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インドネシアの世界遺産~ウジュン・クロン国立公園・コモド国立公園・ロレンツ国立公園・スマトラの熱帯雨林遺産・ボロブドゥール寺院遺跡群・プランバナン寺院群・サンギラン初期人類遺跡~





インドネシア 世界遺産

インドネシアの世界遺産

「インドネシアに行けば、どこを観光しますか?」
「よくわかりません。」

「インドネシアと言えば、インドネシア共和国、通称インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家である。首都はジャワ島に位置するジャカルタ。5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国である。赤道にまたがる1万8,110もの大小の島により構成されるが、この島の数は人工衛星の画像から判別したものであり、正確な島の数はインドネシア政府すら把握していない。数年がかりで島の数を数え直したところ、2013年11月12日、島の数は従来より4000ほど減って1万3466だった事が明らかとなった。人口は2億3000万人を超える世界第4位の規模であるが、その大多数はイスラム教徒であり、世界最大のイスラム人口国としても知られる。」

「「もちろん、ジャカルタを観光して郷土料理を食べるよ!」という方もいれば、「バリ島で思いっきりバカンスしたい!」という方もいるかと思われますね。」
「はい。」

「バリ島と言えば、バリ島(インドネシア語: Pulau Bali)は、東南アジアのインドネシア共和国に属する島である。首都ジャカルタがあるジャワ島のすぐ東側に位置し、周辺の諸島と共に第一級地方自治体 (Provinsi)であるバリ州を構成する。2010年の島内人口は約389万人である。バリ・ヒンドゥーが根ざした地域として知られるが、1990年代以降、イスラム教徒の移民流入が目立つようになっている。」

「ジャカルタと言えば、ジャカルタ(インドネシア語:Jakarta)は、インドネシアの首都であり同国最大の都市である。古称はジャガタラ (Jacatra)。ひとつの市単独でジャカルタ首都特別州 (Propinsi Daerah Khusus Ibukota Jakarta) を構成する特別市である。人口は950万人を超えており、2011年の近郊を含む都市圏人口は2,224万人であり、世界第4位。世界屈指のメガシティであり、東南アジア有数の世界都市でもある。東南アジア諸国連合 (ASEAN) の事務局を抱える。」

「しかし、せっかく海外へ行くのなら、一箇所程度は世界遺産を見ておきたいものですね。」
「はい。」

「インドネシアは、3カ所の文化遺産と4ヶ所の自然遺産を保持していますよ。」
「そうなんですか。」

「いずれも、インドネシアを語る上では欠かせない名スポットとなっていますよ。」
「はい。」

「文化遺産としては、圧倒的なスケールで展開しているムラピ火山を保存した「ボロブドゥル寺院群(シャイレーンドラ朝)」や、インドネシア最大のヒンドゥー教の寺院を包括している「プランバナン寺院群(古マタラム王国)」がありますよ。」
「そうなんだ。」

「古マタラム王国と言えば、古マタラム王国(Kerajaan Mataram (Hindu);717年 - 929年)は、インドネシアのジャワ島のジョグジャカルタ周辺に8-9世紀に繁栄したヒンドゥー王国である。16世紀以降の「マタラム王国」(イスラム・マタラム又は(新)マタラム王国)と区別するため、「古」をつける場合が多いが、当時の自称は、「マタラム(王)国」であった。」

「ヒンドゥー教と言えば、ヒンドゥー教、慣用表記でヒンズー教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。」

「インドネシア最大のヒンドゥー教の寺院を包括している「プランバナン寺院群(古マタラム王国)」と言えば、プランバナン寺院群(Candi Prambanan)はインドネシアにあるユネスコの世界遺産(文化遺産)の一つである。寺院群のうち中心的存在であるプラバナン寺院は古マタラム王国のバリトゥン王(在位898年~910年)による建立と言われる。古マタラムの王宮もこのあたりにあったと考えられているが、伝染病が流行り10世紀ごろ遷都した。のちの1549年の地震で遺跡のほとんどが崩壊した。プランバナン寺院群はヒンドゥー教の遺跡としてはインドネシア最大級で、仏教遺跡のボロブドゥール寺院遺跡群と共にジャワの建築の最高傑作の一つとされる。」

「シャイレーンドラ朝と言えば、シャイレーンドラ朝(英語;Sailendra,インドネシア語;Wangsa Syailendra、752年?-832年?)は、8世紀半ばから9世紀前半にかけてジャワ島中部に建てられた王朝である。シャイレーンドラはサンスクリット語で「山からの王」「山の王家」という意味。王家は、サンスクリット語と北インド系の文字を使用し、大乗仏教を信奉した。」

「ムラピ火山と言えば、ムラピ山(インドネシア語:Gunung Merapi)は、インドネシア・ジャワ島中央部の火山である。インドネシアでも最も活動的な火山で、ほぼ1年中噴煙を上げ、1548年以来68回噴火をしている。名称は「火の山」の意味。メラピ山とも書かれる。スマトラ島中部にも同名の火山がある。」

「ムラピ火山を保存した「ボロブドゥル寺院群(シャイレーンドラ朝)」と言えば、ボロブドゥールの仏教寺院群は、インドネシアのジャワ島中部にあるジョグジャカルタ市から約42キロ離れたところに位置する世界最大の仏教寺院遺跡である。シャイレーンドラ朝の王家によって750年から842年にかけて建造された。現在東南アジアでは上座部仏教が広く信仰されており、また今日のインドネシアではイスラーム教徒が大多数であるが、当時の王家は大乗仏教を信奉しており、ボロブドゥールも大乗仏教の寺院として建てられた。」

「ジャワ原人の骨が発見された場所である「サンギラン初期人類遺跡」などの世界遺産が登録されていますよ。」
「はい。」

「「サンギラン初期人類遺跡」と言えば、サンギラン初期人類遺跡はインドネシアにあるユネスコの世界遺産(文化遺産)の一つである。ホモ・エレクトス・エレクトス(ジャワ原人)の骨や跡などが発掘されており、考古学的に非常に重要な場所である。サンギランは、ジャワ島の東側中央辺りにある町ソロの近くにある。1936年の発掘調査で、ジャワ原人の頭蓋骨、歯、大腿骨の化石が発見された。」

「ジャワ原人と言えば、ジャワ原人とは、ウジェーヌ・デュボワが1891年にオランダ領であったインドネシア・ジャワ島トリニールで発見した化石人類に対する通称である。年代は 170~180万年前ごろ。オーストラリア先住民などに進化したとする研究者もいたが、現生人類の直接の祖先はアフリカのホモ・エレクトス(ホモ・エルガステル)であって、アジアにいた北京原人やジャワ原人は直接の祖先ではないとする意見が支配的である。」

「いずれの場所も、世界各国からたくさんの人が訪れる超有名スポットとなっていますよ。」
「はい。」

「インドネシアは非常に広大な範囲におよぶ自然遺産を保有していますよ。」
「そうなんですか。」

「インドネシア内だけで、4ヶ所の世界遺産を保有していますよ。」
「はい。」

「一部、危機遺産となってしまっている所もありますよ。」
「そうなんだ。」

「しかし、インドネシアには、貴重な動植物が数多く確認されている自然公園「ウジュン・クロン国立公園」や、イルカやウミガメなどの動物が生息している「コモド国立公園」がありますよ。」
「はい。」

「イルカやウミガメなどの動物が生息している「コモド国立公園」と言えば、コモド国立公園はインドネシアの国立公園の一つである。1991年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。コモド国立公園は、小スンダ列島に位置し主要な3島のコモド島、リンチャ島、パダール島を含む、173.5平方kmの面積を有する公園である。世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲが棲息していることで有名である。」

「自然公園「ウジュン・クロン国立公園」と言えば、ウジュン・クロン国立公園はインドネシアにある国立公園の一つである。1991年、クラカタウ諸島自然保護区とともにユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。ウジュン・クロン国立公園はインドネシア初の国立公園である。気候としては、低地熱帯雨林帯に属し、熱帯性植物が生い茂っている。」

「イリアンジャヤ州(ニューギニア島西部)にある世界屈指のフロンティア「ロレンツ国立公園」や、東南アジア独特の動植物や種が保護されている「スマトラの熱帯雨林」などの世界遺産も保有されていますよ。」
「そうなんだ。」

「イリアンジャヤ州と言えば、イリアンジャヤ州は、インドネシア東端、ニューギニア島の西半部を占める地域である。地名の意味は〈大イリアン〉で、西イリアンともいう。行政上1州をなし、面積42万2000km2、人口194万(1996)。州都は北海岸東部のジャヤプラ。環太平洋造山帯の一部をなす大褶曲山脈が島の北側を貫いてスディルマン、ジャヤウィジャヤなどの諸山脈をおこし、最高峰ジャヤ山 (5030m。旧名カルステンス山)をはじめ、3000~5000m級の高山を連ね、万年雪や氷河を頂くものもある。」

「スマトラと言えば、スマトラ島(インドネシア語: Pulau Sumatera)はインドネシア共和国、大スンダ列島に属する島である。スマテラ (Sumatera) とも。マラッカ海峡に臨み東西交通の要衝であるため、古代からシュリーヴィジャヤ王国(7世紀-13世紀)などの諸王朝が興った。古くはヒンドゥー教、仏教が優勢だったが、13世紀末からイスラム勢力が進出した(サムドラ・パサイ王国、アチェ王国、シアク王国(英語版))。1292年、マルコ・ポーロがサムドラ・パサイ王国を訪れている。」

「ニューギニア島と言えば、ニューギニア島(英語: New Guinea、インドネシア語: Nugini)は、太平洋南部に位置する島であり、インドネシアとパプアニューギニア、この2カ国の領土である。島の西半分を領有するインドネシアは東南アジアの国家であるが、島はオセアニアに含まれる。また、メラネシアの島々の一つである。オーストラリアとはトレス海峡を隔てその北側にある。パプア島 (Papua)・イリアン島 (Irian)とも呼ぶ。」

「イリアンジャヤ州(ニューギニア島西部)にある世界屈指のフロンティア「ロレンツ国立公園」(別名、グヌン・ロレンツ国立公園)と言えば、ロレンツ国立公園(グヌン・ロレンツ国立公園とも)はインドネシアの国立公園の一つである。1999年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。ロレンツ国立公園はインドネシアのパプア州 (ニューギニア島西部)に位置する。未開の地と言われどのような種が住んでいるか未だにすべて確認されていない。」

「「スマトラの熱帯雨林」は、「危機遺産」に指定されていますよ。」
「そうなんですか。」

「いつ世界遺産としての登録を抹消されても、おかしくない状況にありますよ。」
「それは残念ですね。」

「インドネシアの自然環境を観察したい方は、世界遺産として認定されている間に行った方が、より豊かな自然と接することができますよ。」
「はい。」

「なるべく周辺の自然がそこなわれない内に観光してください。」
「わかりました。」

「インドネシアの歴史を勉強したいのであれば、文化遺産を中心に回るのが最適ですよ。」
「はい。」

「日本とはまったく違う食文化が発達している国ですよ。」
「そうなんですか。」

「世界遺産以外の文化にも、是非触れてください。」
「わかりました。」

「インドネシアは、ココナッツなどの食べ物が盛んに料理に使われていますよ。」
「はい。」

「ベチャ(自転車タクシー)があることや、ココナッツの原産国であることなどの特徴がある国ですよ。」
「はい。」

「ベチャ(自転車タクシー)と言えば、ベチャとは、三輪自転車に座席をつけた輪タクのことで、インドネシアではジョグジャカルタなどの地方都市に多いようです。」

「ベチャを上手に使いながら、色んなレストランを食べ歩いてみましょう。」
「わかりました。」

「美味しいカレー料理もたくさん扱われていますよ。」
「はい。」

「カレーやカレーに使われているような香辛料が好きな方には、堪らないスポットであるはずですよ。」
「はい。」

「しかし、やはりこのような本格的な国となると、あまりにも香辛料がキツすぎて舌が疲れてしまうこともあると思われますよ。」
「そうなんですか。」

「「あまりにもカレーを食べ過ぎて舌がやられてしまった」という場合や、香辛料が苦手な方には、「シンダンレレッ」などの比較的優しい味付けがされている料理がおススメですよ。」
「はい。」

「「シンダンレレッ」(などの比較的優しい味付けがされている料理)と言えば、あまりにもカレーを食べ過ぎて舌がやられてしまった」という場合や、香辛料が苦手な方には「シンダンレレッ」などの比較的優しい味付けがされている料理がおすすめです。」

「インドネシアは、約一万七千カ所もの島を抱える、食文化のバリエーションがかなり豊富な国ですよ。」
「そうなんだ。」

「何か口に合わないものがあったとしても、探せば必ず自分の口に合う料理が見つかるはずなので、是非とも探してください。」
「わかりました。」

「なお、インドネシアは島と島で出来ているような国ですので、移動がかなり困難ですよ。」
「そうなんだ。」

「陸続きの国と違って、電車やバスでスムーズに移動することができませんよ。」
「はい。」

「色々な世界遺産・文化的スポットを回ろうとすると、必然的に空港を多用することになるはずですよ。」
「はい。」

「色々と工夫しないと、かなり時間がかかってしまいますよ。」
「そうなんだ。」

「世界遺産を観光したい方は、まず交通機関をチェックするところから始めてみましょう。」
「わかりました。」





インドネシアの世界遺産~ウジュン・クロン国立公園~

「「ウジュン・クロン国立公園」という世界遺産をご存じですか?」
「いいえ、知りません。」

「自然公園「ウジュン・クロン国立公園」と言えば、ウジュン・クロン国立公園はインドネシアにある国立公園の一つである。1991年、クラカタウ諸島自然保護区とともにユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。ウジュン・クロン国立公園はインドネシア初の国立公園である。気候としては、低地熱帯雨林帯に属し、熱帯性植物が生い茂っている。」

「「ウジュン・クロン国立公園」は、1991年にユネスコの世界遺産に指定された自然保護地区ですよ。」
「そうなんだ。」

「この世界遺産は、ジャカルタから五~七時間程度で行くことができますよ。」
「はい。」

「ジャカルタと言えば、ジャカルタ(インドネシア語:Jakarta)は、インドネシアの首都であり同国最大の都市である。古称はジャガタラ (Jacatra)。ひとつの市単独でジャカルタ首都特別州 (Propinsi Daerah Khusus Ibukota Jakarta) を構成する特別市である。人口は950万人を超えており、2011年の近郊を含む都市圏人口は2,224万人であり、世界第4位。世界屈指のメガシティであり、東南アジア有数の世界都市でもある。東南アジア諸国連合 (ASEAN) の事務局を抱える。」

「インドネシアで、初めてできた国立公園として知られていますよ。」
「はい。」

「インドネシアと言えば、インドネシア共和国、通称インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家である。首都はジャワ島に位置するジャカルタ。5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国である。赤道にまたがる1万8,110もの大小の島により構成されるが、この島の数は人工衛星の画像から判別したものであり、正確な島の数はインドネシア政府すら把握していない。数年がかりで島の数を数え直したところ、2013年11月12日、島の数は従来より4000ほど減って1万3466だった事が明らかとなった。人口は2億3000万人を超える世界第4位の規模であるが、その大多数はイスラム教徒であり、世界最大のイスラム人口国としても知られる。」

「熱帯性の季候が広がるこの地帯は開発が進んでいるため、自然環境も少しずつ失われつつあるスポットとしてお馴染みですよ。」
「そうなんだ。」

「もちろん、この世界遺産の内部では多くの絶滅危惧種が棲息しており、サルやジャワサイ、シカ、インドクジャクなどの生き物が豊かに生活していますよ。」
「はい。」

「インドクジャクと言えば、インドクジャク(印度孔雀、Pavo cristatus)は、動物界脊椎動物門鳥網キジ目キジ科クジャク属に分類される鳥類である。クジャク属の模式種。標高1,500m以下にある落葉樹林やその周辺、農耕地などに生息する。地表棲で飛翔することは苦手だが、危険を感じると飛翔することもある。」

「ジャワサイと言えば、ジャワサイ(Rhinoceros sondaicus)は、動物界脊椎動物門哺乳網ウマ目(奇蹄目)サイ科に分類されるサイである。主に低地の熱帯雨林に生息し、河川や沼を好む。単独で生活することが多い。1日に15-20kmもの距離を移動することもあるが、一定の地域内でのみ活動することが多い。」

「そのような森の楽園とも謡われる場所ですよ。」
「そうなんだ。」

「しかし、いつ自然環境が崩れてしまってもおかしくないスポットですよ。」
「はい。」

「「ウジュン・クロン国立公園を観光したい!」と思っている方は、人の手があまり加わらないうちに観光してみましょう。」
「わかりました。」

「なお、この島は78214ヘクタールという広大な面積を持っていますよ。」
「広いですね。」

「およそ700種類もの動物が棲息していると言われていますよ。」
「多いですね。」

「したがって、島の中の一カ所だけを観光するのではなく、色々な場所に移動してみると、より多様な生態系を覗くことができますよ。」
「はい。」

「時間に融通がきくのであれば、なるべく色々な場所を探検してみましょう。」
「わかりました。」

「この「ウジュン・クロン国立公園」という世界遺産は、ジャワ島の西に位置していますよ。」
「はい。」

「ジャワ島と言えば、ジャワ島(インドネシア語: Jawa, 英語: Java)は、インドネシアを構成する島の一つである。スマトラ島などとともに、大スンダ列島を形成する。形状は東西に細長い。スマトラ島の東、カリマンタン島の南、バリ島の西に位置する。ジャワ島には4つの州と2つの特別州がある。首都ジャカルタが存在する。人口は約1億2400万人で、インドネシア一のみならず、世界第一位の人口を有する島である。」

「この世界遺産を観光しつつ、他の文化的観光地を巡りたいと考えているのであれば、必然的に飛行機や船を使うことになりますよ。」
「そうなんだ。」

「国営のペルニ社を利用すると、何かとスムーズですよ。」
「そうなんですか。」

「国営のペルニ社と言えば、ペルニ(Pelni=Pelayaran Nasional Indonesia)はインドネシアの国営船舶会社である。本社はジャカルタ。28隻の船を所有し、うち25隻は、2週間または1ヵ月をワンサイクルのスケジュールとし、インドネシアの群島内の各ルートをくまなく航行している。ナングロ・アチェ・ダルサラーム州、ブンクル州、ジョグジャカルタ特別州を除く24州にある92の港を使用し、大型客船で運航しており、飛行機より格安で多くの国民に利用されている。」

「船旅を考えている方は、是非チェックしてみましょう。」
「わかりました。」

「もちろん、ベテランのガイドさんに頼めば、穴場スポットに案内してもらえる可能性もありますよ。」
「はい。」

「サルなどの動物が木登りをする風景や、子育てをするライオンなどの姿も見ることが出来るかも知れませんよ。」
「はい。」

「天候などの影響によって、動物の姿が観られない時もありますよ。」
「そうなんですか。」

「しかし、天気予報をチェックしてから参加すれば、ほとんどの場合、野生動物の姿を確認することができますよ。」
「そうなんだ。」

「「絶対に○○の生態をチェックしたい!」と思っているのであれば、天気の良い日を狙ってみましょう。」
「わかりました。」

「ジャワ島付近の海は、スキューバダイビングなどのアクティビティを楽しめるようになっていますよ。」
「そうなんだ。」

「世界遺産の見学以外にも、できることがたくさんありますよ。」
「そうなんですか。」

「「世界遺産で野生動物を観察した後は、海に入って海の生物を観察したい!」という方は、是非インドネシアの宝石のような海でスキューバダイビングを楽しんでみましょう。」
「わかりました。」





インドネシアの世界遺産~コモド国立公園~

「インドネシアのコモド国立公園は、世界遺産として登録されていますよ。」
「そうなんですか。」

「インドネシアと言えば、インドネシア共和国、通称インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家である。首都はジャワ島に位置するジャカルタ。5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国である。赤道にまたがる1万8,110もの大小の島により構成されるが、この島の数は人工衛星の画像から判別したものであり、正確な島の数はインドネシア政府すら把握していない。数年がかりで島の数を数え直したところ、2013年11月12日、島の数は従来より4000ほど減って1万3466だった事が明らかとなった。人口は2億3000万人を超える世界第4位の規模であるが、その大多数はイスラム教徒であり、世界最大のイスラム人口国としても知られる。」

「イルカやウミガメなどの動物が生息している「コモド国立公園」と言えば、コモド国立公園はインドネシアの国立公園の一つである。1991年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。コモド国立公園は、小スンダ列島に位置し主要な3島のコモド島、リンチャ島、パダール島を含む、173.5平方kmの面積を有する公園である。世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲが棲息していることで有名である。」

「公園と言っても、173.5k㎡もあるとても広大な場所ですよ。」
「広いですね。」

「世界遺産として登録された要因としてあげられるのが、美しい自然と絶滅のおそれのある種の生息地であることですね。」
「はい。」

「特にコモド国立公園で有名なのは、コモドオオトカゲの生息地であると言うことですよ。」
「そうなんだ。」

「コモドオオトカゲと言えば、コモドオオトカゲ (Varanus komodoensis) は、動物界脊椎動物門爬虫網有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属に分類されるトカゲである。コモドドラゴンとも呼ばれる。乾燥した落葉樹林やサバンナ、海岸などに生息する。」

「コモドオオトカゲは、まさに恐竜を思わせるような風貌で、実際に見るととても興奮すると思いますよ。」
「そうなんですか。」

「大人では、なんと体長3メートルにもなる世界最大のトカゲですよ。」
「大きいですね。」

「このコモドオオトカゲを見るために、世界中から多くの観光客が集まっていますよ。」
「はい。」

「体長3メートル、体重100キロにもなる肉食のトカゲを実際に見るのは、危険ではないかと思われるかも知れませんね。」
「はい。」

「しかし、世界遺産インドネシアのコモド国立公園に入る時には、必ず専門のレンジャーと一緒に入園することになっていますよ。」
「そうなんだ。」

「レンジャーの指示に従っていれば、危険なこともあまりないと思いますよ。」
「はい。」

「現地のレンジャーと一緒に園内を歩き、コモドオオトカゲを観察するというのは、ちょっとした冒険者の気分が味わえてわくわくしますよ。」
「そうなんだ。」

「もう一つの心配事は、コモドオオトカゲに必ず会えるのかと言うことだと思いますね。」
「そうですね。」

「野生のコモドオオトカゲに会えるかどうかは、運に左右されるそうで、必ず見えるという保障はありませんが、高確率で遭遇できるようですよ。」
「そうなんだ。」

「自然保護局で飼われている個体がいるので、どうしても野生の個体が見られなかった場合でも観察することは可能ですよ。」
「はい。」

「世界遺産として登録されているだけあって、その大自然は圧巻ですよ。」
「そうなんですか。」

「コモド国立公園は、日本では決して味わうことのできない別世界を感じることができますよ。」
「そうなんだ。」

「草原やサバンナなども美しいですが、ピンクビーチがとても素敵ですよ。」
「はい。」

「ピンクビーチと言えば、コモド島のピンクビーチは、砂に 赤いサンゴが混じっているので、ピンク色に見えます。」

「サバンナと言えば、サバナ(Savanna;サバンナとも)とは、乾季と雨季のある熱帯に分布する、疎林と潅木を交えた熱帯長草草原地帯である。アフリカではバオバブ樹などが見られる。熱帯草原を一般的にサバナと呼んでいるが、これはスーダン先住民が使用した呼称に由来し、地域によりリャノ(オリノコ川流域)、カンポ(ブラジル高原)、グランチャコ(パラグアイ)などの名称もある。大型の草食動物が群れをなして多く生活している。」

「ピンクビーチとは、砕かれた赤いサンゴと砂でできたビーチですよ。」
「はい。」

「一面ピンク色の砂浜が広がっていますよ。」
「そうなんですか。」

「このビーチで、シュノーケリングを楽しむことができますよ。」
「はい。」

「海水も澄んでいて、とても気持ちの良いシュノーケリングができますよ。」
「はい。」

「とても人気が高いですよ。」
「そうなんだ。」

「マンボウなども、見ることができるそうですよ。」
「はい。」

「いろいろな見所があるインドネシアのコモド国立公園ですよ。」
「そうなんだ。」

「ツアーなどを利用して観光すると、効率よく周ることができますよ。」
「はい。」

「コモドオオトカゲの観察に重点を置いたツアーや、シュノーケリングを重視したツアーなど様々なプランが用意されていますよ。」
「はい。」

「日常を忘れて別世界を堪能できる場所ですよ。」
「そうなんだ。」

「一生に一度は行ってみたい所ですね。」
「わかりました。」





インドネシアの世界遺産~ロレンツ国立公園~

「インドネシアには、多くの世界遺産が存在していますね。」
「そうなんですか。」

「インドネシアと言えば、インドネシア共和国、通称インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家である。首都はジャワ島に位置するジャカルタ。5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国である。赤道にまたがる1万8,110もの大小の島により構成されるが、この島の数は人工衛星の画像から判別したものであり、正確な島の数はインドネシア政府すら把握していない。数年がかりで島の数を数え直したところ、2013年11月12日、島の数は従来より4000ほど減って1万3466だった事が明らかとなった。人口は2億3000万人を超える世界第4位の規模であるが、その大多数はイスラム教徒であり、世界最大のイスラム人口国としても知られる。」

「スマトラ島には、スマトラの熱帯雨林遺産、グヌン・ルスル国立公園、クリンチ・スブラット国立公園、ブキット・バリサン・スランタン国立公園がありますよ。」
「いろいろありますね。」

「ブキット・バリサン・スランタン国立公園と言えば、ブキット・バリサン・スランタン国立公園は、2004年、クリンチスブラット国立公園、ブキットバリサンスランタン国立公園とともに、「スマトラの熱帯雨林遺産」の名称で世界遺産(自然遺産)に登録された。」

「クリンチ・スブラット国立公園と言えば、クリンチ・スブラット国立公園は、「スマトラの熱帯雨林遺産」として世界自然遺産にも登録されている、スマトラで最も広い国立公園のひとつです。敷地内の高低差が大きいため、さまざまな動植物がすんでいるのが特徴で、動物では高地にいるリーフモンキーからスマトラトラやスマトラサイなどの絶滅危惧種、植物ではラフレシアからエーデルワイスまで見られるといわれています。」

「グヌン・ルスル国立公園と言えば、グヌン・ルスル国立公園は、インドネシア、スマトラ島北部にある国立公園である。メダンの北西約100キロメートルに位置する。広大な熱帯雨林が広がり、オランウータン、スマトラトラ、スマトラサイをはじめ希少な野生動物の生息地として知られる。2004年、クリンチスブラット国立公園、ブキットバリサンスランタン国立公園とともに、「スマトラの熱帯雨林遺産」の名称で世界遺産(自然遺産)に登録。しかし、密猟や違法な森林伐採が続いており、2011年に危機遺産に登録された。グヌンレウセル国立公園。グヌンルーサー国立公園。」

「スマトラと言えば、スマトラ島(インドネシア語: Pulau Sumatera)はインドネシア共和国、大スンダ列島に属する島である。スマテラ (Sumatera) とも。マラッカ海峡に臨み東西交通の要衝であるため、古代からシュリーヴィジャヤ王国(7世紀-13世紀)などの諸王朝が興った。古くはヒンドゥー教、仏教が優勢だったが、13世紀末からイスラム勢力が進出した(サムドラ・パサイ王国、アチェ王国、シアク王国(英語版))。1292年、マルコ・ポーロがサムドラ・パサイ王国を訪れている。」

「ジャワ島には、ボロブドゥル寺院遺跡群、パワン寺院、マンドゥット寺院、プランバナン寺院群、などの寺院が多くありますよ。」
「はい。」

「マンドゥット寺院と言えば、ボロヴドゥル寺院は、中部ジャワに8世紀半ばから興った古代インドネシア王朝のシャイレーンドラ朝時代に築造されたと言われています。登録された世界文化遺産は、遺跡群としてボロブドゥル寺院のほか、バワン寺院とマンドゥット寺院があります。」

「パワン寺院と言えば、ボロブドゥールとムンドゥッ寺院を結ぶ直線の中間地点にパオン寺院がある。一直線に並ぶその位置から、この一帯がこれらを含む多数の寺院群で構成された巨大な仏教複合構造物ではなかったのかという推測も持たれている。」

「ジャワ島と言えば、ジャワ島(インドネシア語: Jawa, 英語: Java)は、インドネシアを構成する島の一つである。スマトラ島などとともに、大スンダ列島を形成する。形状は東西に細長い。スマトラ島の東、カリマンタン島の南、バリ島の西に位置する。ジャワ島には4つの州と2つの特別州がある。首都ジャカルタが存在する。人口は約1億2400万人で、インドネシア一のみならず、世界第一位の人口を有する島である。」

「インドネシア最大のヒンドゥー教の寺院を包括している「プランバナン寺院群(古マタラム王国)」と言えば、プランバナン寺院群(Candi Prambanan)はインドネシアにあるユネスコの世界遺産(文化遺産)の一つである。寺院群のうち中心的存在であるプラバナン寺院は古マタラム王国のバリトゥン王(在位898年~910年)による建立と言われる。古マタラムの王宮もこのあたりにあったと考えられているが、伝染病が流行り10世紀ごろ遷都した。のちの1549年の地震で遺跡のほとんどが崩壊した。プランバナン寺院群はヒンドゥー教の遺跡としてはインドネシア最大級で、仏教遺跡のボロブドゥール寺院遺跡群と共にジャワの建築の最高傑作の一つとされる。」

「サンギラン初期人類遺跡、ウジュン・クロン国立公園、クラカタウ諸島自然保護区の世界遺産もありますよ。」
「はい。」

「クラカタウ諸島と言えば、クラカタウ(インドネシア語: Krakatau、英: Krakatoa)とは、インドネシアのジャワ島とスマトラ島の中間、スンダ海峡にある火山島の総称であり、ランプン州に属する。全体がウジュン・クロン国立公園の一部である。」

「クラカタウ諸島自然保護区と言えば、ウジュン・クロン国立公園は、クラカタウ諸島自然保護区と一緒に世界遺産に登録されました。」

「自然公園「ウジュン・クロン国立公園」と言えば、ウジュン・クロン国立公園はインドネシアにある国立公園の一つである。1991年、クラカタウ諸島自然保護区とともにユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。ウジュン・クロン国立公園はインドネシア初の国立公園である。気候としては、低地熱帯雨林帯に属し、熱帯性植物が生い茂っている。」

「「サンギラン初期人類遺跡」と言えば、サンギラン初期人類遺跡はインドネシアにあるユネスコの世界遺産(文化遺産)の一つである。ホモ・エレクトス・エレクトス(ジャワ原人)の骨や跡などが発掘されており、考古学的に非常に重要な場所である。サンギランは、ジャワ島の東側中央辺りにある町ソロの近くにある。1936年の発掘調査で、ジャワ原人の頭蓋骨、歯、大腿骨の化石が発見された。」

「インドネシアの観光地として人気のバリ島には、バリ州の文化的景観、トリヒタカラナの精神を象徴するスバックの水利システムがありますよ。」
「そうなんだ。」

「トリヒタカラナ(の精神)と言えば、“トリヒタカラナ(Tri Hita Karana)”とは社会や自然と人間の調和を意味するヒンズー教の精神を言う言葉で、“スバック”は「流水の分配」を意味するバリ語seuwakを語源としています。バリの人々の暮らしの中にある水利、つまり灌漑システムは「社会主義国のようにシステムとして管理される」ものではなく、バリ・ヒンドゥーの儀式儀礼的な慣習がベースにあり、何と8世紀~9世紀頃から続いてきたのだそうです。」

「バリ州と言えば、バリ州(インドネシア語:Bali)は、インドネシア共和国の第一級地方自治体(Daerah Tingkat I)であり、バリ島とその周辺の小島(ペニダ島(英語版)、レンボンガン島、チュニガン島(インドネシア語版) 、スラガン島(英語版)、ムンジャガン島(英語版))からなる。州都はデンパサール。」

「バリ州の文化的景観、トリヒタカラナの精神を象徴するスバックの水利システムと言えば、バリ島で初めて世界遺産となったのは、水利システム「スバック」に関連した5つの棚田地域です。古来、棚田に農業用水を行き渡らせることは、バリの農家の人々にとっては死活問題です。そこで、水の分配を平等に行うために「スバック」という水利システムが活用されたのだそうです。この「スバック」の根源にある思想というのが、バリヒンドゥーの哲学とされる「トリヒタカラナ」というものです。教理は、人間の平和と自由は三つの調和された関係を敬い実行する事によって得られる。」

「バリ島と言えば、バリ島(インドネシア語: Pulau Bali)は、東南アジアのインドネシア共和国に属する島である。首都ジャカルタがあるジャワ島のすぐ東側に位置し、周辺の諸島と共に第一級地方自治体 (Provinsi)であるバリ州を構成する。2010年の島内人口は約389万人である。バリ・ヒンドゥーが根ざした地域として知られるが、1990年代以降、イスラム教徒の移民流入が目立つようになっている。」

「コモド島とその周辺の島々には、コモド国立公園、ンゴラン保護森林、ンベリリン保護森林、ワイ・ムール自然保護区、ンブラク自然保護区がありますよ。」
「はい。」

「ンブラク自然保護区と言えば、コモド国立公園はインドネシアの国立公園の一つで、1991年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。ンブラク自然保護区も世界遺産に含まれる。」

「ワイ・ムール自然保護区と言えば、コモド国立公園はインドネシアの国立公園の一つで、1991年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。ワイ・ムール自然保護区も世界遺産に含まれる。」

「ンベリリン保護森林と言えば、コモド国立公園はインドネシアの国立公園の一つで、1991年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。ンベリリン保護森林も世界遺産に含まれる。」

「ンゴラン保護森林と言えば、コモド国立公園はインドネシアの国立公園の一つで、1991年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。ンゴラン保護森林も世界遺産に含まれる。」

「コモド島と言えば、コモド島 (Pulau Komodo) は、インドネシアの小スンダ列島にある島である。近隣の大きな島は西のスンバワ島と東のフローレス島で、行政的には東ヌサ・トゥンガラ州に属する。面積は 390 平方キロメートル、人口は約 2000 人。島の住民は、島に追放された元囚人の子孫や、スラウェシ島から来たブギス族との混血で構成されている。住民の多くはイスラム教徒で、キリスト教徒やヒンズー教徒は少数である。コモド島はコモド国立公園の一部となっている。野生のコモドオオトカゲが生息することで特に知られており、ダイビングでも人気がある。また島には古い囚人の施設があり、数多くの観光客が訪れる。」

「イルカやウミガメなどの動物が生息している「コモド国立公園」と言えば、コモド国立公園はインドネシアの国立公園の一つである。1991年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。コモド国立公園は、小スンダ列島に位置し主要な3島のコモド島、リンチャ島、パダール島を含む、173.5平方kmの面積を有する公園である。世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲが棲息していることで有名である。」

「それぞれの島に、複数が世界遺産に登録されていますよ。」
「そうなんだ。」

「ロレンツ国立公園は、別名、グヌン・ロレンツ国立公園と呼ばれることもありますよ。」
「そうなんですか。」

「イリアンジャヤ州(ニューギニア島西部)にある世界屈指のフロンティア「ロレンツ国立公園」(別名、グヌン・ロレンツ国立公園)と言えば、ロレンツ国立公園(グヌン・ロレンツ国立公園とも)はインドネシアの国立公園の一つである。1999年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。ロレンツ国立公園はインドネシアのパプア州 (ニューギニア島西部)に位置する。未開の地と言われどのような種が住んでいるか未だにすべて確認されていない。」

「1999年に登録されておりすでに12年を経過していますよ。」
「はい。」

「ニューギニア島に唯一という、他の島々とは異なった側面がありますよ。」
「はい。」

「ニューギニア島と言えば、ニューギニア島(英語: New Guinea、インドネシア語: Nugini)は、太平洋南部に位置する島であり、インドネシアとパプアニューギニア、この2カ国の領土である。島の西半分を領有するインドネシアは東南アジアの国家であるが、島はオセアニアに含まれる。また、メラネシアの島々の一つである。オーストラリアとはトレス海峡を隔てその北側にある。パプア島 (Papua)・イリアン島 (Irian)とも呼ぶ。」

「これはニューギニア島の特徴によるものですよ。」
「そうなんですか。」

「現在では、世界的にも少ない未開の地が残されている地域という側面を持つためですよ。」
「はい。」

「その希少性は、尊ばれるものでもありますよ。」
「そうなんだ。」

「その未開さゆえに、太平洋の南部に浮かぶこのニューギニア島には、どのような種が生息しているのか、そのすべては未知の状態と言えますよ。」
「そうなんですか。」

「ニューギニア島は、西半分がインドネシアによって領有されていますよ。」
「はい。」

「東半分は、パブアニューギニアによって領有されていますよ。」
「はい。」

「パブアニューギニアと言えば、パプアニューギニア独立国、通称パプアニューギニアは、南太平洋にあるニューギニア島の東半分及び周辺の島々からなる立憲君主制国家である。東南アジア諸国連合(ASEAN)の特別オブザーバーであるが、地理的にはオセアニアに属する。オーストラリアの北、ソロモン諸島の西、インドネシアの東、ミクロネシア連邦の南に位置する。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国。」

「特に東半分では、先住民のパプア系などいろいろな民族が住んでいますよ。」
「そうなんだ。」

「パプア系先住民と言えば、ニューギニア(イリアン)島の内陸部の原住民はパプア系(パプア系とは別にメラネシア系 の並立を主張する学説もある)といわれマレー系より皮膚の色は黒く、容貌も異なる別系統の人種である。言語体系も別系統に属している。」

「登録された国立公園の面積は広大であり、25,056.00km2に及びますよ。」
「広いですね。」

「ニューギニアの西に位置するために、パプアニューギニアの領有ではないもので、後に入植したマレー人なども先住民と共に住んでいる地域になりますよ。」
「はい。」

「マレー人と言えば、マレー人とは、本来はマレー半島、スマトラ島東海岸、ボルネオ島沿岸部などに住んでマレー語を話し、マレー人と自称する人々(民族)のことを指し、マレー語ではムラユ Melayu と呼ぶ。漢字では馬来人と表記した。移住により南アフリカの人種構成にも影響を与えた。広義にはマレーシア、シンガポール、ブルネイ、インドネシア、フィリピンなど東南アジア島嶼部(マレー諸島)の国々に住む人々の総称であるが、これは人種的な意味(マレー人種)で用いることが多い。」

「ニューギニア島の西半分は、登録の頃はイリアンジャヤ州でしたよ。」
「はい。」

「イリアンジャヤ州と言えば、イリアンジャヤ州は、インドネシア東端、ニューギニア島の西半部を占める地域である。地名の意味は〈大イリアン〉で、西イリアンともいう。行政上1州をなし、面積42万2000km2、人口194万(1996)。州都は北海岸東部のジャヤプラ。環太平洋造山帯の一部をなす大褶曲山脈が島の北側を貫いてスディルマン、ジャヤウィジャヤなどの諸山脈をおこし、最高峰ジャヤ山 (5030m。旧名カルステンス山)をはじめ、3000~5000m級の高山を連ね、万年雪や氷河を頂くものもある。」

「2002年からパプア州と改称されて、親しまれていますよ。」
「そうなんだ。」

「パプア州と言えば、パプア州(インドネシア語:Papua)は、インドネシアの州である。ニューギニア島の西半分(イリアンジャヤ)のインドネシア領部分のほとんどと、周辺の小島からなる。州都はジャヤプラ。以前はイリアンジャヤ州 (Irian Jaya Barat) といい、島のインドネシア領部分の全体が含まれたが、2002年にパプア州と改称し、2003年、西イリアンジャヤ州(現、西パプア州)が分離した。分離前は、面積 420,981 平方キロメートル、人口293万人(2002年)。」

「パプア州では、豊富な鉱物資源が埋蔵されていますよ。」
「はい。」

「特に銅の埋蔵量は、現在では世界第3位となっていますよ。」
「そうなんですか。」

「金の埋蔵量においては、現在では世界第1位と言われていますよ。」
「そうなんですか。」

「そのため、1967年より鉱物資源の採掘が行なわれるようになりましたよ。」
「はい。」

「開発に対する危機感もあり、ロレンツ国立公園が登録につながったと言われていますよ。」
「そうなんだ。」

「ニューギニア島は、その南にアラフラ海の向こうにオーストラリア大陸があり、南太平洋上に浮かぶものですよ。」
「はい。」

「オーストラリア大陸と言えば、オーストラリア大陸は、地球の南半球のオセアニアに位置する大陸である。その面積は6つの大陸のなかで最小である。全土がオーストラリア領に属し、東は太平洋、西と南はインド洋、北はアラフラ海に面している。」

「アラフラ海と言えば、アラフラ海(Arafura sea)はニューギニア島南西岸、オーストラリア北岸、小スンダ列島・タニンバル諸島などで囲まれる海である。西にティモール海、東にはオーストラリア・ニューギニア間のトレス海峡を隔てて珊瑚海、南にはカーペンタリア湾がある。大部分がサフル陸棚と呼ばれるニューギニアとオーストラリアにまたがる大陸棚の部分にあたるが、小スンダ列島南側に沿っては水深1000mを越える海溝が連なる。」

「赤道に位置するために、熱帯雨林気候で年間を通して気温の変化が少なくおよそ26度から27度になりますよ。」
「はい。」

「年間において最高気温は32度、最低気温は22度になり雨季と乾季がありますよ。」
「そうなんだ。」

「インドネシアの世界遺産のロレンツ国立公園内には、オセアニアの最高峰と呼ばれているプンチャック・ジャヤ、別名、ジャヤ峰、カルステンツ山、カルステンツ・ピラミッド、がありますよ。」
「はい。」

「カルステンツ・ピラミッドと言えば、インドネシア、ニューギニア島にあるジャヤ山の旧称である。」

「カルステンツ山と言えば、インドネシア、ニューギニア島にあるジャヤ山の旧称である。」

「オセアニアの最高峰と呼ばれているプンチャック・ジャヤ、別名、ジャヤ峰と言えば、プンチャック・ジャヤはニューギニア島の最高峰であり、オーストラリア・ニューギニア大陸およびオセアニアの最高峰でもある。ジャヤ峰、カルステンツ山、カルステンツ・ピラミッドと呼ばれることもある。ヒマラヤとアンデスの間にある最高地点であり、島における世界最高峰である。ニューギニア島の西半分を占めるインドネシアのパプア州、スディルマン山脈に位置し、同国の最高峰である。」





インドネシアの世界遺産~スマトラの熱帯雨林遺産~

「インドネシアのスマトラ島は、世界的な火山地帯として知られていますね。」
「はい。」

「インドネシアと言えば、インドネシア共和国、通称インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家である。首都はジャワ島に位置するジャカルタ。5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国である。赤道にまたがる1万8,110もの大小の島により構成されるが、この島の数は人工衛星の画像から判別したものであり、正確な島の数はインドネシア政府すら把握していない。数年がかりで島の数を数え直したところ、2013年11月12日、島の数は従来より4000ほど減って1万3466だった事が明らかとなった。人口は2億3000万人を超える世界第4位の規模であるが、その大多数はイスラム教徒であり、世界最大のイスラム人口国としても知られる。」

「世界遺産に登録されたスマトラの熱帯雨林遺産は、面積が世界第6位の島であるスマトラ島の南北に広がっていますよ。」
「そうなんだ。」

「スマトラと言えば、スマトラ島(インドネシア語: Pulau Sumatera)はインドネシア共和国、大スンダ列島に属する島である。スマテラ (Sumatera) とも。マラッカ海峡に臨み東西交通の要衝であるため、古代からシュリーヴィジャヤ王国(7世紀-13世紀)などの諸王朝が興った。古くはヒンドゥー教、仏教が優勢だったが、13世紀末からイスラム勢力が進出した(サムドラ・パサイ王国、アチェ王国、シアク王国(英語版))。1292年、マルコ・ポーロがサムドラ・パサイ王国を訪れている。」

「インドネシアのスマトラ島は、マレー半島のちょうど真下に位置するインドネシアの一部ですよ。」
「はい。」

「マレー半島と言えば、マレー半島(Malay Peninsula、マライ半島とも)は、アジア大陸の東南端に位置する半島のことである。南北に細長く、アジア大陸の最南端箇所を有する。マレー半島の南西海岸はスマトラ島との間にマラッカ海峡で隔てられている。東沖にはボルネオ島(カリマンタン島)がある。最も狭い部分はクラ地峡である。もとはスンダ列島とともに大スンダ大陸を形成しており、その頃からの生物では、島嶼部からマレー半島にかけて生息しているような例が多い。」

「しかしながら、そのスマトラ島だけで実に日本の1.25倍の面積を持つ大きな島ですよ。」
「大きいですね。」

「インドネシアという国が、いかに巨大であるかが分かりますね。」
「そうですね。」

「インドネシアのスマトラ島へは、首都ジャカルタから飛行機で行かれるか、マレーシアやシンガポール経由で入国されると便利ですよ。」
「はい。」

「シンガポールと言えば、シンガポール共和国、通称シンガポールは、東南アジアのマレーシアに隣接するシンガポール島と周辺の島嶼を領土とする共和制国家である。シンガポール市を中心とし、後背地を持たない都市国家かつ、イギリス連邦加盟国である。」

「ジャカルタと言えば、ジャカルタ(インドネシア語:Jakarta)は、インドネシアの首都であり同国最大の都市である。古称はジャガタラ (Jacatra)。ひとつの市単独でジャカルタ首都特別州 (Propinsi Daerah Khusus Ibukota Jakarta) を構成する特別市である。人口は950万人を超えており、2011年の近郊を含む都市圏人口は2,224万人であり、世界第4位。世界屈指のメガシティであり、東南アジア有数の世界都市でもある。東南アジア諸国連合 (ASEAN) の事務局を抱える。」

「スマトラ島西側の大都市「パダン」を利用されると、便利だと思いますよ。」
「はい。」

「スマトラ島西側の大都市「パダン」と言えば、パダン (インドネシア語: Kota Padang) は、インドネシア、西スマトラ州の州都であり最大の都市である。16世紀から交易の中心地だった。16世紀から17世紀の間にインド、ポルトガル、イギリス、オランダの間でコショウの栽培と貿易が行なわれた。1663年にオランダ人により占領され、1680年に交易所が建てられた。」

「スマトラ島は、とてつもなく巨大な島ですよ。」
「そうなんだ。」

「しかし、その島には鉄道は走っていませんよ。」
「そうなんですか。」

「したがって、空港からの移動は、バスかタクシーなどをチャーターする事になりますよ。」
「はい。」

「車での移動は大変ですが、ゆっくりと時間をかけて移動することによって、街や大自然そしてスマトラの人々と触れあいながら旅をしていくことが出来ますよ。」
「はい。」

「スマトラ島に限らず、インドネシア全土において有名なのが、パダンの地名をとってつけられた「パダン料理」ですよ。」
「そうなんだ。」

「「パダン料理」と言えば、パダン料理はインドネシア西スマトラ州各地の料理の総称である。ナシパダンとも言う。マレーシアとシンガポールではナシパダンとして知られている。西スマトラ州のカパウ地方のパダン料理はナシカパウ(インドネシア語: nasi Kapau)と呼ぶ。なお、パダンは西スマトラ州最大の都市の名、ナシは飯を意味する。」

「レストランに入り座っていると、何も注文していないのに、ご飯と様々な料理が盛りつけられたお皿が出てきますよ。」
「そうなんですか。」

「その中から食べたいものを選び、食べた分だけ支払うのがパダン料理ですよ。」
「そうなんだ。」

「パダン料理は、魚や鶏肉がふんだんに使われたバラエティーに富んだ料理ですよ。」
「はい。」

「インドネシア語が理解できなくても、メニューを見て、見た目で好きなものを選べますよ。」
「はい。」

「便利で美味しくて良いですよ。」
「そうなんだ。」

「是非、スマトラの熱帯雨林遺産を訪問された際には、パダン料理も楽しんでください。」
「わかりました。」

「このスマトラの熱帯雨林遺産に残された熱帯雨林は、多様かつ固有の自然を今も残していますよ。」
「はい。」

「多くの絶滅危惧種の生息場として彼らを守っていますよ。」
「はい。」

「世界遺産として登録されたスマトラの熱帯雨林遺産は、主にルセル山国立公園、ケリンチ・セブラト国立公園、バリサン・セラタンの丘国立公園の3つの国立公園からなりますよ。」
「いろいろありますね。」

「バリサン・セラタンの丘国立公園と言えば、スマトラの熱帯雨林遺産は、スマトラ島のルセル山国立公園、ケリンシ・セブラト国立公園、バリサン・セラタンの丘国立公園という3つの国立公園を含む、259万ヘクタール以上の広大な熱帯雨林です。」

「ルセル山国立公園と言えば、スマトラの熱帯雨林は、多くの絶滅危惧種を含む、多様な生物が生息し、1万種の植物や800近い動物が生活しています。熱帯雨林(スマトラ島)の自然保護のために、2011年「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録されました。その中に、ルセル山国立公園、ケリンシ・セブラト国立公園、バリサン・セラタンの丘国立公園が存在します。」

「面積が約250万ヘクタールと、想像をはるかに超える壮大さにびっくりされるでしょう。」
「広いですね。」

「その中で、スマトラ島の最高峰の活火山のケリンチ山は、富士山とほぼ同じ標高で、スマトラの熱帯雨林遺産のシンボル的な山ですよ。」
「そうなんですか。」

「スマトラ島の最高峰の活火山のケリンチ山と言えば、クリンチ山(インドネシア語:Gunung Kerinci , 英語: Mount Kerinci)は、インドネシア・スマトラ島にある標高3805mの活火山である。ケリンチ山ともいう。西スマトラ州の州都パダンの南東約130km、ジャンビ州との境にそびえる。」

「富士山に負けず劣らず雄大な山で、とても素晴らしい眺めを楽しめますよ。」
「はい。」

「世界遺産として登録されたスマトラの熱帯雨林遺産には、多種多様な動植物が生息していますよ。」
「はい。」

「多くの固有種と絶滅危惧種がいるので、これらの動植物の保護や保全はインドネシアだけではなく、我々全人類に課せられた使命でもあると言っても過言ではないでしょう。」
「そうなんだ。」

「生物多様性の保全や保護なくしては、我々の営みも全うできない上に、そこから学ぶべき事も多いからですよ。」
「はい。」

「スマトラの熱帯雨林遺産に行かれたら、きっとそういう気分になるはずですよ。」
「そうなんだ。」

「スマトラの熱帯雨林遺産には、1万種とも言われる植物が生育していますよ。」
「多いですね。」

「その他、スマトラトラ、カンムリシロムク、スマトラゾウ、オランウータンなど200種以上の哺乳類と600種の鳥類が生息していますよ。」
「そんなにいるんですか?」

「オランウータン(インドネシア語で「森の人」という意味)と言えば、オランウータン(英語: Orangutan)は、哺乳網サル目(霊長目)ヒト科オランウータン属(Pongo)に分類される構成種の総称である。世界最大の樹上動物で、一生のほとんどを木の上で生活し、群れを作らず単独行動をする。アジアの熱帯のみに生息する。約1,300万年前に、ヒト亜科とオランウータン亜科が分岐した。」

「スマトラゾウと言えば、スマトラゾウはアジアゾウ亜種である。体長がオスで300cm~300cm、メスで220cm~250cm、体重がオスで4,000kg、メスで3,000kg。スリランカに棲息しています。」

「カンムリシロムクと言えば、カンムリシロムク(Leucopsar rothschildi)は、鳥網スズメ目ムクドリ科カンムリシロムク属に分類される鳥類。本種のみでカンムリシロムク属を構成する。」

「スマトラトラと言えば、スマトラトラ(英名:Sumatran Tiger)は、トラの中で最小の亜種である。また現存する亜種の中で最も南に生息し、唯一島に生息しているトラでもある。生息域は、インドネシア国スマトラ島の熱帯モンスーン林である。」

「このことは、このスマトラの熱帯雨林遺産そのものが未だに進化をし続け、多種多様な生物を育んでいる証に他なりませんね。」
「はい。」

「そのような環境が整った場所は、世界を見渡しても類を見ないでしょう。」
「そうなんだ。」

「大自然に触れあうことが大好きな方や、生物多様性を目の当たりにされたい方は、このインドネシアにある世界遺産のスマトラの熱帯雨林遺産に一度訪問されることをおススメします。」
「わかりました。」

「雄大な自然と力強い自然そして生物の宝庫を目の当たりにして、これまで味わったことのない風景や光景にきっと驚愕されることでしょう。」
「はい。」

「スマトラの熱帯雨林遺産は、2004年に世界遺産に登録されましたよ。」
「そうなんだ。」

「しかし、残念なことに、近年のスマトラの熱帯雨林遺産を取り巻く環境は、大変厳しい状況となっていますよ。」
「そうなんですか。」

「広大な敷地面積を誇るスマトラの熱帯雨林遺産が故に、管理の目が行き届きませんよ。」
「そうでしょうね。」

「違法伐採、違法建築や道路建設などで、世界遺産に登録された後も自然環境が破壊され続けられていますよ。」
「それは残念ですね。」

「特に、スマトラの熱帯雨林の破壊を加速しているのが、お茶、油ヤシやコーヒーなどのプランテーションですよ。」
「はい。」

「プランテーションと言えば、プランテーション (plantation) とは、大規模工場生産の方式を取り入れて、熱帯、亜熱帯地域の広大な農地に大量の資本を投入し、先住民や黒人奴隷などの安価な労働力を使って単一作物を大量に栽培する(モノカルチャー)大規模農園のことである。経営主体は、国営、企業、民間など様々である。経営する側をプランターと呼ぶ場合もある。」

「油ヤシと言えば、アブラヤシ(oil palm, Elaeis)は、ヤシ科アブラヤシ属に分類される植物の総称である。アンゴラやガンビア周辺の西アフリカを原産とするギニアアブラヤシ(Elaeis guineensis)と、中南米の熱帯域原産のアメリカアブラヤシ(Elaeis oleifera)の2種が知られる。」

「地元の人達にとって、プランテーションは貴重な外貨を稼ぐために重要な生活手段ですね。」
「はい。」

「しかし、このスマトラの熱帯雨林遺産の国立公園の中に家や畑が無秩序に作られてしまうことも、大きな問題となっていますよ。」
「そうなんだ。」

「インドネシア政府やNGOなども、保護活動に乗り出していますよ。」
「はい。」

「スマトラの熱帯雨林遺産に足を運ばれた際には、このような実態を理解し援助をされても良いと思いますよ。」
「はい。」

「違法伐採によって、このスマトラの熱帯雨林遺産が破壊されると、我々にも馴染みの深いオランウータンにも深刻な影響がありますよ。」
「そうなんだ。」

「オランウータンは、インドネシア語で「森の人」という意味ですよ。」
「はい。」

「オランウータンは、絶滅危惧種に指定されていますよ。」
「はい。」

「このスマトラの熱帯雨林遺産にも生息しておりますよ。」
「そうなんだ。」

「スマトラの熱帯雨林があってこそ、生き延びることが出来ますよ。」
「そうなんですか。」

「なぜかというと、オランウータンは一生を通してほとんどを木の上で過ごすため、森林がないと生きていけませんよ。」
「そうなんだ。」

「世界遺産にも登録されているケリンチ・セブラト国立公園は、スマトラの熱帯雨林遺産の中で最も広い国立公園の1つですよ。」
「はい。」

「ケリンチ・セブラト国立公園と言えば、インドネシアのスマトラ島の山間部で、絶滅したとみられていたシカが80年ぶりに生息が確認された。今回発見されたシカは、大型犬ほどの大きさで、ケリンチ・セブラト国立公園の山間部標高1951メートルに仕掛けられたハンターのわなにかかっているところを救出された。」

「3000メートル超級のケリンチ山とそのふもとの高低差が大きいため、様々な動植物が生息していて見ものですよ。」
「はい。」

「ここには、スマトラトラやスマトラサイなどの絶滅危惧種、植物では世界最大の花を咲かせることで有名なラフレシアから高山植物のエーデルワイスまで見ることが出来ますよ。」
「そうなんですか。」

「高山植物のエーデルワイスと言えば、エーデルワイス(Edelweiss)は、スイスアルプスの妖精と呼ばれるキク目キク科ウスユキソウ属の高山植物です。」

「世界最大の花を咲かせることで有名なラフレシアと言えば、ラフレシア(Rafflesia)は東南アジア島嶼部とマレー半島に分布するラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物で、十数種を含む。多肉質の大形の花をつけるものが多く、中でもラフレシア・アーノルディ(日本語で「ラフレシア」と呼ぶ場合、たいていこの種を指す)の花は直径90cm程にも達し、「世界最大の花」としてよく知られている。この花の花粉を運んでいるのは死肉や獣糞で繁殖するクロバエ科のオビキンバエ属などのハエであり、死肉に似た色彩や質感のみならず、汲み取り便所の臭いに喩えられる腐臭を発し、送粉者を誘引する。」

「スマトラサイと言えば、スマトラサイ(蘇門答刺犀、Dicerorhinus sumatrensis)は、動物界脊椎動物門哺乳網ウマ目(奇蹄目)サイ科スマトラサイ属に分類されるサイである。本種のみでスマトラサイ属を構成する。」

「世界遺産にも登録されたインドネシアのスマトラの熱帯雨林遺産の大自然を一目見れば、きっと地球のすばらしさに魅了され、力強さにきっと感動されるでしょう。」
「そうなんだ。」

「生物多様性の素晴らしさを、見聞することも出来ると思いますよ。」
「はい。」

「是非一度、足を運ばれることをおススメします。」
「わかりました。」





インドネシアの世界遺産~ボロブドゥール寺院遺跡群~

「世界最大級にして神秘の仏教寺院についてですが、インドネシア・ジャワ島にある「世界遺産」ボルブドゥル寺院遺跡は、世界最大級の仏教寺院ですよ。」
「そうなんですか。」

「インドネシアと言えば、インドネシア共和国、通称インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家である。首都はジャワ島に位置するジャカルタ。5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国である。赤道にまたがる1万8,110もの大小の島により構成されるが、この島の数は人工衛星の画像から判別したものであり、正確な島の数はインドネシア政府すら把握していない。数年がかりで島の数を数え直したところ、2013年11月12日、島の数は従来より4000ほど減って1万3466だった事が明らかとなった。人口は2億3000万人を超える世界第4位の規模であるが、その大多数はイスラム教徒であり、世界最大のイスラム人口国としても知られる。」

「ジャワ島と言えば、ジャワ島(インドネシア語: Jawa, 英語: Java)は、インドネシアを構成する島の一つである。スマトラ島などとともに、大スンダ列島を形成する。形状は東西に細長い。スマトラ島の東、カリマンタン島の南、バリ島の西に位置する。ジャワ島には4つの州と2つの特別州がある。首都ジャカルタが存在する。人口は約1億2400万人で、インドネシア一のみならず、世界第一位の人口を有する島である。

「現在のインドネシア・ジャワ島では、イスラム教を信仰する人がほどんどですよ。」
「そうなんだ。」

「しかし、このボロブドゥル寺院遺跡群は、仏教ですよ。」
「はい。」

「そして、もう一つジャワ島内に存在する世界遺産プランバナン寺院遺跡はヒンドゥー教という点にも面白さを感じますね。」
「そうなんだ。」

「ヒンドゥー教と言えば、ヒンドゥー教、慣用表記でヒンズー教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。」

「このインドネシアの森林の中に忽然とそびえたつ世界遺産のボロブドゥル寺院遺跡群は、8世紀半ば頃に造られたとされていますよ。」
「はい。」

「その後、火山灰や密林で覆われており、19世紀に入ってからイギリス人によって偶然発見されましたよ。」
「そうなんだ。」

「当時、ボロブドゥル寺院遺跡群は、崩壊寸前だったと言われていますよ。」
「はい。」

「そのため、ボロブドゥル寺院遺跡群が何のために作られたのかなどは不明のままですよ。」
「そうなんですか。」

「天然の丘の上に岩を積み上げてピラミッド状に作られている寺院で、9段の階層からなりますよ。」
「はい。」

「寺院と言うと、日本では屋内空間がありますね。」
「はい。」

「しかし、インドネシアの寺院には屋内空間がありませんよ。」
「そうなんですか。」

「下部四段は方形で、層ごとに屋根のない回廊のような通路が造られていますよ。」
「はい。」

「ボロブドゥル寺院遺跡群をすべて歩くと約5キロにも達しますよ。」
「そんなにあるんですか?」

「その大きさが分かるのではないでしょうか。」
「はい。」

「上部5段は円形の壇となっており、四方からこの円形壇に上れる階段が備わっていますよ。」
「はい。」

「これらの階層は、仏教の「三界」という思想を表しているとされますよ。」
「そうなんだ。」

「仏教の「三界」という思想と言えば、仏教的な世界観に「三界」という考え方があります。「三界」は、心をもつものの存在する欲界・色界・無色界の三つの世界をいう。仏以外の全世界。三有(さんう)。」

「一番下は欲界と言い、食欲や性欲といった人間界の様々な欲を表していますよ。」
「はい。」

「上部に進むにしたがって色界(食欲と性欲を超越した、それ以外の欲のある人間と神が混在する世界)、無色界(すべての欲を超えた、神の領域)を表していきますよ。」
「そうなんだ。」

「つまり、寺院の上にいくほど、神の世界に近づいていくと言うものですね。」
「はい。」

「回廊にそって、仏教の教えにそったレリーフが施されていますよ。」
「はい。」

「レリーフと言えば、レリーフ (英語 relief、フランス語 relief ルリエフ) は、美術の技法で、浮き彫り、または浮き彫り細工である。芸術品のほか、肖像、地図、硬貨、家具や建築物の外装などに使われる。」

「その数は、2000面以上ありますよ。」
「多いですね。」

「寺院内には432体の仏像(ストゥーパの72体とは別)がありますよ。」
「そんなにあるんですか。」

「ストゥーパと言えば、ストゥーパは、釈迦の遺骨を納めた聖建造物である。パーリ語でトゥーパ、中国や日本では卒塔婆(そとば)、塔婆、塔、浮図(ふと)などといい、スリランカではダーガバとも呼ぶ。また礼拝対象一般を指すチャイティヤと同義とされることもある。英語パゴダpagodaは東洋の高塔状宗教建造物、特にビルマ式のストゥーパを指す。」

「第一回廊には、釈迦の生涯を描いたというレリーフもあり、見所の一つですね。」
「はい。」

「釈迦と言えば、釈迦(釋迦、しゃか、 シャーキャ)は、仏教の開祖である。本名(俗名)は、パーリ語形 ゴータマ・シッダッタ(Gotama Siddhattha)またはサンスクリット語形 ガウタマ・シッダールタ([Gautama Siddhartha])、漢訳では瞿曇 悉達多(クドン・シッダッタ)と伝えられる。」

「日本人に馴染みの深い仏教の寺院ですから、理解しやすいものがたくさんありますよ。」
「はい。」

「円形壇になった上層には、様々な仏像がおかれるストゥーパが広がり、最上段には釈迦の骨が納められていると言いますよ。」
「そうなんだ。」

「このボロブドゥール寺院と数キロの距離に、直線状に建つムンドゥッ寺院、パオン寺院がありますよ。」
「はい。」

「パオン寺院と言えば、パオン寺院は、インドネシアのジャワ島中部の都市ジョクジャカルタ郊外にある仏教寺院遺跡である。ボロブドゥール寺院遺跡群の一つで、ボロブドゥールとムンドゥット寺院を結ぶ直線の中間に位置している小さな寺院跡である。正式名称は「Candi Pawon」。パオン(パウォン)寺院、ボロブドゥール、ムンドゥット寺院は、巨大な仏教複合構造物を形成していたのではないかと推測されている。」

「ムンドゥッ寺院と言えば、ムンドゥッ寺院は、インドネシア、ジャワ島中部のボロブドゥール仏教遺跡の東約3キロメートルにある寺院である。9世紀初期、シャイレーンドラ朝時代に建造。段台や堂の壁に浮彫が施され、堂内にはグプタ様式の優美な石仏三尊像が安置する。1991年に近郊のパオン寺院とともに「ボロブドゥール寺院遺跡群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。ムンドゥ寺院。ムンドゥット寺院。」

「元々、一つのまとまった遺跡であったと考えられますね。」
「そうなんだ。」

「そのため、「世界遺産」インドネシアボロブドゥル遺跡群として登録されていますよ。」
「はい。」

「インドネシアボロブドゥル遺跡群(として世界遺産に登録)と言えば、ボロブドゥール寺院遺跡群は、インドネシアにあるユネスコの世界遺産(文化遺産)の一つである。ボロブドゥール遺跡は、中部ジャワの中心都市ジョグジャカルタの北西約42kmに所在し、巨大なムラピ火山に囲まれた平原の中央に立地する。遺跡総面積はおよそ1.5万m2。高さはもともと42mあったが、現在は破損して33.5mになっている。シャイレーンドラ朝の時代、大乗仏教を奉じていたシャイレーンドラ王家によって、ダルマトゥンガ王治下の780年頃から建造が開始され、792年頃に一応の完成をみたと考えられるが、サマラトゥンガ王(位812年~832年)のときに増築されている。」

「近年では、この遺跡保護の観点から、ハイヒールなどの固い靴底のもので上ることは禁止されていますよ。」
「そうなんですか。」

「該当者は、出入り口でサンダルを借りることになりますよ。」
「そうなんだ。」

「神聖な場所であるとの観点から、キチンとした服装が求められ、ミニスカートなど露出が多い場合は、サロンやバティックを借りて登りますよ。」
「わかりました。」

「(キチンとした服装が求められるので)バティック(を借りる)と言えば、バティックとは、溶かしたロウで染めた布地で、インドネシア、マレーシアの特産品です。バティックは、シルク又は、コットンの上にロウを塗って色付けしています。インドネシアのバティックは、ユネスコの世界無形文化遺産に認定されているらしいです。」

「(キチンとした服装が求められるので)サロン(を借りる)と言えば、参拝するときは露出した服はさけ、サロンを借りよう。観光で特に気を付けたいのは、ブサキ寺院を訪問する時です。通常寺院ではサロン(腰巻)を身に着けるよう要求しているところが多く、普通の寺院はサロンを無料で貸してくれる。しかし、このブサキ寺院では貸出しはなく、みやげ物屋で買う羽目になる。事前に他で買えば180円ぐらいで手に入る。」





インドネシアの世界遺産~プランバナン寺院群~

「創造・維持・破壊を繰り返すことについてですが、インドネシア・ジャワ島にある二つの「世界遺産」のうちの一つ、プランバナン寺院群は、インドネシアに数あるヒンドゥー教寺院の中でも最大級の規模を誇りますよ。」
「そうなんですか。」

「インドネシアと言えば、インドネシア共和国、通称インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家である。首都はジャワ島に位置するジャカルタ。5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国である。赤道にまたがる1万8,110もの大小の島により構成されるが、この島の数は人工衛星の画像から判別したものであり、正確な島の数はインドネシア政府すら把握していない。数年がかりで島の数を数え直したところ、2013年11月12日、島の数は従来より4000ほど減って1万3466だった事が明らかとなった。人口は2億3000万人を超える世界第4位の規模であるが、その大多数はイスラム教徒であり、世界最大のイスラム人口国としても知られる。」

「ジャワ島と言えば、ジャワ島(インドネシア語: Jawa, 英語: Java)は、インドネシアを構成する島の一つである。スマトラ島などとともに、大スンダ列島を形成する。形状は東西に細長い。スマトラ島の東、カリマンタン島の南、バリ島の西に位置する。ジャワ島には4つの州と2つの特別州がある。首都ジャカルタが存在する。人口は約1億2400万人で、インドネシア一のみならず、世界第一位の人口を有する島である。」

「ヒンドゥー教と言えば、ヒンドゥー教、慣用表記でヒンズー教は、インドやネパールで多数派を占める民族宗教である。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で8.3億人、その他の国の信者を合わせると約9億人とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教である。」

「インドネシア最大のヒンドゥー教の寺院を包括している「プランバナン寺院群(古マタラム王国)」と言えば、プランバナン寺院群(Candi Prambanan)はインドネシアにあるユネスコの世界遺産(文化遺産)の一つである。寺院群のうち中心的存在であるプラバナン寺院は古マタラム王国のバリトゥン王(在位898年~910年)による建立と言われる。古マタラムの王宮もこのあたりにあったと考えられているが、伝染病が流行り10世紀ごろ遷都した。のちの1549年の地震で遺跡のほとんどが崩壊した。プランバナン寺院群はヒンドゥー教の遺跡としてはインドネシア最大級で、仏教遺跡のボロブドゥール寺院遺跡群と共にジャワの建築の最高傑作の一つとされる。」

「天空に向かってそびえたつような強大な塔が立ち並び、周囲の草原とは全く異質な存在感が独特の雰囲気を作り出していますよ。」
「そうなんだ。」

「造られたのは、9~10世紀初頭と言われていますよ。」
「はい。」

「直線にして35キロ程度しか離れていないボロブドゥル寺院(仏教)は、8~9世紀に造られていますよ。」
「はい。」

「当時この二つを作ったのは、別の王朝ですよ。」
「そうなんですか。」

「しかも、プランバナン寺院遺跡群を作った王朝は、ボロブドゥルを造った王朝の支配下にありましたよ。」
「そうなんだ。」

「互いに違う宗教を持つことに寛容だったと推測されますね。」
「はい。」

「それもまた興味をそそりますね。」
「はい。」

「完成後は、わずか半世紀ほどで、何らかの原因(火山の噴火とも、疫病の流行とも言われています)により都がジャワ島東部に移されて、その後は廃墟となり見捨てられてしまいますよ。」
「そうなんだ。」

「さらに、16世紀に入ってからの大地震で瓦礫の山となりましたよ。」
「はい。」

「20世紀に修復がはかられたものの、その後の地震と最近では2010年のムラビ山の大噴火によりまた被害を受けていますよ。」
「はい。」

「ムラビ山と言えば、ムラピ山(インドネシア語: Gunung Merapi)は、インドネシア・ジャワ島中央部の火山である。インドネシアでも最も活動的な火山で、ほぼ1年中噴煙を上げ、1548年以来68回噴火をしている。名称は「火の山」の意味。メラピ山とも書かれる。スマトラ島中部にも同名の火山がある。地質学的調査から、爆発は40万年前から始まり、1万年前から活発になったとされる。」

「プランバナン寺院遺跡群として「世界遺産」に登録されているのは、プランバナン寺院(ロロ・ジョングラン寺院)を始め、セウ寺院、ルンブン寺院、ブーブラッ寺院の4寺院ですよ。」
「そうなんだ。」

「ブーブラッ寺院と言えば、ブブラー寺院はルンブン寺院の真北に位置する仏教遺跡である。プランバナン観光公園内にあるが、いまだその建造物は発見当時のままといっても過言ではなく、復元されない未復元の石が寺院西側に放置されたままになっている。他の多くの寺院の場合と同じく、発見された彫像のいくつかは、オランダ植民地時代にその所有権がうやむやなまま運び出されてしまっており、現在では個人のコレクションになってしまったものもある。」

「ルンブン寺院と言えば、ルンブン寺院はプランバナン観光公園内、ロロ・ジョングラン寺院の北隣に位置する仏教遺跡であり、シャイレンドラ王朝のインドラ王時代に出されたクルラックの碑文 ( ルンブン寺院の真西で発見された ) によると、782 年頃にマンジュシュリ像をまつるために建てられたと推定される。1 棟の主堂と16 基のペルワラから成り、東向きの主堂を取り囲むようにペルワラが配置されており、周囲に壁はない。すでにいくつかのペルワラは修復済みであり、現在も修復作業が続けられている。」

「セウ寺院と言えば、セウ寺院は、インドネシアのジャワ島中部、ジョクジャカルタのプランバナン寺院史跡公園(世界遺産)北端にある仏教寺院遺跡である。同遺跡公園内にある寺院の遺構は、ボロブドゥール寺院遺跡群とともにジャワ建築の最高傑作とされている。セウ寺院もその一つで、現地では「チャンディセウ」(Candi Sewu)と呼ばれている。「セウ」は数字の「千」(無数)を表す。セウ寺院は、9世紀ごろに建立された「ペルワラ」と呼ばれる多数の小寺院の集合体で、現在のところ249のペルワラの遺構が確認されている。」

「ロロ・ジョングラン寺院と言えば、ロロ・ジョングラン寺院は古マタラム王国(ヒンドゥー教国)時代、9世紀に建造されています。6つの寺院=聖堂(小さなものも含めると、8つの聖堂)から成り立っています。すなわち、三大神を祀るブラフマー寺院、シヴァ寺院、ヴィシュヌ寺院とそれぞれの神様の乗り物であるハムサ寺院、ナンディン寺院、ガルーダ寺院です。神様とその乗り物の寺院が東西に一対で建っています。3組の一対の寺院は入り口も向かい合っています。」

「この一帯は、約5キロ四方に渡って200を超える寺院が点在していたと言われていますよ。」
「多いですね。」

「周囲は、まだ瓦礫の山となっていますよ。」
「はい。」

「それぞれの寺院の中に、ヒンドゥー教の神であるシヴァ神を中心としてプラフマ神、ヴィシュヌ神が祀られる堂がありますよ。」
「はい。」

「ヴィシュヌ神と言えば、ヴィシュヌ(英: Vishnu, Visnu)は、ヒンドゥー教の神である。仏教名は「毘紐天」、「韋紐天」、あるいは「那羅延天」。音写語としては「微瑟紐」、「毘瑟怒」などもある。三神一体論では、3つの最高神の1つで世界を維持する役目があるとされる。一般には、4本の腕を持ち、右にはチャクラム(円盤、あるいは輪状の投擲武器)と棍棒を、左にはパンチャジャナ(法螺貝)と蓮華を持つ男性の姿で表される。そのためチャトゥルブジャ(4つの武器を持つ者)という称号も持っている。」

「プラフマ神と言えば、ブラフマー(Brahma)は、インド神話、ヒンドゥー教の神である。仏教名「梵天」。三神一体論(トリムルティ)では、三最高神の一人で、世界の創造と次の破壊の後の再創造を担当している。ヒンドゥー教の教典にのっとって苦行を行ったものにはブラフマーが恩恵を与える。4つのヴェーダを象徴する4つの顔と4本の腕を持ち、水鳥ハンサに乗った赤い肌の男性(多くの場合老人)の姿で表される。手にはそれぞれ「数珠」、「聖典ヴェーダ」、「小壷」、「笏(しゃく)」を持つ。 配偶神は知恵と学問の女神サラスヴァティー(弁才天)である。」

「ヒンドゥー教の神であるシヴァ神と言えば、シヴァ(Siva)は、ヒンドゥー教の3最高神の一柱である。創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌに対してシヴァ神は破壊を司る。シヴァ神を信仰する派をシヴァ教という。日本では慣用的にシバともいう。ヴェーダ神話に登場する暴風雨神ルドラを前身とし、『リグ・ヴェーダ』では、「シヴァ」はルドラの別名として現われている。ヒンドゥー教の三神一体(トリムールティ)論では、3つの重要な神の1人として扱われ、世界の寿命が尽きた時、世界を破壊して次の世界創造に備える役目をしている。」

「さらに、その東側にはそれぞれの神が乗り物に納められた堂が建ちますよ。」
「そうなんだ。」

「主にインドネシアに観光客が訪れるのは、プランバナン寺院ですよ。」
「はい。」

「ここも倒壊の恐れがあるとして、修復のすんでいない堂は立ち入りが禁止されていますよ。」
「そうなんですか。」

「ヒンドゥー教の神、シヴァ神は「破壊」を司り、プラフマ神は「創造」、ヴィシュヌ神は「維持」を司っており、ヒンドゥー教の根幹となる考えを表していますよ。」
「はい。」

「それをこのプランバナン寺院遺跡群は、自らで表現しているかのごとく、創造→維持→破壊を繰り返していますよ。」
「はい。」

「各堂の中には、神々の像が飾られていますよ。」
「そうなんだ。」

「その周囲は、レリーフによって装飾されていますよ。」
「はい。」

「レリーフと言えば、レリーフ (英語 relief、フランス語 relief ルリエフ) は、美術の技法で、浮き彫り、または浮き彫り細工である。芸術品のほか、肖像、地図、硬貨、家具や建築物の外装などに使われる。」

「特に、世界遺産のプランバナン寺院のシヴァ堂にあるラーマヤーナという叙情詩を描いたレリーフは有名ですよ。」
「そうなんですか。」

「プランバナン寺院のシヴァ堂と言えば、活火山ムラヒ山の南麓に、天空にそびえ立つようにして存在するプランバナン寺院群は、インドネシアに数あるヒンドゥー教寺院のなかでも最大規模を誇り、世界遺産にも認定されている。建立は8~10世紀に栄えたマタラム王朝の時期といわれ、929年に王都が移ると、その後は何世紀にもわたって放置されて1733年に発見されるまでは廃墟となっていた。遺跡の中央にはヒンドゥー教の神であるシヴァを祭った【シヴァ堂】があり、細みで華麗な建物です。」

「プランバナン寺院のシヴァ堂にある「ラーマヤーナ」という叙情詩(を描いたレリーフ)と言えば、『ラーマーヤナ』(Ramayana)は、『マハーバーラタ』と並ぶ古代インドの大長編叙事詩である。全7巻。その名称は「ラーマ王行状記」の意味。数多くの絵画、彫刻、建築、演劇、映画、ドラマ、音楽、舞踏などを題材とし、現代において、これらの分野等で、ラーマーヤナは、インドのみならず古くからインド文化を取り入れてきた東南アジア一円に深く浸透し影響力を持っている。」

「悪魔によって連れ去られた妻シータを救い出すラーマ王子の活躍を、臨場感豊かに表現していますよ。」
「はい。」

「悪魔によって連れ去られた(ラーマ王子の)妻シータと言えば、 ヒンドゥ教の神様ラーマ王子は、妻・弟と共にジャングルに追放。妻のシータは魔王 ラーバナに誘拐される。ラーマ王子はラーバナと戦い、妻シータを取り戻し14年ぶりに アヨッデヤに帰国。」

「悪魔によって連れ去られた妻シータを救い出すラーマ王子と言えば、『ラーマーヤナ』は、『マハーバーラタ』と並ぶ古代インドの大長編叙事詩である。サンスクリットで書かれたこの叙事詩は48,000行に及び、ヒンドゥー教の神話と、古代英雄であるコーサラ国のラーマ王子に関する伝説をまとめたもの。活躍する人物は全てクシャトリヤであり当時のクシャトリヤ勢力の台頭を反映している。」

「今もなお復旧が続くインドネシアの「世界遺産」プランバナン寺院は、訪れるたびに新たな側面を魅せてくれることでしょう。」
「わかりました。」





インドネシアの世界遺産~サンギラン初期人類遺跡~

「人類のルーツを知り祖先に会うような体験についてですが、サンギラン初期人類遺跡は、インドネシアにあるユネスコの世界遺産の一つですよ。」
「そうなんですか。」

「インドネシアと言えば、インドネシア共和国、通称インドネシアは、東南アジア南部に位置する共和制国家である。首都はジャワ島に位置するジャカルタ。5,110kmと東西に非常に長く、また世界最多の島嶼を抱える国である。赤道にまたがる1万8,110もの大小の島により構成されるが、この島の数は人工衛星の画像から判別したものであり、正確な島の数はインドネシア政府すら把握していない。数年がかりで島の数を数え直したところ、2013年11月12日、島の数は従来より4000ほど減って1万3466だった事が明らかとなった。人口は2億3000万人を超える世界第4位の規模であるが、その大多数はイスラム教徒であり、世界最大のイスラム人口国としても知られる。」

「「サンギラン初期人類遺跡」と言えば、サンギラン初期人類遺跡はインドネシアにあるユネスコの世界遺産(文化遺産)の一つである。ホモ・エレクトス・エレクトス(ジャワ原人)の骨や跡などが発掘されており、考古学的に非常に重要な場所である。サンギランは、ジャワ島の東側中央辺りにある町ソロの近くにある。1936年の発掘調査で、ジャワ原人の頭蓋骨、歯、大腿骨の化石が発見された。」

「インドネシアの首都ジャカルタから飛行機で約1時間くらいの所に、ソロという都市がありますよ。」
「はい。」

「インドネシアの首都ジャカルタから飛行機で約1時間くらいの所の「ソロ」という都市と言えば、中部ジャワ州のソロという都市は、インドネシアの中では古都として有名です。ソロは、正式にはスラカルタという古い都市で、近くにはジョグジャカルタという観光地もある。」

「ジャカルタと言えば、ジャカルタ(インドネシア語:Jakarta)は、インドネシアの首都であり同国最大の都市である。古称はジャガタラ (Jacatra)。ひとつの市単独でジャカルタ首都特別州 (Propinsi Daerah Khusus Ibukota Jakarta) を構成する特別市である。人口は950万人を超えており、2011年の近郊を含む都市圏人口は2,224万人であり、世界第4位。世界屈指のメガシティであり、東南アジア有数の世界都市でもある。東南アジア諸国連合 (ASEAN) の事務局を抱える。」

「ソロはジャワ島の中東部にあり、その近郊に世界遺産に登録されたサンギラン初期人類遺跡がありますよ。」
「はい。」

「ジャワ島と言えば、ジャワ島(インドネシア語: Jawa, 英語: Java)は、インドネシアを構成する島の一つである。スマトラ島などとともに、大スンダ列島を形成する。形状は東西に細長い。スマトラ島の東、カリマンタン島の南、バリ島の西に位置する。ジャワ島には4つの州と2つの特別州がある。首都ジャカルタが存在する。人口は約1億2400万人で、インドネシア一のみならず、世界第一位の人口を有する島である。」

「同様に、世界遺産に登録されたボロブドール遺跡で有名なインドネシアのジョグジャカルタからは、車で約2時間ほどですよ。」
「そうなんだ。」

「ボロブドール遺跡と言えば、ボロブドゥール遺跡(Borobudur)は、インドネシアのジャワ島中部のケドゥ盆地に所在する大規模な仏教遺跡で世界的な石造遺跡である。世界最大級の仏教寺院であり、「ボロブドゥール寺院遺跡群」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されている。インドから東南アジアに伝播した仏教は一般に部派仏教(上座部仏教)と呼ばれる仏教であったが、ボロブドゥールは大乗仏教の遺跡である。2010年ムラピ山の灰で被害を受けた。」

「世界遺産に登録されたボロブドール遺跡で有名なインドネシアのジョグジャカルタと言えば、ジョグジャカルタ(インドネシア語: Kota Yogyakarta、Jogja、 Yogya、 Jogjakarta)は、インドネシアのジョグジャカルタ特別州の州都である。ジョグジャカルタ市は、伝統的なジャワ美術の中心地で、バティック、ラーマヤナバレエ、ドラマ、音楽、詩、ワヤン・クリ(人形の影絵芝居)などの文化があることで有名。インドネシア独立戦争の時、1945年から1949年までの間にインドネシアの臨時首都だった。ジョグジャ・カルタは「平和の町」という意味で、ジョグジャは『ラーマーヤナ』物語のラーマ王子の国、アヨーディヤーにあやかって付けたといわれる。」

「ジョグジャカルタ観光と共に、サンギラン初期人類遺跡に訪れることも出来ますよ。」
「はい。」

「サンギラン初期人類遺跡の発掘調査で、ジャワ原人の頭蓋骨、歯や大腿骨などの化石やマンモスの化石が、多数発見されていますよ。」
「はい。」

「ジャワ原人と言えば、ジャワ原人とは、ウジェーヌ・デュボワが1891年にオランダ領であったインドネシア・ジャワ島トリニールで発見した化石人類に対する通称である。年代は 170~180万年前ごろ。オーストラリア先住民などに進化したとする研究者もいたが、現生人類の直接の祖先はアフリカのホモ・エレクトス(ホモ・エルガステル)であって、アジアにいた北京原人やジャワ原人は直接の祖先ではないとする意見が支配的である。」

「その他、150万年前の住居跡などさまざまな遺跡が見つかっていますよ。」
「そうなんですか。」

「猿人から人への進化の道筋を知る上で大変重要な場所となっているのが、世界遺産に登録されたインドネシアのジャワ島にあるサンギラン初期人類遺跡ですよ。」
「はい。」

「これまで、サンギラン初期人類遺跡で発見された初期人類の化石の数は、世界で発掘された化石の半数にも上りますよ。」
「多いですね。」

「このサンギラン初期人類遺跡だけで、これだけの数の化石が発見されたということは、いかにインドネシアのこの地が考古学的にも重要であるかが分かりますよ。」
「はい。」

「これらの化石は、サンギラン博物館で展示・保存されていますよ。」
「はい。」

「サンギラン博物館と言えば、サンギランは、ジャワ原人の化石人骨の発見場所です。その地に博物館が建っています。サンギラン遺跡で発見された化石の一部が「サンギラン博物館」に展示されている。」

「実際に、私たちの祖先を見ることが出来ますよ。」
「そうなんだ。」

「サンギラン初期人類遺跡の博物館に入ると、世界遺産へと登録された道筋も記されていますよ。」
「はい。」

「まず、サンギラン初期人類遺跡は、1936年にオランダ人の学者によってジャワ原人の頭蓋骨、歯、大腿骨の化石が見つかった場所ですよ。」
「そうなんだ。」

「1971年には顔面の大部分が残った頭骨が発見され、ジャワ原人の特徴解明に大きな成果をあげましたよ。」
「はい。」

「これらの発見により、インドネシアのサンギラン初期人類遺跡は、一躍世界的に有名となり、世界遺産に登録される運びとなりましたよ。」
「はい。」

「さらに、サンギラン初期人類遺跡は、150万年前頃から1万年前頃にかけて長期間の人間の形跡があると言われていて、非常に貴重な場所ですよ。」
「そうなんだ。」

「それらの功績は、サンギラン博物館で見ることが出来ますよ。」
「はい。」

「あなたが実際にサンギラン初期人類遺跡の発掘現場を見学したいのであれば、そこにも行くことが出来ますよ。」
「はい。」

「インドネシアでは、街中を流しのバイクタクシーが走っている光景をよく見かけますね。」
「そうですね。」

「現地では、オジェックと呼ばれ、慢性的な交通渋滞に悩まされているインドネシアのジャカルタでは、特に大活躍していますよ。」
「そうなんだ。」

「オジェックと呼ばれる流しのバイクタクシーと言えば、オジェックは、解りやすく言えばバイクタクシーのことで、走行ルートから外れた田舎の村や町なかでのちょっとした近距離移動に便利な乗り物である。クタの少し路地に入ったあたりやデンパサールなどでも「OJEK」と手書きされた看板をよく見かける。料金は交渉制で、スピードが速く、運転も荒いので、観光客にはあまりおすすめできない。」

「このオジェックで、サンギラン初期人類遺跡の発掘現場を見学できますよ。」
「はい。」

「興味のある方は、是非オジェックに乗って見学に行かれてはいかがでしょうか。」
「わかりました。」

「サンギラン博物館の入り口周辺に、バイクが何台もたむろをしていて呼び込みをしているので、直ぐに分かりますよ。」
「はい。」

「オジェックの運転手は、実際のサンギラン初期人類遺跡の発掘現場の行き方だけではなく、発掘の背景などもよく知っていますよ。」
「はい。」

「言わば、ガイドもしてくれるでしょう。」
「そうなんだ。」

「発掘場所や重要な化石が見つかった場所には、それらを示す看板などが立てられているので直ぐに分かりますよ。」
「はい。」

「私たち人類のルーツを知り、祖先に会いに世界遺産に登録されたインドネシアのサンギラン初期人類遺跡やサンギラン博物館に足を運んでみてはいかがでしょう。」
「わかりました。」

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