストハウス、コンドミニアム、高級ホテルに至るまで様々な宿泊施設が整っていますよ。」
「それはいいですね。」
「ベリーズ最大の都市であるベリーズシティーと言えば、ベリーズシティは、ベリーズ最大の都市である。2000年時点の人口は、4万9千人。非公式には6万人を超えると言われる。17世紀に製材業者が開いた町である。カリブ海に面し、ベリーズ川の河口に位置する港湾都市である。1961年にはハリケーンにより、壊滅的な打撃を受けた。かつてはベリーズの首都であったが、首都は1970年に内陸のベルモパンに移された。現在はベリーズ地区の行政府所在地となっている。」
「皆さんの旅行の目的や予算などに合わせて、宿泊する場所を選ぶことが可能ですよ。」
「はい。」
「世界遺産のベリーズ珊瑚礁保護区を始めとするマリンレジャーに出かけたり、海岸でのんびりと過ごすのにも、熱帯雨林やマヤ遺跡のツアーに出かけるのにも、観光にはとても良い場所ですよ。」
「そうなんだ。」
「ベリーズ珊瑚礁保護区の一大スポットであるブルーホールの近くにあるノーザン・キーには、飛行場や新しいホテルなどもありますよ。」
「はい。」
「ベリーズ珊瑚礁保護区の一大スポットであるブルーホールと言えば、ブルーホールは、かつての洞窟や鍾乳洞といった地形が何らかの理由により海中へ水没し、浅瀬に穴が空いたように形成された地形である。また、海中からその地形を見上げた際の様子を指す。」
「各リゾートへのアクセスが良いので、ここに滞在されるのも大変便利な場所ですよ。」
「そうなんだ。」
「ベリーズの密林の中には、20以上からなるマヤ遺跡がありどれもとても神秘的ですよ。」
「そうなんですか。」
「ベリーズの熱帯雨林は生物多様性に富んでおり、その亜熱帯の自然と気候は多種多様な生物が生息するのには大変適した場所ですよ。」
「そうなんだ。」
「鳥類だけでも、実に500種も生息していますよ。」
「多いですね。」
「熱帯雨林やベリーズ珊瑚礁をはじめとする大自然に囲まれたベリーズは、自然保護に対する関心と意識が高く、自然保護区やサンクチュアリを設けて生物の保護に力を注いでいますよ。」
「はい。」
「サンクチュアリと言えば、サンクチュアリは自然保護区のことである。中米のパラダイスの国は、生物にとっても同じである。亜熱帯特有の自然と気候は多種多様な生物を受け入れ、鳥類にいたっては何と500種を下らない数を有している。国鳥のトウカンをはじめ、中米バク、ブラックオーキッドなどの珍種はそのまま自然の豊かさを表している。しかし、ここにも心ない人間のために絶滅に瀕する生物がいる。そのため、ベリーズ動物を含めて、全国に13の自然保護区やサンクチュアリを作り、生物の保護に力を入れている。」
「四国ほどの小さな国にも関わらず、多種多様な生物が生息する最高の楽園ですよ。」
「そうなんだ。」
「世界遺産のベリーズ珊瑚礁保護区でひときわ目立ちそのシンボルともなっているのが、深さと直径が300メートルもあるグレート・ブルーホールと呼ばれているブルーホールですよ。」
「はい。」
「深さと直径が300メートルもあるグレート・ブルーホールと言えば、中央アメリカのベリーズには世界第2位の広さのサンゴ礁があり、ベリーズ珊瑚礁保護区として世界遺産(自然遺産)に登録されている。この中のライトハウス・リーフと呼ばれるサンゴ礁には、直径313mの巨大なブルーホールがあり、グレート・ブルーホールと呼ばれている。」
「このブルーホールは、「海の怪物の寝床」と呼ばれていて、とても美しく神秘的ですよ。」
「はい。」
」
「このブルーホールを一目見ようと、世界各国から多くの人がベリーズを訪れていますよ。」
「そうなんですか。」
「一目見たら、あなたもその深く青々とした海に、思わず引き込まれてしまうでしょう。」
「わかりました。」
「ベリーズ珊瑚礁保護区には、数百からなる珊瑚礁から出来たキーと呼ばれる島々がありますよ。」
「はい。」
「他にも、マングローブ林やウミガメの産卵地などもあり、多様な生態系に富み自然景観が抜群ですよ。」
「そうなんですか。」
「絶滅危険種のタイマイやアカウミガメが、産卵にやってきますよ。」
「はい。」
「タイマイと言えば、カリブ海に浮かぶ小アンティル諸島に位置するセントルシア。海域は温暖で、約60%がサンゴ礁に覆われている。168種類の魚類や、タイマイやゴンドウクジラなど、多種多様な生物が確認されている。」
「うまくいけば、このようなウミガメたちにも遭遇できるでしょう。」
「そうなんだ。」
「世界遺産に指定されているだけに、ベリーズ珊瑚礁保護区周辺の海の透明度は非常に高く、サンゴが成長するための栄養状態や水質などの環境もとても良いですよ。」
「はい。」
「このベリーズ珊瑚礁保護区だけでも、65種類ものサンゴを見ることが出来ますよ。」
「そうなんですか。」
「ベリーズ珊瑚礁保護区や周辺のサンゴ礁には、数多くのダイビングスポットがありますよ。」
「はい。」
「それに合わせて、様々なダイビングツアーに参加することが出来ますよ。」
「はい。」
「初心者の方は、ダイビングだけではなくスノーケリングも出来ますよ。」
「そうなんだ。」
「スノーケリングと言えば、シュノーケリングまたはスノーケリングは、シュノーケルを身につけて、水面または比較的浅い水中を游泳するレクレーション活動またはマリンスポーツである。同様の器材を用いる場合であっても、潜水を主目的とする場合はスキンダイビングと呼んで区別される。」
「スノーケリングでも十分に熱帯域に生息する色とりどりの熱帯魚や何種類もの綺麗なサンゴを楽しむことが出来ますよ。」
「はい。」
「周辺には、イルカも生息していますよ。」
「はい。」
「イルカと一緒に泳ぐことも、夢ではありませんよ。」
「そうなんですか。」
「上級者の方は、滞在期間や日程に合わせて数日から1週間のダイビングツアーを楽しむことも出来ますよ。」
「はい。」
「船上でのんびりと過ごしつつ、ダイビングを心行くまで楽しんでみてはいかがでしょう。」
「わかりました。」
「バラクーダ、サメやエイを始め、きっと数え切れないくらいの魚の群れに遭遇し圧巻でしょう。」
「そうなんだ。」
「バラクーダと言えば、バラクーダは、スズキ目カマス科およびクロタチカマス科の海産魚である。体長1.3mに達する。ヤマトカマス、アカカマス、モトカマス、オニカマスなど。」
「ブルーホールは、ベリーズ珊瑚礁保護区の中でもとりわけ目玉スポットですよ。」
「はい。」
「主にアメリカ本土からやってくるダイバー達に人気ですので、常にダイビングツアー客でにぎわっていますよ。」
「はい。」
「したがって、確実にブルーホールでダイビングをされたい方は、日本で日程やツアーを確認の上、早めに予約されることをおススメします。」
「わかりました。」
「熱帯雨林、マヤ遺跡や世界遺産のベリーズ珊瑚礁保護区でツアーを楽しむだけでもとても満足されると思いますよ。」
「はい。」
「ベリーズでは、年間を通じて毎月様々なイベントが開催されていますよ。」
「そうなんですか。」
「賞金50,000ドルをかけて世界の釣り人が腕を競うカジキマグロの国際bullfishトーナメントがありますよ。」
「はい。」
「クロック・ツリー村で行われるカシューナッツの収穫祭がありますよ。」
「はい。」
「カシューナッツと言えば、カシューは、カシューナッツの実です。カシューといえば、日本人はカシューナッツを想像するでしょう。ベリーズの人は果肉も食べます。カシューはクロック・ツリー村の特産で、毎年この時期になると村はカシューの実であふれる。黄色と赤いのと二種類あって、色鮮やかになると食べごろです。種以外まるごと食べられてジューシーでとてもおいしいです。」
「クロック・ツリー村と言えば、クルックト・ツリー(crooked tree)は、カシュウナッツの産地として有名です。Cashew Festival は、クロック・ツリー村で行われるカシューナッツの収穫祭である。パント演奏、カシューワイン、カリブ料理等が楽しめる。」
「毎年9月21日にはベリーズが英国から独立を記念した独立記念日を祝ってベリーズシティーやベリーズの各地でカーニバルも行われますよ。」
「そうなんだ。」
「こうしたイベントに合わせて、ベリーズへの観光旅行の計画を立てるのも良いでしょう。」
「わかりました。」
「世界遺産のベリーズ珊瑚礁保護区、生物多様性に富んだ熱帯雨林やマヤ遺跡が楽しめるベリーズへ是非足を運んでみてはいかがでしょう。」
「はい。」
「きっとこれまで見たことのない、大自然の神秘に魅了されてしまうでしょう。」
「わかりました。」
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