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ニュージーランドの世界遺産や周辺国の旅~キリバスのフェニックス諸島保護地域・ソロモン諸島の東レンネル・ニュージーランドのテ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド・亜南極諸島・トンガリロ国立公園・バヌアツのロイ・マタ首長の領地・マーシャル諸島のビキニ環礁の核実験場跡・パプアニューギニアのクックの初期農業遺跡~





ニュージーランド 世界遺産 周辺国 旅

ニュージーランドの世界遺産や周辺国の旅

「魅力あふれるオセアニアへの観光客は、年々増加していますね。」
「そうですね。」

「英語留学の地としても注目を集めていますね。」
「はい。」

「オセアニア諸国は、オーストラリアを始め、大小様々な国からなっていますよ。」
「そうなんですか。」

「オーストラリアと言えば、オーストラリア連邦、またはオーストラリアは、オセアニアに位置する連邦立憲君主制国家である。南東にはニュージーランド、北には、インドネシア、パプアニューギニア、東ティモールがある。ロシア、カナダ、中国、米国、ブラジルに次ぐ世界で6番目に面積の大きい国である。英連邦加盟国であり、英連邦王国の一国。」

「オセアニア諸国と言えば、オセアニア圏に属する国々のことである。オーストラリアやニュージーランド、トンガ、サモアなど。オセアニアは、六大州の一つ。大洋州とも。狭義には、ニュージーランドを含むポリネシア、ニューギニアを含むメラネシア、そしてミクロネシア全体を指す。広義にはオーストラリアとオーストラリア領のインド洋上の島、さらには日本の小笠原諸島をも含むこともある。また稀に、 米・英・仏領以外のオセアニアをアジアに含める場合もある。」

「様々な国には、それぞれ特徴ある世界遺産を保有しており、見所あふれる観光スポットでもありますよ。」
「はい。」

「ここでは、オーストラリアを除いたオセアニア諸国の世界遺産をご紹介します。」
「お願いします。」

「キリバスには「フェニックス諸島保護地域」、ソロモンには「東レンネル」の世界遺産がありますよ。」
「はい。」

「東レンネルと言えば、ソロモン諸島のレンネル島の一部で、ユネスコの世界遺産リスト(自然遺産)に登録された。レンネル島はソロモン諸島の中でも一番南に位置する島で、世界でもっとも大きな珊瑚島である。」

「ソロモンと言えば、ソロモン諸島は、南太平洋のメラネシアにある島嶼群であり、またその島々を国土とする国家である。オーストラリアの北東、パプアニューギニアの東に位置する。北にはナウル、東にはツバル、南東にはフィジー、南にはバヌアツがある。イギリス連邦の一員にして英連邦王国の一国。首都はホニアラ。」

「フェニックス諸島保護地域と言えば、2010年に登録されたキリバス初の世界遺産(自然遺産)である。中部太平洋の小さな国キルバスにある世界最大の海洋保護区。フェニックス諸島は同国の3つの諸島の一つで、保護区の面積は40万8250km2。死火山と推定される14の海山(かいざん)を含め、自然のままの生態系が残されており、約200種の珊瑚、500種の魚類、18種の海洋哺乳類、44種の鳥類などの生息が認められている。」

「キリバスと言えば、キリバス共和国、通称キリバスは、太平洋上に位置するギルバート諸島、フェニックス諸島、そしてライン諸島の一部等を領土とする国家で、イギリス連邦加盟国である。キリバスは33の環礁からなり、それらは赤道付近に350万平方kmにも亘って散らばっている。」

「ニュージーランドには「テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド」があり、「ニュージーランドの亜南極諸島」、「トンガリロ国立公園」などの世界遺産がありますよ。」
「はい。」

「トンガリロ国立公園と言えば、ニュージーランドの北島にある、山岳地帯を保護する目的で設定された国立公園である。1894年、ニュージーランド初の国立公園となった。ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている。」

「テ・ワヒポウナムと言えば、ニュージーランドにあるユネスコの世界遺産(自然遺産)である。マオリ語で「グリーンストーン(翡翠)の産地」を意味する名称である。公園内にはクック山など大きな山が広がり、いわゆるサザン・アルプス山脈を形成。壮大な光景が広がる。また海岸部には1万4千年前の氷河期に形成されたフィヨルド・ミルフォード・サウンドがある。」

「トンガリロ国立公園と言えば、ニュージーランドの北島にある、山岳地帯を保護する目的で設定された国立公園である。1894年、ニュージーランド初の国立公園となった。ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている。最高峰ルアペフ山(2,797 m)や、富士山に似た稜線を持つナウルホエ山(2,291 m)などの活火山や死火山が広がる795km2の広さを持つ。トンガリロ山(1,967 m)には、エメラルド色に輝く火山湖がある。」

「ニュージーランド最高峰の活火山ルアペフ山と言えば、ニュージーランドの北島、トンガリロ国立公園内にある火山である。タウポ湖南岸から約40km南西にある。3つの峰があり、その一つのタフランギ峰(2,797m)が北島の最高峰である。ルアペフとは、マオリ族の言葉で「音のする穴」「爆発する穴」などの意味がある。」

「ニュージーランドの亜南極諸島と言えば、ニュージーランドにあるユネスコの世界遺産(自然遺産)である。この世界遺産は南極に近いニュージーランド領の島嶼部からなる。この地域に置いては生物の種類が豊富で非常に密であると言われる。特に野鳥類は海鳥40種をふくむ126種が観測されている。」

「テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランドと言えば、ニュージーランドにあるユネスコの世界遺産(自然遺産)である。テ・ワヒポウナムは、マオリ語で「グリーンストーン(翡翠)の産地」を意味する名称である。公園内にはクック山など大きな山が広がり、いわゆるサザン・アルプス山脈を形成。壮大な光景が広がる。また海岸部には1万4千年前の氷河期に形成されたフィヨルド、ミルフォード・サウンドがある。」

「ニュージーランドと言えば、南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家である。島国であり、二つの主要な島と、多くの小さな島々からなる。北西に2,000km離れてオーストラリア大陸(オーストラリア連邦)と対する。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国である。」

「バムアツでは「ロイ・マタ首長の領地」があり、マーシャル諸島では「ビキニ環礁の核実験場跡」という世界遺産がありますよ。」
「そうなんだ。」

「ビキニ環礁と言えば、マーシャル諸島共和国に属する環礁である。23の島嶼からなり、礁湖の面積は594.1平方キロメートル。1946年から1958年にかけて、太平洋核実験場の一つとしてアメリカ合衆国が23回の核実験を行った。2010年、第34回世界遺産委員会において、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。マーシャル諸島共和国初の世界遺産となった。」

「マーシャル諸島と言えば、マーシャル諸島共和国、通称マーシャル諸島(単に「マーシャル」とも)は、太平洋上に浮かぶ島国である。ミニ国家の一つであり、「真珠の首飾り」とも呼ばれるマーシャル諸島全域を領土とする。ミクロネシア連邦の東、キリバスの北に位置する。」

「ロイ・マタ首長と言えば、ロイ・マタはバヌアツのエファテ島周辺の島々を支配していた最高位の首長の称号である。世界遺産の登録対象となったロイ・マタは、1600年頃に活動していたと推測されている最後の称号保持者を指している。」

「バムアツと言えば、バヌアツ共和国、通称バヌアツは、南太平洋のシェパード諸島の火山島上に位置する共和制国家である。西にオーストラリア、北にソロモン諸島、東にフィジー、南にフランス海外領土のニューカレドニアがある。イギリス連邦加盟国。」

「パプアニューギニアでは、世界遺産「クックの初期農業遺跡」を見ることができますよ。」
「はい。」

「クックの初期農業遺跡と言えば、パプアニューギニア南部にある7000年以上前にまで遡る農業の遺跡である。2008年にパプアニューギニア初の世界遺産に登録された。クックは、ニューギニア島の南部山岳州にある湿地で、100年以上前には伝統的なバナナ栽培が行われていた。1950年代以降には、入植していたヨーロッパ人たちによって、コーヒーや茶のプランテーションが営まれた。1970年以降に発掘調査が行われ、様々な時代の農業の痕跡が確認されるようになった。」

「パプアニューギニアと言えば、パプアニューギニア独立国、通称パプアニューギニアは、南太平洋にあるニューギニア島の東半分及び周辺の島々からなる立憲君主制国家である。東南アジア諸国連合(ASEAN)の特別オブザーバーであるが、地理的にはオセアニアに属する。オーストラリアの北、ソロモン諸島の西、インドネシアの東、ミクロネシア連邦の南に位置する。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国。」

「このように、オセアニアのさまざまな国と場所で、さまざまな世界遺産スポットを見ることができますよ。」
「はい。」

「ニュージーランド以外では、まだ保有する世界遺産が各国とも1個だけという状況ですね。」
「そうなんだ。」

「しかし、各遺産それぞれ歴史的、景観的なものとして重要な世界遺産ですね。」
「はい。」

「キリバスは、冒険家キャプテンクックが発見したと言われていますよ。」
「そうなんだ。」

「冒険家キャプテンクックと言えば、ジェームズ・クック(1728年10月27日 - 1779年2月14日)は、イギリスの海軍士官、海洋探検家、海図製作者である。通称キャプテン・クック (Captain Cook)。一介の水兵から、英国海軍の勅任艦長(英語版) (Post Captain) に昇りつめた。」

「キリバスと言えば、キリバス共和国、通称キリバスは、太平洋上に位置するギルバート諸島、フェニックス諸島、そしてライン諸島の一部等を領土とする国家で、イギリス連邦加盟国である。キリバスは33の環礁からなり、それらは赤道付近に350万平方kmにも亘って散らばっている。」

「南の島のフィッシングやダイビングを楽しみにして行く方が多いでしょう。」
「はい。」

「キリバスにある世界遺産「フェニックス諸島保護地域」は、2つの珊瑚礁と8つの島々からなる自然溢れる世界遺産ですよ。」
「そうなんだ。」

「フェニックス諸島保護地域は、2010年に世界遺産登録されたばかりですよ。」
「はい。」

「ソロモンに行く際は、東レンネルを訪れてはいかがでしょう。」
「わかりました。」

「東レンネルは、1998年に世界遺産登録された地ですね。」
「はい。」

「オセアニアのソロモンの美しい特定地区を「文化遺産」として指定したものですね。」
「はい。」

「綺麗な街並みに圧倒されるでしょう。」
「そうなんだ。」

「ニュージーランドにあるテ・ワヒポウナム-南西ニュージーランドは、マウントクックやミルフォードサウンドなど、見所あふれる観光スポットが満載の世界遺産ですよ。」
「はい。」

「ミルフォードサウンドと言えば、ニュージーランドの南島の南西部のフィヨルドランド国立公園に位置するフィヨルドである。テ・ワヒポウナムの一部としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。別名として、ピオピオタヒ(Piopiotahi、マオル語で「一羽のツグミ」)と呼ばれる。ミルフォード・サウンドはウェールズにあるミルフォード・ヘーブンにちなんでつけられた名前である。」

「マウントクックと言えば、クック山(英: Aoraki/Mount Cook)は、ニュージーランド南島南アルプス山脈に位置するニュージーランド最高峰の山である。標高3,724メートル。正式名称は「アオラキ/マウント・クック。通称「マウント・クック」。日本語では「クック山」。かつての標高は3,764メートルだったが、1991年11月14日に山頂が崩落し10メートル低くなった後、山頂付近の厚い氷がさらに崩壊して2014年には標高3,724メートルとされた。」

「ニュージーランドで2番目に大きい湖として知られているテ・アナウ湖や、湖面が鏡のように見えると評判の景色を映し出すミラー湖、タスマン氷河や双子の氷河とも呼ばれているフランツ・ジョセフ氷河など、雄大な自然がとても魅力的ですよ。」
「そうなんだ。」

「フランツ・ジョセフ氷河と言えば、ニュージーランド南島、西海岸にある氷河である。ウェストランド国立公園内にあり、同じ公園内にあるフォックス氷河とは氷河の大きさが似ており、距離的にも近くに位置することから双子の氷河と言われている。」

「双子の氷河と言えば、フォックス氷河(英: Fox Glacier)はニュージーランド南島、西海岸にある氷河である。ウェストランド国立公園内にあり、同じ公園内にあるフランツ・ジョセフ氷河とは氷河の大きさが似ており、距離的にも近くに位置することから双子の氷河と言われている。」

「タスマン氷河と言えば、ニュージーランドの南島にあるサザン・アルプス山脈からマッケンジー盆地に向かって南や東に流れる氷河の中で最大のもので、ニュージーランド最長の氷河である。」

「ミラー湖と言えば、フィヨルドランド国立公園周辺で4位の滝・河川・湖である。」

「テ・アナウ湖と言えば、ニュージーランドの南島の南西隅にある湖である。その名称は、マオリ語で「渦巻く水の洞窟」を意味するTe Ana-auに基づいている。この湖には、344平方キロメートルの面積があって、タウポ湖に次いでニュージーランドで2番目に大きな湖であり、南島では最大である。」

「ニュージーランドの亜南極諸島は、「海鳥たちの楽園」とも呼ばれている島ですよ。」
「はい。」

「亜南極諸島はアンティポデス諸島 、オークランド諸島、スネアズ諸島 、バウンティ諸島の四つの諸島と、キャンベル島からなっている島ですよ。」
「はい。」

「キャンベル島と言えば、ニュージーランド領の島である。ニュージーランドの中でも最南部に位置している。位置は南緯52度32分、東経169度9分。面積は115平方km。世界遺産のニュージーランドの亜南極諸島の一部。」

「バウンティ諸島と言えば、ニュージーランド領の無人島である。南緯47度40分から47度45分、東経179度02分から179度07分に位置する。世界遺産のニュージーランドの亜南極諸島の一部。ペンギンやアホウドリが多く生息している。」

「スネアズ諸島と言えば、スネアーズ諸島は、ニュージーランドの本島南西方にある無人の諸島である。公式名称は「スネアーズ諸島/ティニ・ヘケ。世界遺産「ニュージーランドの亜南極諸島」として、アンティポデス諸島・オークランド諸島・キャンベル島・バウンティ諸島と共に登録されている。」

「オークランド諸島と言えば、ニュージーランド南島の南方約450kmに位置する、ニュージーランド領の諸島である。面積は合計625km2。かつてはアザラシ猟や捕鯨の拠点となり、定住も試みられたが、現在は無人である。世界遺産(自然遺産)「ニュージーランドの亜南極諸島」の一部を構成する。」

「アンティポデス諸島と言えば、ニュージーランドに属する火山島群で、全て無人島である。スチュアート島の南東860kmにあり、水半球の中心付近に位置する。この諸島は最も面積の大きいアンティポデス島(20平方km)、その次に北に位置するボロンズ島(2平方km)、そして多数の小島や岩礁から成る。最高峰は標高366mのギャロウェイ山である。世界遺産に登録され、自然保護の観点から一般人の立ち入りは行われていない。」

「ニュージーランドの亜南極諸島と島全体が、世界遺産として登録されていますよ。」
「そうなんですか。」

「トンガリロ国立公園は、映画「ロードオブザリング」の撮影地ともなった場所ですよ。」
「はい。」

「トンガリロ国立公園と言えば、ニュージーランドの北島にある、山岳地帯を保護する目的で設定された国立公園である。1894年、ニュージーランド初の国立公園となった。ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている。」

「映画「ロードオブザリング」と言えば、2001年の映画である。ニュージーランド・アメリカ合作で、J・R・R・トールキン作の『指輪物語』を原作とする実写による作品である。日本では2002年3月2日に公開された。世界を滅ぼす魔力を秘めた1つの指輪をめぐり、選ばれし宿命の勇者9人と悪の勢力との壮絶な戦いを描く。」

「モルドールに主人公のフロドと同行のサムが立ち寄ったとされる場所ですよ。」
「そうなんだ。」

「モルドールと言えば、J・R・R・トールキンの『指輪物語』に登場する国名である。中つ国の東よりにある山に囲まれた国で、ゴンドールの隣にある。冥王サウロンが居を構える「黒の国」。」

「悪の帝王サウロンに支配されたモルドールですよ。」
「はい。」

「その際、立ち寄った沼地や滝壺などが映画にも登場していますよ。」
「そうなんだ。」

「この地を訪れる際は、ロードオブザリングを見てから行きたいところですね。」
「はい。」

「バヌアツでは、世界遺産ロイ・マタ首長の領地がありますよ。」
「はい。」

「ロイ・マタ首長と言えば、ロイ・マタはバヌアツのエファテ島周辺の島々を支配していた最高位の首長の称号である。世界遺産の登録対象となったロイ・マタは、1600年頃に活動していたと推測されている最後の称号保持者を指している。」

「皆さんは、ロイ・マタという言葉をご存知でしょうか?」
「いいえ、知りません。」

「ロイ・マタと言えば、バヌアツの首長ロイ・マタは、1600年頃、諸部族間の紛争を解決し、現在は首都ポートビラがあるエファテ島とその周辺の島々に平和をもたらした人物といわれている。」

「ロイ・マタとは、最高位の首長の称号ですよ。」
「そうなんだ。」

「ロイ・マタ首長の領地は、バムアツの口承物語によって語り継がれてきた首長のゆかりの地が世界遺産として登録されましたよ。」
「はい。」

「マーシャル諸島の世界遺産ビキニ環礁は、核実験場跡が存在している場所ですよ。」
「はい。」

「パプアニューギニアでは、世界遺産クックの初期農業遺跡がありますよ。」
「はい。」

「皆さんは、パプアニューギニアがどの位置にあるかご存知でしょうか?」
「大体ですね。」

「パプアニューギニアは赤道直下にあり、ニューブリテン島の東半分の南半球に位置する島ですよ。」
「はい。」

「ニューブリテン島と言えば、南太平洋のメラニシアに属する、ビスマルク諸島の最大の島である。面積36,514平方kmで、世界第38位(37位の九州とほぼ同じ大きさ)。最大都市はラバウル。」

「その一角に、クックという湿地エリアがありますよ。」
「はい。」

「クックは、マウントハーゲンから車で30分ほどの場所にありますよ。」
「はい。」

「マウントハーゲンと言えば、パプアニューギニア西ハイランド州にある都市である。州都。市の名前の由来である同名の山、マウントハーゲン(標高3,791m)の南東側山麓に位置する。」

「クックは、世界最古の農業遺跡で世界遺産としても知られていますよ。」
「そうなんですか。」

「オセアニア諸国それどれ、見所あふれるスポットが満載ですよ。」
「はい。」





ニュージーランドの世界遺産や周辺国の旅~キリバスのフェニックス諸島保護地域~

「皆さんは、オセアニアにある「フェニックス諸島保護地域」という世界遺産をご存じですか?」
「いいえ、知りません。」

「フェニックス諸島保護地域と言えば、2010年に登録されたキリバス初の世界遺産(自然遺産)である。中部太平洋の小さな国キルバスにある世界最大の海洋保護区。フェニックス諸島は同国の3つの諸島の一つで、保護区の面積は40万8250km2。死火山と推定される14の海山(かいざん)を含め、自然のままの生態系が残されており、約200種の珊瑚、500種の魚類、18種の海洋哺乳類、44種の鳥類などの生息が認められている。」

「この世界遺産は、2010年にユネスコの世界遺産に指定された自然遺産ですよ。」
「はい。」

「フェニックス諸島保護地域は、キリバスのギルバート諸島とライン諸島のはざまに位置していますよ。」
「はい。」

「ライン諸島と言えば、ハワイ諸島の南の中部太平洋にある、大部分が環礁からなる諸島である。ライン諸島のタイムゾーンはUTC+14 で、ハワイと時間は同じだが日付は1日進んでいる。」

「ギルバート諸島と言えば、太平洋にある16の珊瑚礁の島及び環礁からなる、キリバス領の諸島である。ギルバート諸島にはヨーロッパ人が発見する数世紀前からミクロネシア人が住んでいた。」

「キリバスと言えば、キリバス共和国、通称キリバスは、太平洋上に位置するギルバート諸島、フェニックス諸島、そしてライン諸島の一部等を領土とする国家で、イギリス連邦加盟国である。キリバスは33の環礁からなり、それらは赤道付近に350万平方kmにも亘って散らばっている。」

「国内で、初めて世界遺産に認定されたスポットとして知られていますよ。」
「そうなんですか。」

「キリバスでは、世界遺産が1箇所のみですよ。」
「そうなんだ。」

「その世界遺産は、多様な生態系が展開されていますよ。」
「はい。」

「水辺の生き物も陸の生き物も、豊富に棲息していますよ。」
「はい。」

「自然保護区として、大切に保護されていますよ。」
「そうなんだ。」

「「そもそも、こういう世界遺産ってどのくらいの規模なの?」と疑問に思われる方もいると思われます。」
「はい。」

「実は、この世界遺産の規模は、40万平方メートル以上にも及んでいますよ。」
「広いですね。」

「かなり広いので、すべてのエリアを回りきることはとてもできませんよ。」
「そうなんだ。」

「ポイントごとに厳選して見て行けば、美味しい所を取りながら観光することができますよ。」
「はい。」

「案内するのが上手なガイドさんを見つけて、しっかり見学しましょう。」
「わかりました。」

「フェニックス諸島保護地域は、8つの島と2カ所のサンゴ礁によって形成されていますよ。」
「はい。」

「しかも、それらのサンゴ礁の種類は、2百種類以上ありますよ。」
「種類が多いですね。」

「さらに、フェニックス諸島保護地域は、サンゴ礁の他に、様々な島々を包括していますよ。」
「はい。」

「その島々とは、「ラワキ島」を始めとして、「エンダーベリー島」、「ニクマロロ環礁」、「マンラ島」、「バーニー島」、「カントン島」、「オロナ環礁」、「マッキーン島」などの8カ所のスポットとなっていますよ。」
「はい。」

「マッキーン島と言えば、フェニックス諸島保護区を構成するフェニックス諸島の8つの全ての島々の一つである。」

「オロナ環礁と言えば、フェニックス諸島保護区を構成するフェニックス諸島の8つの全ての島々の一つである。」

「カントン島と言えば、フェニックス諸島保護区を構成するフェニックス諸島の8つの全ての島々の一つである。」

「バーニー島と言えば、フェニックス諸島保護区を構成するフェニックス諸島の8つの全ての島々の一つである。」

「マンラ島と言えば、フェニックス諸島保護区を構成するフェニックス諸島の8つの全ての島々の一つである。」

「ニクマロロ環礁と言えば、フェニックス諸島保護区を構成するフェニックス諸島の8つの全ての島々の一つである。」

「エンダーベリー島と言えば、フェニックス諸島保護区を構成するフェニックス諸島の8つの全ての島々の一つである。」

「ラワキ島と言えば、フェニックス諸島保護区は、南太平洋のギルバート諸島とライン諸島の間にあり、フェニックス諸島の8つの全ての島々(ラワキ島、エンダーベリー島、ニクマロロ環礁、マッキーン島、マンラ島、バーニー島、カントン島、オロナ環礁)、それに、キャロンデレット珊瑚礁、ウィンスロー珊瑚礁の2つの珊瑚礁からなる、キリバスで最初の世界遺産である。」

「島と島との間の移動は、かなり困難で時間もかかりますよ。」
「そうなんですか。」

「その分到着した時の感動は、言葉に表わせないほどですよ。」
「そうなんだ。」

「中々行けないような自然環境の中で過ごしてみたい方は、是非この世界遺産を観光してみましょう。」
「わかりました。」

「この世界遺産は、かなり広大な規模の世界遺産ですよ。」
「はい。」

「世界で最も巨大な海洋生物保護地域というだけあって、他の自然遺産では出会えないものが数多く保護されていますよ。」
「そうなんだ。」

「色とりどりのサンゴ礁などを見ることが出来ますよ。」
「はい。」

「この世界遺産を訪問すれば、人生で一度も見たことがないような素晴らしい大自然に触れることができますよ。」
「本当ですか?」

「遺産内には貴重なものがたくさん保存されていますよ。」
「はい。」

「世界で最も綺麗な海洋環境が見たいという方は、是非キルバスへ足を踏み入れてみましょう。」
「わかりました。」

「動物も多いので、何かと怖い経験をすることもあるかも知れませんよ。」
「そうなんですか。」

「世界遺産のような場所では、それも一興ですよ。」
「はい。」

「観光の際は、カメラや雨合羽を忘れないようにしてください。」
「わかりました。」





ニュージーランドの世界遺産や周辺国の旅~ソロモン諸島の東レンネル~

「ユネスコの世界遺産にも、様々なものがありますね。」
「そうですね。」

「特定の美しい建物を指定する場合がありますね。」
「はい。」

「逆にその国の特定の美しい地区を文化遺産として指定することがありますね。」
「はい。」

「その為、非常に広い地域を対象とすることがありますよ。」
「そうなんですか。」

「ソロモン諸島の東レンネルは、 後者の方にあたりますね。」
「はい。」

「ソロモン諸島と言えば、ソロモン諸島は、南太平洋のメラネシアにある島嶼群であり、またその島々を国土とする国家である。オーストラリアの北東、パプアニューギニアの東に位置する。北にはナウル、東にはツバル、南東にはフィジー、南にはバヌアツがある。イギリス連邦の一員にして英連邦王国の一国。首都はホニアラ。」

「東レンネルと言えば、ソロモン諸島のレンネル島の一部で、ユネスコの世界遺産リスト(自然遺産)に登録された。レンネル島はソロモン諸島の中でも一番南に位置する島で、世界でもっとも大きな珊瑚島である。」

「ソロモンの世界遺産の東レンネルは、1998年に登録されましたよ。」
「はい。」

「ソロモンと言えば、ソロモン諸島は、南太平洋のメラネシアにある島嶼群であり、またその島々を国土とする国家である。オーストラリアの北東、パプアニューギニアの東に位置する。北にはナウル、東にはツバル、南東にはフィジー、南にはバヌアツがある。イギリス連邦の一員にして英連邦王国の一国。首都はホニアラ。」

「東レンネルが選ばれた時の選考基準は 、そこに生息する動植物の発達のプロセスがよくわかり、 絶滅機種がたくさんいるということでしたよ。」
「そうなんだ。」

「言い換えると、東レンネルは外界から隔絶された場所で、動植物は独自の成長をしてきたということですね。」
「はい。」

「例えば、レンネル島にしかいない固有の珍しい鳥が多いことや、植物の種類が豊富なことが、選考の基準に合致したのですよ。」
「はい。」

「レンネル島と言えば、ソロモン諸島のレンネル・ベローナ州で最大の島である。120から150mのがけによってほぼ完全に周囲を囲まれ、主に隆起したサンゴの石灰岩から成っている。東の端には汽水湖のテンガノ湖(テガノ湖とも)があり、一方西側は北の海岸から南の海岸まで比較的平坦な土地となっている。牧草地とならず森林となっているところは起伏のある丘があるが、これらは火山起源である。」

「人も沢山は住んでいませんね。」
「そうなんだ。」

「世界遺産の横に、超高層のマンションが立っていることも珍しいことでなくなった文化遺産もありますよ。」
「本当ですか?」

「ここソロモン諸島の東レンネルは、そんなことはありませんよ。」
「はい。」

「住んでいる人たちも、湖のまわりにおよそ1,000人が暮らしていますよ。」
「はい。」

「湖の魚、畑のバナナやパパイヤなど、その地に生きづく大自然の恵みを食して生きていますよ。」
「そうなんだ。」

「住民たちは、植物を薬としても利用していますよ。」
「はい。」

「日本で言うと、瀬戸内海の小さな島、島民数えて500人位の島のイメ-ジが当てはまると思いますよ。」
「そうなんだ。」

「この全長86km、幅15kmのレンネル島は、大きな環状の珊瑚礁の島ですよ。」
「はい。」

「その島の中に、テガノ湖という湖がありますよ。」
「そうなんですか。」

「テガノ湖と言えば、テンガノ湖(テガノ湖とも)は太平洋で最も大きい淡水湖であり、現在は世界遺産に登録されている。第二次世界大戦の太平洋戦線で日本軍、アメリカ軍の両軍で水上機基地として使用された。」

「ソロモン諸島の中でも一番南に位置する島ですよ。」
「はい。」

「雨がほとんど一年中降っていますよ。」
「はい。」

「その降水量は4000mm以上もありますよ。」
「凄いですね。」

「当然、高温多湿地帯のため、ほとんど濃霧に覆われている熱帯地域ですよ。」
「はい。」

「人もめったに立ち寄らない、日本で言う秘境に近い所ですよ。」
「そうなんだ。」

「島全体が、樹高平均20mを越える非常に高い樹木に覆われていますよ。」
「はい。」

「いわゆる 日本人がイメ-ジする、南のジャングル島ですね。」
「はい。」

「湖の周辺が、宿場町という感じで開けていますよ。」
「そうなんですか。」

「あまり 観光客も来ないので、 治安という意味では高いレベルが保たれていますよ。」
「はい。」

「地元の人の目も、優しい人が多いですよ。」
「はい。」

「景色の美しさ、海に太陽が沈む美しさは、一見の価値がありますよ。」
「いいですね。」

「機会があれば、足を延ばして訪ねてみたい世界遺産ソロモン諸島の東レンネルですよ。」
「はい。」

「区域指定型の文化遺産なので、全体を眺めるのがいいでしょう。」
「はい。」

「動物ウォッチングで、ジャングルの中に入っていくのは おススメしませんよ。」
「わかりました。」





ニュージーランドの世界遺産や周辺国の旅~ニュージーランドのテ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド~

「ニュージーランドと言うと、どんなことを思い起こしますか?」
「乳製品ですか?」

「ニュージーランドと言えば、南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家である。島国であり、二つの主要な島と、多くの小さな島々からなる。北西に2,000km離れてオーストラリア大陸(オーストラリア連邦)と対する。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国である。」

「オーストラリアの隣にある国で、牧羊が有名と思われる方が多いかも知れませんね。」
「そうですね。」

「オーストラリアと言えば、オーストラリア連邦、またはオーストラリアは、オセアニアに位置する連邦立憲君主制国家である。南東にはニュージーランド、北には、インドネシア、パプアニューギニア、東ティモールがある。ロシア、カナダ、中国、米国、ブラジルに次ぐ世界で6番目に面積の大きい国である。英連邦加盟国であり、英連邦王国の一国。」

「ニュージーランドは、人口よりも羊の数の方が多いそうですよ。」
「そうなんですか。」

「羊毛や羊の肉(ラムなど)を多く輸出していますよ。」
「はい。」

「首都はウェリントンですね。」
「はい。」

「首都ウェリントンと言えば、ニュージーランドの首都である。同国2番目の都市圏で、オセアニアの首都の中では最も人口が多い。オセアニア有数の世界都市でもある。ウェリントン広域自治体(Wellington Region)に属し、ニュージーランド北島の南端にあり、ちょうど同国の国土の中央に位置する。」

「しかし、観光地としては、むしろオークランドやクライストチャーチの方が人気があるようですね。」
「そうなんだ。」

「クライストチャーチと言えば、ニュージーランド南島中部、カンタベリー平野東海岸側に位置する都市である。人口は、341,469人(2013年)。ニュージーランド内で2番目、南島では最大の人口を有する。」

「オークランドと言えば、ニュージーランド北島北部に位置するニュージーランド最大の都市である。オセアニア有数の世界都市でありポリネシア地域最大の都市でもある(第二位はホノルル)。都会でありながら周辺に変化に富む自然環境を持っているのが特徴的な街である。」

「おしゃれな港町の雰囲気を楽しんだり、昔ながらの町並みを散策することも人気がありますよ。」
「はい。」

「ニュージーランドに行くからには、その自然を満喫してほしいと思いますね。」
「はい。」

「ニュージーランドの観光スポットして有名なのは、ニュージーランド最高峰の山であるマウントクックを擁するマウントクック国立公園、南島のフィヨルドランド国立公園、その中にあるフィヨルドの一つであるミルフォードサウンドなどが挙げられますね。」
「いろいろありますね。」

「フィヨルドと言えば、氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江のことである。ノルウェー語による通俗語を元とした地理学用語である。湾の入り口から奥まで、湾の幅があまり変わらず、非常に細長い形状の湾を形成する。」

「南島と言えば、ニュージーランドの島である。北島 (North Island) とともに、ニュージーランドを構成する。面積は150,737平方メートルで、世界12位の大きさの島。」

「マウントクック国立公園と言えば、アオラキ/マウント・クック国立公園は、ニュージーランドの南島にある国立公園の一つである。この地域は、1953年10月に保護地域として登録されていたエリアを合わせ、国立公園として正式に制定され、1990年には近隣の国立公園らと共にテ・ワヒポウナムの名称でユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。」

「ミルフォードサウンドと言えば、ニュージーランドの南島の南西部のフィヨルドランド国立公園に位置するフィヨルドである。テ・ワヒポウナムの一部としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。別名として、ピオピオタヒ(Piopiotahi、マオル語で「一羽のツグミ」)と呼ばれる。ミルフォード・サウンドはウェールズにあるミルフォード・ヘーブンにちなんでつけられた名前である。」

「マウントクックと言えば、クック山(英: Aoraki/Mount Cook)は、ニュージーランド南島南アルプス山脈に位置するニュージーランド最高峰の山である。標高3,724メートル。正式名称は「アオラキ/マウント・クック。通称「マウント・クック」。日本語では「クック山」。かつての標高は3,764メートルだったが、1991年11月14日に山頂が崩落し10メートル低くなった後、山頂付近の厚い氷がさらに崩壊して2014年には標高3,724メートルとされた。」

「フィヨルドランド国立公園は、世界遺産に登録されていますよ。」
「はい。」

「フィヨルドランド国立公園と言えば、フィヨルドランドと知られている地域、ニュージーランドの南島の南西部角を占めている国立公園である。ニュージーランドで最大の国立公園(12,500 km2)であり、ワヒポウナム世界遺産の大部分を占めている。1986年、周辺の国立公園と共にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。フィヨルドランド国立公園は南半球のフィヨルド、ミルフォード・サウンドで有名である。また登山の名所としても有名。」

「クルーズやトレッキングを楽しんだり、洞窟がありと自然が満載の国立公園ですよ。」
「はい。」

「トレッキングと言えば、山歩きのことである。登頂を目指すことを主な目的としている登山に対し、トレッキングは特に山頂にはこだわらず、山の中を歩くことを目的としている言葉。ただし、結果的に行動の過程で、山頂を通過することもある。 ニュージーランドでは、トランピング(tramping)と呼ばれている。」

「クルーズと言えば、クルーズはニュージーランドの伝統と言ってもよいくらい、古くから親しまれています。ニュージーランドの全長15,000kmを超える海岸線と変化に富んだ壮大な風景を満喫するなら、クルーズがぴったりです。」

「世界中の多くの観光客を魅了していますよ。」
「そうなんだ。」

「このように、ニュージーランドは自然豊かな国ですよ。」
「はい。」

「マウントクックとフィヨルドランド国立公園、マウント・アイスパイアリング、ウエストランドの4つの国立公園を含んだ自然公園が、テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランドという名前ですよ。」
「そうなんだ。」

「テ・ワヒポウナムと言えば、ニュージーランドにあるユネスコの世界遺産(自然遺産)である。マオリ語で「グリーンストーン(翡翠)の産地」を意味する名称である。公園内にはクック山など大きな山が広がり、いわゆるサザン・アルプス山脈を形成。壮大な光景が広がる。また海岸部には1万4千年前の氷河期に形成されたフィヨルド・ミルフォード・サウンドがある。」

「ウエストランドと言えば、南島の西海岸中央、ニュージーランド国内の最高峰であるアオラキ/マウント・クックの西側に位置するウエストランド国立公園は、海岸線近くにサザンアルプスがそびえ立ち、世界有数の氷河地帯として有名な国立公園です。」

「マウント・アイスパイアリングと言えば、マウント・アイスパイアリング国立公園は、アイスパイアリング山(3027m)を中心に、アイスパイアリング連邦が続く国内有数の山岳景勝地である。裾野にはブナの原生林や草原が広がっており、ロブロイ氷河などハイカーたちの人気も高いものがあります。」

「フィヨルドランド国立公園と言えば、フィヨルドランドと知られている地域、ニュージーランドの南島の南西部角を占めている国立公園である。ニュージーランドで最大の国立公園(12,500 km2)であり、ワヒポウナム世界遺産の大部分を占めている。1986年、周辺の国立公園と共にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。フィヨルドランド国立公園は南半球のフィヨルド、ミルフォード・サウンドで有名である。また登山の名所としても有名。」

「テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランドと言えば、ニュージーランドにあるユネスコの世界遺産(自然遺産)である。テ・ワヒポウナムは、マオリ語で「グリーンストーン(翡翠)の産地」を意味する名称である。公園内にはクック山など大きな山が広がり、いわゆるサザン・アルプス山脈を形成。壮大な光景が広がる。また海岸部には1万4千年前の氷河期に形成されたフィヨルド、ミルフォード・サウンドがある。」

「マウントクックなどの名前は知っていても、テ・ワヒポウナムという名称はあまり耳なれない名前ですね。」
「そうですね。」

「1990年に世界遺産に登録されましたよ。」
「はい。」

「現地の言葉であるマオリ語で、「ひすいのある場所」を意味するそうですよ。」
「はい。」

「マオリ語と言えば、ニュージーランドに住んでいるマオリ族の言語で、ポリネシア諸語のひとつである。ニュージーランドの公用語の一つであり、小学校では必修とされる。」

「この世界遺産のテ・ワヒポウナム-南西ニュージーランドには、先に上げたマウントクックやミルフォードサウンドの他にも、テ・アナウ湖というニュージーランドで2番目に大きい湖や、湖面がまるで鏡のように景色を映し出すミラー湖、タスマン氷河や「双子の氷河」と呼ばれるフランツ・ジョセフ氷河など、見所がたくさんありますよ。」
「たくさんありますね。」

「フランツ・ジョセフ氷河と言えば、ニュージーランド南島、西海岸にある氷河である。ウェストランド国立公園内にあり、同じ公園内にあるフォックス氷河とは氷河の大きさが似ており、距離的にも近くに位置することから双子の氷河と言われている。」

「双子の氷河と言えば、フォックス氷河(英: Fox Glacier)はニュージーランド南島、西海岸にある氷河である。ウェストランド国立公園内にあり、同じ公園内にあるフランツ・ジョセフ氷河とは氷河の大きさが似ており、距離的にも近くに位置することから双子の氷河と言われている。」

「タスマン氷河と言えば、ニュージーランドの南島にあるサザン・アルプス山脈からマッケンジー盆地に向かって南や東に流れる氷河の中で最大のもので、ニュージーランド最長の氷河である。」

「ミラー湖と言えば、フィヨルドランド国立公園周辺で4位の滝・河川・湖である。」

「テ・アナウ湖と言えば、ニュージーランドの南島の南西隅にある湖である。その名称は、マオリ語で「渦巻く水の洞窟」を意味するTe Ana-auに基づいている。この湖には、344平方キロメートルの面積があって、タウポ湖に次いでニュージーランドで2番目に大きな湖であり、南島では最大である。」

「ミルフォードサウンドと言えば、ニュージーランドの南島の南西部のフィヨルドランド国立公園に位置するフィヨルドである。テ・ワヒポウナムの一部としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。別名として、ピオピオタヒ(Piopiotahi、マオル語で「一羽のツグミ」)と呼ばれる。ミルフォード・サウンドはウェールズにあるミルフォード・ヘーブンにちなんでつけられた名前である。」

「マウントクックと言えば、クック山(英: Aoraki/Mount Cook)は、ニュージーランド南島南アルプス山脈に位置するニュージーランド最高峰の山である。標高3,724メートル。正式名称は「アオラキ/マウント・クック。通称「マウント・クック」。日本語では「クック山」。かつての標高は3,764メートルだったが、1991年11月14日に山頂が崩落し10メートル低くなった後、山頂付近の厚い氷がさらに崩壊して2014年には標高3,724メートルとされた。」

「このテ・ワヒポウナム-南西ニュージーランドの周辺は、雨量が大変多いので希少な冷温帯雨林となっていますよ。」
「冷温帯雨林ですか?」

「テ・ワヒポウナムと言えば、ニュージーランドにあるユネスコの世界遺産(自然遺産)である。マオリ語で「グリーンストーン(翡翠)の産地」を意味する名称である。公園内にはクック山など大きな山が広がり、いわゆるサザン・アルプス山脈を形成。壮大な光景が広がる。また海岸部には1万4千年前の氷河期に形成されたフィヨルド・ミルフォード・サウンドがある。」

「テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランドと言えば、ニュージーランドにあるユネスコの世界遺産(自然遺産)である。テ・ワヒポウナムは、マオリ語で「グリーンストーン(翡翠)の産地」を意味する名称である。公園内にはクック山など大きな山が広がり、いわゆるサザン・アルプス山脈を形成。壮大な光景が広がる。また海岸部には1万4千年前の氷河期に形成されたフィヨルド、ミルフォード・サウンドがある。」

「ニュージーランドの国鳥であるキウイを始め、ニュージーランドオットセイ、肉食のカタツムリなどの固有種も多いですよ。」
「はい。」

「ニュージーランドと言えば、南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家である。島国であり、二つの主要な島と、多くの小さな島々からなる。北西に2,000km離れてオーストラリア大陸(オーストラリア連邦)と対する。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国である。」

「このような動物を見かけることが、できるかも知れませんよ。」
「そうなんですか。」

「このように、山や湖、フィヨルドなどの大自然が満喫できるニュージーランドの世界遺産テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランドは、何日滞在してもきっと飽きることない景色が広がっていますよ。」
「はい。」

「フィヨルドと言えば、氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江のことである。ノルウェー語による通俗語を元とした地理学用語である。湾の入り口から奥まで、湾の幅があまり変わらず、非常に細長い形状の湾を形成する。」

「世界でも、有数の絶景スポットですよ。」
「わかりました。」





ニュージーランドの世界遺産や周辺国の旅~ニュージーランドの亜南極諸島~

「ニュージーランドの亜南極諸島は、南極と亜熱帯の中間に位置しているニュージーランドの島嶼部のうち、アンティポデス諸島 、オークランド諸島、スネアズ諸島 、バウンティ諸島の四つの諸島と、キャンベル島という一つの島をさしていますよ。」
「はい。」

「キャンベル島と言えば、ニュージーランド領の島である。ニュージーランドの中でも最南部に位置している。位置は南緯52度32分、東経169度9分。面積は115平方km。世界遺産のニュージーランドの亜南極諸島の一部。」

「スネアズ諸島と言えば、スネアーズ諸島は、ニュージーランドの本島南西方にある無人の諸島である。公式名称は「スネアーズ諸島/ティニ・ヘケ。世界遺産「ニュージーランドの亜南極諸島」として、アンティポデス諸島・オークランド諸島・キャンベル島・バウンティ諸島と共に登録されている。」

「オークランド諸島と言えば、ニュージーランド南島の南方約450kmに位置する、ニュージーランド領の諸島である。面積は合計625km2。かつてはアザラシ猟や捕鯨の拠点となり、定住も試みられたが、現在は無人である。世界遺産(自然遺産)「ニュージーランドの亜南極諸島」の一部を構成する。」

「アンティポデス諸島と言えば、ニュージーランドに属する火山島群で、全て無人島である。スチュアート島の南東860kmにあり、水半球の中心付近に位置する。この諸島は最も面積の大きいアンティポデス島(20平方km)、その次に北に位置するボロンズ島(2平方km)、そして多数の小島や岩礁から成る。最高峰は標高366mのギャロウェイ山である。世界遺産に登録され、自然保護の観点から一般人の立ち入りは行われていない。」

「ニュージーランドの亜南極諸島と言えば、ニュージーランドにあるユネスコの世界遺産(自然遺産)である。この世界遺産は南極に近いニュージーランド領の島嶼部からなる。この地域に置いては生物の種類が豊富で非常に密であると言われる。特に野鳥類は海鳥40種をふくむ126種が観測されている。」

「ニュージーランドの亜南極諸島と島のすべてが、世界遺産として登録されていますよ。」
「はい。」

「この世界遺産の島々には、生息している生物の種類がとても豊富なことで有名ですよ。」
「そうなんだ。」

「この島々の生き物たちは、狭い地域に非常に多く生息している特徴も持っていますよ。」
「はい。」

「ニュージーランドの亜南極諸島に、特に多く生息しているのは野鳥類ですね。」
「はい。」

「海鳥の40種類を含めた120種類以上が、この島々で確認されていますよ。」
「そうなんだ。」

「この世界遺産の島々は南緯40度近くにあるため、「ほえる40度」という別名でも呼ばれていますよ。」
「そうなんですか。」

「この名前は、この地域では南極からの寒流と、太平洋からの暖流がぶつかる地域であることから付けられましたよ。」
「はい。」

「そのため、この地域では天候が安定せず、たびたび暴風雨に見舞われていますよ。」
「はい。」

「寒流と暖流の衝突は、大量のプランクトンの発生をもたらしますよ。」
「そうなんだ。」

「それらを食べようと、多くの魚たちがこの海域に集まってきますよ。」
「はい。」

「更にそれらの魚たちを食べようと、ニュージーランドアホウドリ、ミズナギドリ、スネアーズペンギンなどが多く集まってきますよ。」
「はい。」

「スネアーズペンギンと言えば、ハシブトペンギンは、動物界脊椎動物門鳥網ペンギン目ペンギン科に分類される鳥類である。別名:スネアズペンギン。ニュージーランド(スネアーズ諸島)固有種である。全長51-61センチメートル。頭部から上面の羽衣は黒く、下面の羽衣は白い。」

「ミズナギドリと言えば、ミズナギドリ目ミズナギドリ科Procellariidaeの鳥の総称である。全長28~91cm。羽色は大部分の種が全身灰色か褐色、または背面が黒く腹が白い。ミズナギドリ科はミズナギドリ目のなかで種類数が最も多く,多岐に分化したグループである。」

「ニュージーランドアホウドリと言えば、ニュージーランドの南方650キロにあるキャンベル島には、アホウドリたちの繁殖地がある。上空ではハジロアホウドリ、サルビンアホウドリ、ニュージーランドアホウドリ、シロアホウドリ、ワタリアホウドリなど様々な種が飛びかっている。」

「ニュージーランドの亜南極諸島に行くには、まずニュージーランドに向かい、それから南極に向かうツアーなどを利用すると良いでしょう。」
「わかりました。」

「ニュージーランドと言えば、南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家である。島国であり、二つの主要な島と、多くの小さな島々からなる。北西に2,000km離れてオーストラリア大陸(オーストラリア連邦)と対する。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国である。」

「日本からこの諸島に直接向かうツアーはありませんよ。」
「そうなんですか。」

「南極に向かうクルーズツアーを利用すれば、この諸島を訪れる予定が組み込まれている場合もありますよ。」
「はい。」

「クルーズと言えば、クルーズはニュージーランドの伝統と言ってもよいくらい、古くから親しまれています。ニュージーランドの全長15,000kmを超える海岸線と変化に富んだ壮大な風景を満喫するなら、クルーズがぴったりです。」

「南極に向かうクルーズツアーでは、砕氷船に乗って亜南極諸島のオークランド諸島やキャンベル島などを訪れることができますよ。」
「そうなんだ。」

「この世界遺産の見所は、歴史のある島々と、そこに生息する海鳥に代表される生物たちですね。」
「はい。」

「オークランド諸島は、ニュージーランド南島のブラフ港から南へ465Km沖合いにある無人の諸島ですよ。」
「はい。」

「ニュージーランド南島のブラフ港と言えば、ブルーフはニュージーランド南島の南海岸、サウスランド地区にある町・海港である。この町はニュージーランドで最も南にある町である。なお、さらに南にはスロープ・ポイントがあるものの、会話において国の最南端について触れる際には通常はこの町のことが引き合いに出される(例えば「レインガ岬からブルーフまで」という言葉がある。なお、レインガ岬は国の北端である)。」

「南島と言えば、ニュージーランドの島である。北島 (North Island) とともに、ニュージーランドを構成する。面積は150,737平方メートルで、世界12位の大きさの島。」

「オークランド諸島と言えば、ニュージーランド南島の南方約450kmに位置する、ニュージーランド領の諸島である。面積は合計625km2。かつてはアザラシ猟や捕鯨の拠点となり、定住も試みられたが、現在は無人である。世界遺産(自然遺産)「ニュージーランドの亜南極諸島」の一部を構成する。」

「ニュージーランドと言えば、南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家である。島国であり、二つの主要な島と、多くの小さな島々からなる。北西に2,000km離れてオーストラリア大陸(オーストラリア連邦)と対する。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国である。」

「キャンベル島は、ニュージーランドの最南端に位置している島ですよ。」
「はい。」

「キャンベル島と言えば、ニュージーランド領の島である。ニュージーランドの中でも最南部に位置している。位置は南緯52度32分、東経169度9分。面積は115平方km。世界遺産のニュージーランドの亜南極諸島の一部。」

「ニュージーランドと言えば、南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家である。島国であり、二つの主要な島と、多くの小さな島々からなる。北西に2,000km離れてオーストラリア大陸(オーストラリア連邦)と対する。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国である。」

「この島は、1810年にフレデリック・ハッセルボロウによって発見されましたよ。」
「そうなんだ。」

「フレデリック・ハッセルボロウと言えば、オーストラリア人のフレデリック・ハッセルボロウは、1810年、ニュージーランドの亜南極諸島、マッコリー島(またはマックォーリー島)を発見した。1810年、キャンベル諸島を発見した。」

「多くのアザラシがいましたが、乱獲によってアザラシはほぼ絶滅してしまいましたよ。」
「はい。」

「現在、オークランド諸島の北西の島は、繁殖期に300万羽以上が集まるというハイイロミズナギドリの繁殖地としても知られていますよ。」
「はい。」

「ハイイロミズナギドリと言えば、ミズナギドリ目ミズナギドリ科に分類される鳥類の一種である。ニュージーランド周辺の島嶼、オーストラリア大陸東部の島嶼、南アメリカ大陸南部の島嶼で繁殖する。非繁殖期は、北太平洋をベーリング海付近まで北大西洋をグリーンランド南部まで北上する。」

「バウンティ諸島は、1788年にバウンティ号のウィリアム・ブライによって発見され、その名が付いたそうですよ。」
「わかりました。」

「ウィリアム・ブライと言えば、ウィリアム・ブライ(1754年9月9日 - 1817年12月7日)はイギリス海軍の士官である。海軍中将、王立協会会員、植民地管理者。有名な「バウンティ号の反乱(1789年)の際の艦長として知られている。」

「バウンティ号と言えば、18世紀のイギリス軍艦である。南太平洋で反乱を起こしたことで有名となり、何度も小説化、映画化が行われた。」

「バウンティ諸島と言えば、ニュージーランド領の無人島である。南緯47度40分から47度45分、東経179度02分から179度07分に位置する。世界遺産のニュージーランドの亜南極諸島の一部。ペンギンやアホウドリが多く生息している。」





ニュージーランドの世界遺産や周辺国の旅~ニュージーランドのトンガリロ国立公園~

「大ヒット映画「ロードオブザリング」で、主人公のフロドと同行のサムが、悪の帝王サウロンに支配されたモルドールに行く途中に立ち寄った沼地や、奇怪な姿のゴラムに出会った滝壺などのシーン撮影のロケ地になったのが、世界遺産のトンガリロ国立公園ですよ。」
「はい。」

「トンガリロ国立公園と言えば、ニュージーランドの北島にある、山岳地帯を保護する目的で設定された国立公園である。1894年、ニュージーランド初の国立公園となった。ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている。」

「モルドールと言えば、J・R・R・トールキンの『指輪物語』に登場する国名である。中つ国の東よりにある山に囲まれた国で、ゴンドールの隣にある。冥王サウロンが居を構える「黒の国」。」

「トンガリロ国立公園は、ニュージーランドの北東に位置する広大な国立公園ですよ。」
「はい。」

「ニュージーランドと言えば、南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家である。島国であり、二つの主要な島と、多くの小さな島々からなる。北西に2,000km離れてオーストラリア大陸(オーストラリア連邦)と対する。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国である。」

「先住民であるマオリの人々が、聖なる土地として崇めて来た特別な場所ですよ。」
「そうなんですか。」

「先住民であるマオリの人々と言えば、マオリは、アオテアロア(ニュージーランド)にイギリス人が入植する前から先住していた人々である。形質的・文化的にはポリネシア人の一派をなす。マオリとは、マオリ族の用いる言語マオリ語では本来「普通」という意味で、マオリ自身が西洋人と区別するために”普通の人間”という意味でTangata Maoriを使い出したにもかかわらず、イギリス人が発音しにくいという理由で、Tangata(=人間)ではなくて、Maoriを採用したのが由来とされる。」

「1990年には自然遺産として、1993年には文化遺産としても登録されたニュージーランドの世界遺産ですよ。」
「はい。」

「トンガリロ国立公園南側には、ニュージーランド最高峰の活火山、ルアペフ山が聳え立ち、北側に位置するトンガリロ山には、エメラルド色の火口湖が輝きますよ。」
「はい。」

「ニュージーランド最高峰の活火山ルアペフ山と言えば、ニュージーランドの北島、トンガリロ国立公園内にある火山である。タウポ湖南岸から約40km南西にある。3つの峰があり、その一つのタフランギ峰(2,797m)が北島の最高峰である。ルアペフとは、マオリ族の言葉で「音のする穴」「爆発する穴」などの意味がある。」

「二つの山の間には、私達日本人が愛してやまない富士山に非常に良く似た、美しい稜線を持つナウルホエ山が、優美で雄大な姿でたたずんでいますよ。」
「そうなんだ。」

「ナウルホエ山と言えば、ニュージーランドの北島、トンガリロ国立公園内にある火山である。ランギポ砂漠の西に位置し、タウポ湖南岸から25km南にある。この山は富士山のような稜線を持っている。」

「公園内には、多くのトレッキングコースがありますよ。」
「はい。」

「トレッキングと言えば、山歩きのことである。登頂を目指すことを主な目的としている登山に対し、トレッキングは特に山頂にはこだわらず、山の中を歩くことを目的としている言葉。ただし、結果的に行動の過程で、山頂を通過することもある。 ニュージーランドでは、トランピング(tramping)と呼ばれている。」

「自然が織り成す絶景を楽しむ、トレッカー達の列が絶えませんよ。」
「はい。」

「トンガリロというのは、マオリの言葉で、「南へ届く」という意味がありますよ。」
「そうなんだ。」

「マオリの伝承では、冬場にこの地を訪れた勇者が吹雪に見舞われ、凍死の危険に晒されますよ。」
「はい。」

「勇者は故郷である南の島に住む妹たちに、火を送って欲しいと必死になって呼びかけましたよ。」
「はい。」

「勇者の叫びは見事に南へ届きますよ。」
「そうなんだ。」

「南の島から送られた火が地中を通ってこの地に届き、意識が遠のいた勇者を暖め、彼の命を救いますよ。」
「はい。」

「南から届けられた火は、途中にいくつか噴火口を残し、大地に恵みを与えますよ。」
「はい。」

「温泉地帯で有名なロトルアも、こうした祝福を受けた土地ですね。」
「そうなんだ。」

「マオリの人々の信仰では、このような聖なる土地は人間の物ではなく、人間が使用を許された神の土地であると言うわけですね。」
「はい。」

「18世紀に英国人が入植し、先住のマオリの人々が特別な神の土地を切り売りしてしまうことを心配した当時の首長は、保護公園とすることを条件に、トンガリロをビクトリア女王に譲り渡す決定を下しましたよ。」
「はい。」

「ビクトリア女王と言えば、ヴィクトリアは、イギリス・ハノーヴァー朝の第6代女王(在位:1837年6月20日 - 1901年1月22日)、初代インド女帝(在位:1877年1月1日 - 1901年1月22日)である。世界各地を植民地化・半植民地化して繁栄を極めた大英帝国を象徴する女王として知られ、その治世はヴィクトリア朝と呼ばれる。在位は63年7か月にも及び、歴代イギリス国王の中でも最長である。」

「トンガリロが持つこのような背景から、ユネスコは自然遺産だけでなく、文化遺産として「複合遺産」に認定しましたよ。」
「なるほど。」

「世界遺産は、現在900もの登録がありますね。」
「そうですね。」

「複合遺産は、20件しかありませんね。」
「はい。」

「残念ながら、日本には複合遺産は存在していませんね。」
「そうですね。」

「何処の国にあろうが、世界遺産は人類の宝物ですね。」
「はい。」

「美しく清らかで、価値あるものに触れて魂を浄化したくなった時、ニュージーランドトンガリロ国立公園があることを心のメモに残しておきましょう。」
「わかりました。」





ニュージーランドの世界遺産や周辺国の旅~バヌアツのロイ・マタ首長の領地~

「ロイ・マタ首長の領地は、バムアツで初めて世界遺産として登録された所ですよ。」
「はい。」

「ロイ・マタ首長と言えば、ロイ・マタはバヌアツのエファテ島周辺の島々を支配していた最高位の首長の称号である。世界遺産の登録対象となったロイ・マタは、1600年頃に活動していたと推測されている最後の称号保持者を指している。」

「バムアツと言えば、バヌアツ共和国、通称バヌアツは、南太平洋のシェパード諸島の火山島上に位置する共和制国家である。西にオーストラリア、北にソロモン諸島、東にフィジー、南にフランス海外領土のニューカレドニアがある。イギリス連邦加盟国。」

「ここは、バムアツの口承物語で語り継がれてきた伝説的なロイ・マタ首長の領地だった場所のうち、特にその生涯に関係が深かった場所が登録の対象となっていますよ。」
「はい。」

「ロイ・マタと言うのは、バヌアツのエファテ島周辺の島々を支配していた最高位の首長の称号のことですよ。」
「そうなんだ。」

「ロイ・マタと言えば、バヌアツの首長ロイ・マタは、1600年頃、諸部族間の紛争を解決し、現在は首都ポートビラがあるエファテ島とその周辺の島々に平和をもたらした人物といわれている。」

「バヌアツのエファテ島と言えば、バヌアツ共和国、シェファ州の島である。東経168度36分、南緯16度69分に位置する。 le Vate として知られる。バヌアツで最も人口の多い島(約50,000人)であり、陸地面積は899.5 平方km、マレクラ島に次いで3番目に大きな島である。エファテ島の住民の大半はバヌアツの首都であるポートビラで暮らす。最大標高は647mである。」

「世界遺産の登録対象となったロイ・マタは、1600年頃に活動していたと推定される最後の称号を保持していた人のことを指していますよ。」
「はい。」

「バムアツで語り継がれてきた口承物語では、ロイ・マタはエファテ周辺で続いていた部族間抗争を終わらせ、エファテ周辺の島々に平和をもたらしたそうですよ。」
「はい。」

「弟の放った毒矢に倒れたとされていますよ。」
「そうなんですか。」

「1967年バムアツの発掘調査で、そのお墓が発見されましたよ。」
「はい。」

「ロイ・マタのお墓に関する伝承が正確であったことが、証明されていますよ。」
「そうなんだ。」

「日本からロイ・マタ首長の領地に行くには、ニューカレドニア経由、もしくはオーストラリア経由の飛行機に乗りますよ。」
「はい。」

「オーストラリアと言えば、オーストラリア連邦、またはオーストラリアは、オセアニアに位置する連邦立憲君主制国家である。南東にはニュージーランド、北には、インドネシア、パプアニューギニア、東ティモールがある。ロシア、カナダ、中国、米国、ブラジルに次ぐ世界で6番目に面積の大きい国である。英連邦加盟国であり、英連邦王国の一国。」

「ニューカレドニアと言えば、ニューカレドニア島(フランス語でグランドテール 、「本土」と呼ばれる)およびロワイヨテ諸島 (ロイヤルティ諸島) からなるフランスの海外領土(特別共同体)で、事実上の植民地である。ニッケルを産出する鉱業の島である一方、リゾート地でもある。ニューカレドニアの珊瑚礁は世界遺産に登録されている。」

「世界遺産があるロイマタの地は、首都ポートヴィラの空港から車で40分ほどの所にあるマンガリリュ村ですよ。」
「はい。」

「マンガリリュ村と言えば、世界遺産があるロイマタの地があるのは、首都ポートヴィラの空港から車で40分ほどの ところにあるマンガリリュ村です。」

「首都ポートヴィラと言えば、ポートビラはバヌアツの首都である。人口は約2万9千人。エフェテ島の南岸に位置し、西に開けた湾に臨む。港と空港があり、同国の経済面での中心地ともなっている。空港(ポートビラ・バウアフィールド空港)は町の北部にあり、市街地から5キロほど離れている。」

「遺跡を見るためには、事前にツアーの申し込みをする必要がありますよ。」
「そうなんですか。」

「遺跡に出発する前に、現地のツアー会社などに申し込みをしておくと良いでしょう。」
「わかりました。」

「この地の通貨はバツとなっていますよ。」
「はい。」

「空港や現地土産店などで、気軽に両替ができますよ。」
「はい。」

「個々の公用語はビスラマ語ですよ。」
「はい。」

「ビスラマ語と言えば、メラネシア・ピジンに分類される一言語である。バヌアツ共和国の公用語。英語とフランス語が交じり合い、変化して生まれた言語。正書法はまだ確立していない。」

「英語が通じる所がほとんどですから、英語ができていれば、迷うことは少ないでしょう。」
「そうなんだ。」

「ロイ・マタ首長の領地の見所は、登録の対象となったロイ・マタの邸宅とフェルズ洞窟、エレトカ島ですよ。」
「はい。」

「エレトカ島と言えば、首長ロイ・マタの墓があったと伝えられている島である。」

「フェルズ洞窟と言えば、フェルズ洞窟は、レレパ島にある高さ35 m、幅52m、奥行き47m の洞穴で、伝説ではロイ・マタが死んだ場所とされている。」

「ロイ・マタの邸宅と言えば、ロイ・マタ首長の領地は、バヌアツにある世界遺産登録物件である。バヌアツの口承物語で語り継がれてきた伝説的な首長であるロイ・マタの領地だった場所のうち、特にその生涯にゆかりのある象徴的な場所、つまり邸宅、死んだ場所、墓の3箇所が対象となっている。ロイ・マタの邸宅は、エファテ島の海沿いの一角に残る遺構で、石の壁などが残っている。ロイ・マタが死んで間もなかったと考えられる17世紀初頭頃に放棄されてしまったと考えられている。」

「ファテ島の海沿いの一角に残っている遺構の世界遺産ロイ・マタの邸宅は、現在でも石の壁などが残されていますよ。」
「はい。」

「この邸宅は、ロイ・マタが死んですぐ放棄されてしまったと考えられていますよ。」
「それは残念ですね。」

「フェルズ洞窟は、レレパ島にある洞穴ですよ。」
「はい。」

「レレパ島と言えば、ロイ・マタは、その偉大な人格によって、戦いに絶え間のなかった諸部族を統一し、平和な時代を築いた。しかし嫉妬に狂った兄弟の毒矢に倒れ、衰え行く体力を振り絞って周辺の島々を巡り、ついにレレパ島で亡くなった。」

「高さは35 m、幅が52m、奥行きは47mですよ。」
「広いですね。」

「地元に伝わる伝説では、ロイ・マタが死んだ場所とされていますよ。」
「はい。」

「洞窟の中の壁には、彩色がされた岩絵や岩刻画といった芸術作品が残されていますよ。」
「そうなんだ。」

「これらの岩絵や岩刻画は、絵の具の放射性炭素年代測定によって、確かにロイ・マタの時代の絵であることが証明されていますよ。」
「はい。」

「そして、エレトカ島は、伝説ではロイ・マタの墓があると伝えられてきた場所ですよ。」
「はい。」

「島そのものが、長い間、先住民の間で足を踏み入れてはいけない土地とされてきましたよ。」
「そうなんだ。」

「1967年に地元住民の許可を得たフランス人考古学者ジョズ・ガランジェが発掘調査を行った結果、伝承を裏付けるお墓が発見されましたよ。」
「はい。」

「フランス人考古学者ジョズ・ガランジェと言えば、1967年にフランス人考古学者ジョズ・ガランジェが地元民の許可を取って発掘調査した結果、伝承を裏付ける墓が発見された。」

「墓からは殉死者とみられる多数の人骨も発見されていますよ。」
「わかりました。」





ニュージーランドの世界遺産や周辺国の旅~マーシャル諸島のビキニ環礁の核実験場跡~

「皆さんは、マーシャル諸島のビキニ環礁の核実験場跡をご存知でしょうか?」
「名前は聞いて知っています。」

「ビキニ環礁と言えば、マーシャル諸島共和国に属する環礁である。23の島嶼からなり、礁湖の面積は594.1平方キロメートル。1946年から1958年にかけて、太平洋核実験場の一つとしてアメリカ合衆国が23回の核実験を行った。2010年、第34回世界遺産委員会において、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。マーシャル諸島共和国初の世界遺産となった。」

「マーシャル諸島と言えば、マーシャル諸島共和国、通称マーシャル諸島(単に「マーシャル」とも)は、太平洋上に浮かぶ島国である。ミニ国家の一つであり、「真珠の首飾り」とも呼ばれるマーシャル諸島全域を領土とする。ミクロネシア連邦の東、キリバスの北に位置する。」

「これは、マーシャル諸島共和国にある環礁ですよ。」
「はい。」

「環礁と言えば、円環状に広がる珊瑚礁のことである。」

「マーシャル諸島共和国と言えば、マーシャル諸島共和国、通称マーシャル諸島(単に「マーシャル」とも)は、太平洋上に浮かぶ島国である。ミニ国家の一つであり、「真珠の首飾り」とも呼ばれるマーシャル諸島全域を領土とする。ミクロネシア連邦の東、キリバスの北に位置する。」

「その名の通り、核実験が行われれましたよ。」
「そうですね。」

「アメリカは核実験を23回行ったことで、ビキニ環礁の核実験場跡は負の世界遺産として登録していますよ。」
「はい。」

「負の世界遺産は様々ありますよ。」
「そうなんですか。」

「アメリカが大量虐殺を行った、広島の原爆ドームもそうですね。」
「はい。」

「ナチスのアウシュビッツ収容所もそうですね。」
「はい。」

「戦争というのは、負の遺産を沢山残すものですね。」
「そうですね。」

「この遺産を受け継いで、今後同じ事を繰り返さないようにしないといけませんね。」
「はい。」

「ビキニ環礁の核実験場跡では、どのような負の遺産とされる行いがあったのでしょうか。」
「教えてください。」

「当然20回以上も核実験が行われたので、周りは汚染されていますね。」
「そうですね。」

「当時は臨界実験ではなく、地上又は大気圏での核実験が行われたので、死の灰があたりに撒き散らされましたよ。」
「はい。」

「つまり、この灰をあびて多くの人が後遺症に苦しんだり、亡くなりましたよ。」
「はい。」

「これは、周りの島民も被害を受けたようですよ。」
「そうでしょうね。」

「当時、マグロ漁業をしていた日本の船の人も被爆して亡くなりましたよ。」
「そうでしたね。」

「当時、その事件からマグロには放射能が入っているかも知れないから気をつけろという風聞まで出ましたよ。」
「そうなんですか。」

「ビキニという言葉がありますね。」
「はい。」

「これは、見た目が衝撃的なイメージを言葉で表現したものですよ。」
「そうなんですか。」

「核実験の悲惨さを意識したものですよ。」
「はい。」

「ビキニという水着の語源は、この島から来ていますよ。」
「そうなんだ。」

「それだけ衝撃的な実験でしたよ。」
「はい。」

「その後の影響は、絶大だったことが推測できますよ。」
「はい。」

「現在は、こ放射能は短期間の滞在なら問題ないレベルになっていて、ダイビングスッポトになっていますよ。」
「本当ですか?」

「しかし、28種類の珊瑚が絶滅しましたよ。」
「はい。」

「島民も未だに生まれた地へ帰れない現状があることを忘れてはいけませんね。」
「そうですね。」

「そして、様々な訴訟は現在続いていますよ。」
「そうなんだ。」

「核兵器を使うことが、いかに罪なのかが良く分かりますね。」
「はい。」

「何故ならば、この放射能の被害はこの環礁だけではなく、数百キロ離れた島まで影響を受けて、降り注いだ死の灰は多くの人を長く苦しめることになりましたよ。」
「はい。」

「まさに大量殺戮の意味しかなさない、これが核兵器ということですね。」
「そうですね。」

「皆さんもマーシャル諸島に行く時は、単にダイビングをしに行くだけではなく、こうしたビキニ環礁の核実験場跡等の世界遺産に触れてくださいね。」
「はい。」

「世界遺産を肌で感じる事で、私たちが平和に生きていけることを感謝していきましょう。」
「わかりました。」





ニュージーランドの世界遺産や周辺国の旅~パプアニューギニアのクックの初期農業遺跡~

「クックの初期農業遺跡は、赤道直下、南半球に位置するニューブリテン島の東半分、パプアニューギニアという国のクックという湿地帯にありますよ。」
「はい。」

「ニューブリテン島と言えば、南太平洋のメラニシアに属する、ビスマルク諸島の最大の島である。面積36,514平方kmで、世界第38位(37位の九州とほぼ同じ大きさ)。最大都市はラバウル。」

「クックの初期農業遺跡と言えば、パプアニューギニア南部にある7000年以上前にまで遡る農業の遺跡である。2008年にパプアニューギニア初の世界遺産に登録された。クックは、ニューギニア島の南部山岳州にある湿地で、100年以上前には伝統的なバナナ栽培が行われていた。1950年代以降には、入植していたヨーロッパ人たちによって、コーヒーや茶のプランテーションが営まれた。1970年以降に発掘調査が行われ、様々な時代の農業の痕跡が確認されるようになった。」

「クックという湿地帯と言えば、クックは、ニューギニア島の南部山岳州にある湿地で、100年以上前には伝統的なバナナ栽培が行われていた。」

「パプアニューギニアと言えば、パプアニューギニア独立国、通称パプアニューギニアは、南太平洋にあるニューギニア島の東半分及び周辺の島々からなる立憲君主制国家である。東南アジア諸国連合(ASEAN)の特別オブザーバーであるが、地理的にはオセアニアに属する。オーストラリアの北、ソロモン諸島の西、インドネシアの東、ミクロネシア連邦の南に位置する。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国。」

「マウントハーゲンの街から、車で北東に30分弱の場所に位置していますよ。」
「はい。」

「マウントハーゲンと言えば、パプアニューギニア西ハイランド州にある都市である。州都。市の名前の由来である同名の山、マウントハーゲン(標高3,791m)の南東側山麓に位置する。」

「世界最古の農業遺跡で、世界遺産ですよ。」
「そうなんだ。」

「クックの初期農業遺跡は、100年以上も前からバナナを生産していた地ですよ。」
「はい。」

「1950年には、入植していたイギリス人によりコーヒーやお茶といった作物のプランテーションが営まれるようになりましたよ。」
「はい。」

「プランテーションと言えば、大規模工場生産の方式を取り入れて、熱帯、亜熱帯地域の広大な農地に大量の資本を投入し、先住民や黒人奴隷などの安価な労働力を使って単一作物を大量に栽培する(モノカルチャー)大規模農園のことである。経営主体は、国営、企業、民間など様々である。経営する側をプランターと呼ぶ場合もある。」

「国立農業試験場が造られる2年前の1966年から、発掘調査が行われるようになりましたよ。」
「はい。」

「数千年前から1万年前の農地の跡が、次々と発見されましたよ。」
「そうなんですか。」

「発見当時は、農作物を作っていた痕跡が認められませんでしたよ。」
「はい。」

「21世紀に入ってからの調査により、この地においてタロイモやバナナの生産が行われていたことが確認されましたよ。」
「そうなんだ。」

「タロイモと言えば、サトイモ科サトイモ属の植物のうち、根茎などを食用とするために栽培されている栽培種の総称である。」

「発掘されたパプアニューギニアのクックの初期農業遺跡は、主に3つの年代に分かれていますよ。」
「そうなんですか。」

「一つ目は、1万年前から7000年前の農地で、灌漑用の水路や植物を植えていた穴の跡や当時農業に使われていた石器類が発見されましたよ。」
「はい。」

「おそらく、当時からバナナやイモ類を栽培していたと推測されますよ。」
「はい。」

「二つ目は、7000年前から5000年前の農地で、バナナやヤムイモを栽培していた盛土の跡が発掘されていますよ。」
「そうなんだ。」

「ヤムイモと言えば、ヤマノイモ科のヤマノイモ属Dioscoreaに属するイモを食用にするつる性植物の総称である。単にヤムyamともいう。タロイモとならんで根栽農耕文化の主要栽培作物である。栽培・利用されるヤムイモは約50種にのぼり,なかでも熱帯系のダイジョは,西はアフリカのコンゴ盆地からギニア湾沿岸,東はポリネシアを含むオセアニアの島々にまで広く栽培されている。」

「三つ目は、4350年前から3980年前にかけての農地で、集約農業が行われ干拓用の水路跡が発掘されていますよ。」
「はい。」

「集約農業と言えば、単位面積あたりに投下される労働、資本の集約度合いの高い農業形態である。」

「このように、土地利用と農業の変化が明確に分かることが、この遺跡の最大の特徴となっていますよ。」
「はい。」

「2008年に世界遺産に認定されましたが、認定までにはなんと12年もかかりましたよ。」
「そうなんですか。」

「世界中で、農作業が行われていた遺跡が発掘されていますよ。」
「はい。」

「他の地域と独立した農業が行われていた非常に珍しいケースですよ。」
「そうなんだ。」

「7000年前もしくは古くて一万年前から4000年前にかけての農業技術の向上が、土地の利用により分かる例が、認定のきっかけとなりましたよ。」
「はい。」

「タラセアにおいて5000年前のシェルマネーと呼ばれる貝貨が発掘されていますよ。」
「はい。」

「5000年前のシェルマネーと呼ばれる貝貨と言えば、約5000年前、パプアニューギニアの北、ニューブリテン島で、世界最古の「貝貨(シェルマネー)」が作られた。これが現在のところ確認されている世界最古の貝貨である。」

「タラセアと言えば、約 5,000 年前、ニューブリテン島 中央部のタラセアにおいて、貝の貨幣「シェルマネ. ー」が作られた。」

「当時は、この地で収穫した農作物を色々な場所に出荷し、この貨幣に交換していたのではないかと推測できますよ。」
「そうなんだ。」

「パプアニューギニアも長らくイギリスの植民地でしたよ。」
「はい。」

「戦争で踏み荒らされていそうなイメージがありますよ。」
「はい。」

「しかし、主に戦場になったのは太平洋戦争ぐらいですよ。」
「はい。」

「意外にも、遺跡は地層に埋まっていたことからしっかりと残っていましたよ。」
「そうなんだ。」

「10000年前と言えば、地球は氷河期と呼ばれていた時代ですね。」
「はい。」

「赤道近くにあったこの世界遺産の島は、氷河期にあっても割と温暖で、植物の栽培に適していた場所ではないかと見られていますよ。」
「はい。」

「このような素晴らしい世界遺産クックの初期農業遺跡に触れてみてはいかがでしょう。」
「わかりました。」

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